voice96■オーティスライブ!
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[162]おなまえ:おーはし
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大体の“能無し向上心人間”は、負けが込むと てめぇ! とか 燃えるぜ! とか やったろ! とか 勝つしかないじゃんよ! とか 言い出す。思い出す。 (俺もその一味ね)
取り敢えず今は運に乗っている、 勝ち込み人間もそういうところがある。 …能無しな人々の場合は。 さらに輪をかけて勝ちたいのね。
でも、そういう事って何だろ? …なんだかおもしろくない。
ちょっと粋じゃないような。 すいすいす〜だららった、 じゃないような。 …そう言えば植木さん、どうしているんだろ? 最近あんまり見ないけど。 お元気でいて欲しいなぁ〜。
話は変わり、 「これは古いやり方だから今に合っていないのよ!」 という能無しもいる。 (仕事場のおばちゃんが言ってた。笑)
そんな時、俺は思うのだ。 「あんたはそのやり方が嫌いなだけじゃないの?」と。
時代、世代、古さとかを自己保身に使う人って 意外と多い。
新しいのが機能的であり合理的であると 頭っから決め付け、古いものを否定し、 新しさを賛美すればそれでいいと思っている人。 新しさこそがすべてを解決するのだと、 新しさを振り回し、そこにあぐらをかく人。
でもそう言われるとなんだか納得してしまうのも人間だ。 新しいものに人は弱いのよ。
けどちょっと待て。 古い事はいけない事?
オーティス・レディングのライブアルバムの題名、 『ヨーロッパのオーティス』
…なんじゃそら? …まんまじゃん。 …ヨーロッパで演奏したからねぇ。
でもなるほど。 すばらしい。 題名とは無関係にうなづける。
歴史的ライブ名盤。 その触れ込みで聴いている俺。
すごいよ、この熱。 熱。 熱。
びっくりまーくを使えないほどの【熱】。
!←NG。
俺は野球好き。で、その野球のイチローも 沖縄のゴルフ娘も中国クラブ在籍のピンポン少女も、 ほとんどのスポーツマンは言っている。 たいがいの能有り向上心人間が言っている。
「楽しんでやります」
そのことに関する俺の解釈は 「努力すらも楽しい」
…確かにそうなんだろうけどさ。 もうひとつあるような気がして来る。
余裕。
オーティスライブを聴いたら…。 立ち上る熱。 アツイ。 そして、懐の奥深さ。遊び。 楽しい。
そこには努力以外の成功の何かがある。 「勝つしかないじゃんよ!」では切り崩せないもの。
『ヨーロッパのオーティス』発売1967年。 …たっぷり古い。学べ。
2005年05月10日 (火) 00時46分
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