ひばる@管理人
劇団☆新感線の『「犬顔家の一族の陰謀」金田真一耕介之助の事件です。ノート』 を見てきました。タイトル長ッ!
新感線は初めてだったんですが、とにかく役者さんのエネルギーに圧倒されました。 すごいパワー。あと美声。皆さんよい声をお持ちでいらっしゃる。 歌も上手いし。 以下、まとまりのない感想です。
開演前はルパン三世のテーマ(会場で鳴ってた)なんかを聞きながら 演劇ぶっくの「インディ高橋のPatchy小道具研究所R」を読んでいるので 「今回は中道具出てくるのかなー着ぐるみとかー被り物とかー」 とのんきに考えていたんですが すっかり忘却の彼方になった頃に露天風呂のシーンに。 そのときの心の声を再現すると
ぎゃー!ぎゃー!ぎゃー!
でした。居過ぎ!皆忍び過ぎ! 木は妙だなーと思って見てましたが、人が入ってるとは露知らず。 よもや像だの壁だの燈篭だのに人が入ってるなんて考えもしない。 なのに、ぼっこんぼっこん人が出てきて 「ぎゃー!ぎゃー!ぎゃー!」でした。面白かった!
びっくりしたといえば、冒頭部、ミュージカルのシーン。 「先生はどこだー」「客席にいるはずだ!」「先生ー」「先生ー」 といった展開になったとき、ははーん、役者が客席にいるんだなー どこだー? と思っていたらすぐそこーッ!? 私の席は上手にある扉のすぐ近く 座席の中央、舞台と平行に走る太い通路の前(つまり前半分の一番後ろ) だったんですが、先生はその通路にいらっしゃいました。 これが「ぎゃー!」一回目。
その後その通路と扉は多様され、舞台から役者さんが走ってくるたびに 「わー」 あと金田(官九郎さん)のゲタがガッコガッコ鳴ってました。 扉から役者さんが飛び込んでくるたびに 「へえーッ!?」 照明である程度分かるけど、分からなかったときは心臓に悪いです。 いい席に座りました。チケットの神様ありがとう。
開演前に「朧の森に棲む鬼」のプロモーションがスクリーンで流れていましたが、 スクリーンは緞帳(どんちょう)代わりだと思っていました。 甘かった。あんなに多用するとは思わなかった。 そして、映像とコラボレーションしたらあんなに面白くなるなんて全然知らなかった。 オープニングはまるでドラマのオープニング。 あのシーンがやたら好きです。面白いこと考えんだなー。 あと太郎子の夫が刀とチェーンソー振り回して走るシーンと 桃太郎たちが舟で移動するシーン。特に後者が堪りません。 もっかい見たい。
役者のエネルギー、歌、ダンス、 小道具、大道具、中道具、 セット、セットの転換、照明、音響、 映像とのコラボレーション、パロディの多さ、 どれもこれも驚きの連続でした。 凄い。劇団☆新感線凄い。
「good day house」とか「ガマ王子vsザリガニ魔人」とか観てたので、 あー小松さんだー、と思いながら小松さんを見てました。 古田新太さん(ロベール)に「ホントに警察か?警察手帳見せてみろ」と (たぶん)アドリブで言われて困ってました。 「なんでいきなりそういうこと言うかな」と言いながら黒い手帳を差し出たんですが、 「これ普通の手帳じゃねーか!」と一喝されてました。 普通の手帳を持ち歩いてるんですか?(笑) あと、官九郎さんは想像してたより大きかったです。
リューク!リューク可愛いよリューク! (リュークはデスノートに出てくる死神) デスノートは金田のノートと掛けてるだけだと思ったんですが リューク(もどき)が出てくるとは。 そしてノートに書いた人が死ぬとは(笑) オチかよ!オチがデスノートのパロかよ! あー、好きだー。 「怖ーッ」って台詞が好きです。 怖いで済ますのか!それは予言ノートか! それとも金田は新世界の王か! リューク役の人、歌上手かったなー。 (すいません、どなたか分からないんです)
歌のシーンは、露天風呂のシーンと 三姉妹が門・鍬・茄子を取り返しに行くシーンが好きです。 門・鍬・茄子 もん・くわ・なす もんくわなす 文句は無す ってか?
お後がよろしいようで。
[42] 2007年08月03日 (金) 23時34分
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