【からっぽの湖】　演出・パンフレット編

・過去のシーンのこと

はじめに白い固まりが飛んできたとき、｢何事！？｣と思いました。
私は下手(舞台に向って左)側にいたので、余計に。
｢あー、コートかー。衣装変えすることで時間経過を表してるのね～｣
なんて安易なこと考えていたら、過去のシーンに。
まさか後ろの絵が開くとは。

後ろの絵があるところだけが明るくなって、手前の人物は逆光で。
という光景を見て、怪しい研究所みたいだーとか思いました。
絵のあった四角い穴がモニターで、そのモニターには研究結果が表示されていて、みたいなそういう。
非人道的な研究だから、地下の研究所で人知れずやってる、みたいなそういう。
ちょうど白いコートが研究員の白衣っぽいし。
何の見すぎですか、私は。

２回目以降、白い上着が飛んでくる度にわくわくしました。
過去の演技では、ぼくもとさん演じる浮気相手がお気に入りです。
嫌な女ー！(※褒め言葉)

・ノッシーらしきものが見えたシーンのこと

こういうシーン、他のＧ２さん作品にもあったなぁ
見てない方がいるかもしれないので、作品名は伏せておきます。
全員が｢何か｣を見上げて暗転したとき、｢あ、これで終わりかな？｣と思いました。
暗転の時間が少し長めだったので、いらち(せっかち)な私は
｢はーやくっはーやくっ｣という気分だったんですが
暗転の途中、なぜか突然ドキドキしてきて、わけもわからず緊張しました。

今考えると、最後の暗転以外暗転がなかったからかもしれません。
一番印象に残ったのが、台詞も動きもない｢ただの暗転｣だった
というのが面白かったです。
すっかりＧ２さんの演出の虜です。
Ｇ２さんの演出、ますます好きになりました。
Ｇ２さんは音楽の使い方が上手いと思います。
ファンです。

・パンフレットのこと

どうしてもツッコミたいところがあります。
パンフレットの、｢久保酎吉×片桐仁×ぼくもとさきこ｣の仁さんの言葉。

ふたり(Ｇ２さんと松尾さん)の仲の良さがね、すんごくおもしろかったんです。
｢昔、付き合ってた｣でも｢今もまだちょっと好き｣みたいな(笑)
全員ベロベロに酔ってたんですけど。甘えるＧ２さんと、わざと突き放すキッチュさん、
そういうリズムが完全に出来てて。
パッと見は｢なんだ、このふたりは!?｣なんですけど(笑)、でも｢このふたりでやってきたんだな｣って。

あー、私知ってるわ。そういう人達を、もう一組。
誰とは言いませんが。

Ｇ２さんのファンでもあるので仁さんが｢Ｇ２さんの秘蔵っ子｣になるのは大歓迎なんですが
相方さんの方は大丈夫なんですか、仁さん。
まあ、｢今もまだちょっと(ちょっとか？)好き｣みたいなんで大丈夫でしょ。

｢からっぽの湖｣から話それるんですが、
エレ片のコント太郎でウォシュレットの話になったときのことです。
以下、下ネタ注意。

仁さんいわく、ウォシュレットの水は一度(肛門で)飲み込んでから、出すものだと。
そうやって奇麗にするもんだと。
これに、エレキコミックの２人は猛反発しました。
あれは表面を洗い流すためのものであって、決してそんな使い方はしないと。
私も同意です。
しばらく討論というか、言い合いが続いた後、仁さんが一言。
｢だって賢太郎に教えてもらったんだよ！｣
やついさんはポツリと言いました。
｢神か｣

そこでこの話は終了。それが可笑しくて。
仁さんの｢だって賢太郎に教えてもらったんだよ｣は、
小さい子の｢だって先生が言ってたもん！｣と同じレベルな気がします。
つまり、覆すのが非常に困難。

結局何が言いたいかというと、
｢仲良きことは美しきかな｣ということです。
つーか、賢太郎さん何教えてんですか。
冗談のつもりで言ったら仁さんが本気にしたのか、
それとも真面目に言ったのか。

まさかのエレ片オチにてお開き。

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