【広告】Amazonからふるさと納税サービス開始最短翌日おどけでもあり

ネタバレ掲示板

書き込みはご自由に。
管理人の書いた記事へのレスはもちろん、
自分の行った公演の思い出話を書くも良し
自分なりの解釈を書くも良し。
何か面白い話があったら教えてください。

ホームページへ戻る

Name
Mail  (optional)
Subject
Message
Homepage  (optional)
DeletKey  (optional) Cookie


こちらの関連記事へ返信する場合は上のフォームに書いてください。

【TEXT】 銀河鉄道の夜との比較。
ひばる@管理人
考察しようかなーと思ってたんですが、
ちっとも答えが出なかったので比較にしてみました。
これなら考えなくても出来ますからね。
考えるより調査が好き…。

以下、宮沢賢治「銀河鉄道の夜」を賢治版
TEXT6本目のコントを賢太郎版とします。
また、賢太郎版の列車も銀河鉄道と呼ぶことにします。


・名前

ジョバンニが常盤
カムパネルラが金村です。
ジョバンニ→ジョバン→常(ジョ)盤(バン)→ときわ
カムパネルラ→カムネラ→カネムラ→かねむら
だと思います。常盤に感心しました。これぞ言葉遊び。


・賢太郎版1シーン目 しりとり

賢治版にしりとりのシーンは出てきません。
あえて関連付けるなら、列車というモチーフは
「繋がり」を連想させるものだと思います。
車体の連結と、言葉の連結。
暗転の中で言うのは賢治版の「夜」あるいは「銀河」を連想させるための…
など、いくらでも関連付けられます。
強引になら。


・賢太郎版2シーン目 活字拾い

いわずもがな、活字拾いはジョバンニの仕事です。
「活字拾い」をお題にコントを作ったらこうなりましたという感じ。
間違いの中に賢治版と関連するものがあったかもしれませんが、忘れました。すいません。


・賢太郎版3シーン目 金村との出会い。

まず「お祭り」これがキーワードです。
賢治版の「ケンタウルス祭り」
金村が見た「細長い流れ星(でしたっけ?)」は銀河鉄道の光(窓の光)だと解釈していいかと思います。
賢治版ではジョバンニが銀河鉄道の音を聞くシーンがあるんですが、
だったら光を見るのは常盤の方なんじゃないの? とプチ疑問。
これは「ずっと一緒に行こうな」への伏線でしょうか。考えすぎかな。

話が前後しているかもしれませんが、金村さんとの会話にも
賢治版との接点が。
このシーンで原作をわからせようとしてるんだな、という作者の意図が見え隠れ。

常盤:天の川の水を見たんじゃないのか?
金村:天の川の水? イコールUFOっていうことか?
常盤:イコールじゃない、スコールだよ
金村:そっかー、だからおれの上着はびしょびしょになってるんだな。じゃあ
常盤:お祭り、楽しんでこいよ

天の川の話がでているというのがまず一つ(賢治版は授業で天の川について勉強しているところから始まり、銀河鉄道は天の川の近くを走っている)
金村の上着がビショビショだということがもう一つ。
賢治版では「ぬれたようにまっ黒な上着を着た」という描写があります。
カムパネルラが川に落ちて溺れ死んだ(と思われる)ことへの伏線です。
賢太郎版のカムパネルラ(金村)は川に落ちたわけではなさそうですが、
賢治版を知っている人は金村が死んでいる(あるいはそれに即した何か)のではないかと考えたと思います。
賢治版を知っている人にしか伝わりませんが、伏線。

金村と別れた後、常盤は「あっさり1億円手に入りますように!」と
流れ星(らしきもの)に願いをかける常盤。
間に合わないだろ、と思ったら言えたらしい。
それは本当に流れ星だったんでしょうか。
私は銀河鉄道の光(少なくとも金村が見た光と同じもの)に願い事をしたんじゃないかなぁと思っています。
流れ星だったら間に合うわけがない。


・賢太郎版4シーン目 牛乳屋さん

常盤がすんなり牛乳をもらえないのは、賢治版のジョバンニがそうだからでしょう。
賢治版では牛乳を貰いに行ったところ、おばあさんしかいなくてジョバンニは牛乳をもらえません。
その辺りを賢太郎風にアレンジしてコントにしたらこうなったんだと思います。


・賢太郎版5シーン目 お母さん

お母さんが変な声で喋ってるのは、賢治版のお母さんが病気という設定なので
その辺りをころがした結果かなーと思っていました。
そうしたら、アニメ版銀河鉄道の夜ではお母さんは声しか出てこないということを教えてもらいました。(情報提供博多ウーマンさん)
賢太郎さんがアニメ版に影響を受けている可能性も。
ちなみにコレのこと
賢太郎版のお母さんは常盤にお祭りに行くよう、執拗に勧めますが
賢治版のお母さんも勧めています。(ただしジョバンニが行くと言ったら、ゆっくりしておいでと勧める程度)


・賢太郎版6シーン目 銀河鉄道

常盤は恐竜の発掘現場を見ていますが、
これは賢治版には「プリオシン海岸」のボス(という古代の獣)の発掘現場が出てきます。
金村が、自分の切符と常盤の切符が違うことに気付いて
自分が電車を乗り間違えていたことに気付きます。
賢治版でもジョバンニとカムパネルラの切符は違います。

このシーンには最大の疑問点が登場します。
そう「ずっと一緒に行こうな」
賢治版ではジョバンニの台詞です。
賢太郎版では金村(カムパネルラ)の台詞です。
これに関しは後ほど。

賢治版では、ジョバンニはずっとカムパネルラと一緒にいたと思っていました。
しかしそれは(多分)幻想で、実際には一緒にいませんでした。
賢太郎版では、常盤はずっと金村の存在をしりませんでした。
しかしそれは(多分)気付いていなかっただけで、実際には一緒にいました。

どっちが幸せなのかなと、ふと考えてしまいました。
あなたはどちらが好きですか?
[28] 2007年03月14日 (水) 15時47分


Number
Pass

ThinkPadを買おう!
レンタカーの回送ドライバー
【広告】Amazonからふるさと納税サービス開始最短翌日おどけでもあり
無料で掲示板を作ろう   情報の外部送信について
このページを通報する 管理人へ連絡
SYSTEM BY せっかく掲示板