voice121■ユキムラが出来るまでG
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[187]おなまえ:おーはし
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●10月4日(火曜日)● 〜明日、劇場入り〜
昼は仕事。 夜は、舞台美術道具積み込み部隊と、 裏方仕事で忙しい演出家は別行動。 …なので稽古場は、数名の役者のみでの自主練習。 俺はジシュレン組。
明日から劇場入りなのに、 このような稽古パターンは珍しい。 フツーだったら役者全員揃っての一日稽古で、 最終通しリハーサルをやるものだ。
…これもユメカタル流か。 …ま、劇場入りしても仕込み期間が、 あと三日あるというのも影響しているだろうけど。
今日の収穫はチカちゃん(ジャンヌ役)のシーン。 この場面は、彼女的にかなり悩んでいたみたい。 台詞は少ないが俺もこのシーンにからむ。
チカちゃんがひたすらしゃべる所なのだが、 受け手の俺も困っていた。 …その語りをどう解釈していいものか???
役柄と台詞の内容で彼女が、俺らその場にいる人物に、 率先的に掛けて言えないのは分かるが、 あまりにも場の高揚感がないな〜と思っていた。
彼女自身も解釈に迷っている。 見ていた平田さんが、ものすごく的確な事を言う。 それに連れて彼女も変わって行く…。 俺もどんどんやり易くなる…。
ふと思った。 演出不在でも何かがやれる。 今日やった事を見せて、 それで演出がダメを出したらやめればいい。 その時には演出から打開策が提示されるし、 それが無い場合でも、 また違った事を俺ら役者が生み出せばいい。 考えればいい。
一番いけない事は、 何もやろうとしない事。 (一般的日常でもそーじゃない?)
だから俺は昔っから思ってたんだよ! …エンゲキはジンセイのシュクズじゃねぇの?って。
2005年10月05日 (水) 01時19分
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