歴史ある 固体ロケット 最終機
ロケットも 間近で見れば ただの筒
M-V-7という名の純国産固体ロケットを、HIT-SATの打上げ数日前に内之浦宇宙空間観測所(鹿児島県肝付町)まで行き見学する。全長30m・直径2.5mという大きさは固体ロケット(巨大なロケット花火の宇宙用版)としては世界最大で、糸川先生のペンシルロケットから続くものである。しかし、国の政策でこの固体ロケットの打上げは最後となるという。貴重な機会なので、組み立てタワーに登って近くで見るとただの鉄管のようである。側面に書かれたM-Vという文字で、確かにこれがロケットだと確信できる。(三橋龍一)
|