9月28日 シアタードラマシティにて。
まず最初に言わせてください。
なにしろ長い。
いや、カーテンコール込みで2時間20分くらいだったから
「sweet7」に比べたら短いんですけど。
長かったわー。
お尻痛かったわー。
シアタードラマシティの椅子は硬めなんですよ。
普段は平気なんですが、今回痛かった。
違うよ? 仁さんが死んだから興味が薄れて、飽きてたからとかじゃないよ?
ついでにもう1個。
「これで小川の死体処理については完璧!」みたいになってましたが
あれ、死亡解剖したら一発でバレません?
死因も死亡推定時間も違うし。
遺書と動機はあるけど、それだけで良いのか?
毒殺なんかしたら、顔色変わったり肌が変色したり、泡吹いたり、目が充血したり、
見た目の変化は無いのか―って、私は漫画の読みすぎですか?
サスペンスはあんまり読まないので、その辺の知識はちょっと!
でも小川の死因も「見た目の変化が全くなく、前兆も苦しみもない魔法の毒」だったら怒りますよ。
原作は舞台の続きもあるので、そこでどうなってるかは知りませんが。
続き:
悪夢のエレベーター 第4章 vol.1ストーリー始め方、好みです。暗転状態で携帯電話の着信音が鳴るってのがいい。
観劇体勢にカチッとシフトされました。
始めは密室からスタートして、息苦しくなってきたところで
「秘密の話」が始まるのも良かったです。
回想で舞台を広く使うから、一息つきました。
自分が密室に閉じ込められていたわけじゃないのに、ちょっとばかし神経が磨り減っていたんで。
なんとなく最初から最後までエレベーター内の話かなーと思っていたから、
小川が死んでからマンションを上へ下への大騒ぎになってビックリでした。
正直に言うと、エレベーター内に収束されることで集中していた意識が、
バーカウンターのセットが出てきたことで切り替わっちゃったんですよ。
「よし、ここからは外の話だな」と、勝手に。
そしたらまたエレベーターに戻ってきて、しかもエレベーター脱出までが長い。
その辺で波に乗り損ね、序盤で発揮したピリピリするほどの集中力が戻ってこなかったというか。
お尻が痛くなったの、この辺りです。
エレベーター脱出後は、終始「どうやったら終るんだ!?」と思ってました。
あー、そういう終わり方するのかー。
全部お前が悪いのかー。
ガッチリ終らせるよりも、想像の余地を残した感じにするってのは好きです。
まあ、小説には続きがありますが、それは野暮ってことで。
舞台の続きは読んでるんですが、ツッコミ入れながら読んでるので進みません。
日本の警察が、大怪我した丸腰の相手に問答無用で銃向けるか!とか。
致命傷与えるほど深く刺さった包丁、抜くだけで一苦労だぞ、とか
警察の幹部だからって、こんな自由利くか?とか。
このツッコミも野暮ですね。いかんいかん。
キャスト・吹越さん(三郎)
前半は吹越さんのギャグが光り輝いてました。
エレベーターから助けを求めるときの「火事だー」「逃げろー」から
「動物だけで!」の下りが最高でした。
「わに。わに」と言いながら、手を口に見立ててパクパクしてるところが特に。
もう仁さんのツッコミが追いつかない。
バーでヤクザの衣装に着替えた三郎が
マッキーに「やだ!まるでヤクザじゃない」と言われるシーンで、
三郎が「ヤクザじゃねぇよ!」と即答してしまうミスがありました。
おそらく、正しい台詞は肯定だったんじゃないかと。
「ヤクザだよ!」とか「ヤクザの役なんだよ!」とか。
うっかり「ヤクザじゃねぇよ!」と言った吹越さん、
「ヤクザの格好した、ヤクザの役なんだよ」とボソボソ弁解してらっしゃいました。
ミスじゃなかったらすいません。
・中村さん(マッキー)
中村さん、オカマうまっ
かすれ気味のハスキーな声が、素晴らしかったです。
オカマになるまでは、気持ち悪いロリコンオタクだったのに
オカマになってから輝いたよ!
パンフを読んだら、オカマバーに取材に行ったとか。
おおー、プロ魂〜
超能力者で心の中を読めるって設定は、「えー」だったんですが
それも仕込みだったと分かったときの気持ち良さ。
サスペンスに超能力者出てきちゃ駄目ですよね。
何でもアリになっちゃう。
オタク設定にしても、オタクにしちゃ具体的な話(あのマンガが好きだとか、アニメがどうとか)
が無いなーと思っていたら、無いのもそのはず演技だから。
なるほどー。上手い!
で、帰ってきてパンフとか見たら、中村さんカッコイイでやんの。
き、気づかなかったー!!
公式プロフィールの写真なんか、ちょっと好みですよ。
・高橋さん
紅一点。
実は「イヤだった」紅一点(カーテンコールレポ参照)
狂気の演技が大変だったのかなーと、ぼんやり考えてみたり。
素人がやると鼻で笑う出来になること請け合いですが、
狂気とか激昂とかの演技にちょっと憧れます。
演劇部時代に、号泣に手を焼いたことはあります。あれは酷かった。
高橋さんは実質2役ですが、
女子高生・探偵の助手・陽子・本性と、4役くらいやってた気がします。
助手には「うわ、キャラ変わった!女子高生が女性になった!」と驚き、
陽子には「出てくんのかよ陽子!」とツッコミつつ、階段の上り方に惹かれ、
本性の押し殺した声が絶叫に変わる演技にビビリました。
助手が好みです!
・仁さん
仁さん、ツッコミだったんだなーとつくづく思いました。
一見するとボケ、よくよく発言を聞いてもボケな仁さんですが、
本質的にはツッコミな気がします。(分けたくなるのは大阪人の性?)
「助けてー」とか「火事だー」とか叫ぶ下りの、
連続ツッコミが凄く好きでした。
吹越さんが関西弁を気にしてましたが、
むしろ仁さんがまったり関西弁になってくのに和みました。
管理人さんが関西弁。なんで上手いんだ、仁さん。
3人が秘密を告白し終わったあとの、「横綱級じゃないですか!」が何か好きです。
あんな秘密告白されても、こっちは持ち玉無いですよ。
小川と同じく、万引き・十五の夜に盗んだバイクで走り出すレベルの悪事ですよ。
あれは焦る。困る。
さらわれた幼女は何をされたんだろーなー
架空の話ですけど。
三郎とかぶるのはイマイチだから、郵便ポストですかね。
裸の写真撮られました♪
わけわかんないまま終了!
いつになく実のない話ですいませんでした。