ミュンヘンの 縁(よすが)伝えて エンブレム
沈床の 花壇草花 風揺らし
百合が原公園には札幌の姉妹都市から寄贈された庭園がある。ドイツのミュンヘン市からは「ムンヒェナーガルテン」と呼ばれる庭園が「’86さっぽろ花と緑の博覧会」を機に寄贈されている。庭園の造園コンセプトは、周囲を針葉樹で囲み、掘り下げた平地に、様々な草花が風にそよいでいる牧草地をイメージする沈床式花壇である。手入れの行き届いた、見栄えのよい花々が咲く花壇を期待して行くと、肩透かしを食わされる庭園である。それを察知してか、有料の庭園に人影は少ない。
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