[4402]吊るし雛 投稿者:ミホリン メール HOME
|
はるりん、検索で見つけた「うんちく」書きますね。
今では比較的あちこちで見ることが出来る、この 雛の吊し飾り。歴史的な背景や雛細工の文献などが残っている、いわゆる吊し雛の元祖は「九州柳川地区」「山形酒田地区」そして「伊豆稲取地区」だと言われている。
稲取地区で現存している吊し雛で最も古い物は、100年ほど前の物だという。それ以前にもこの風習はあった。しかし、成人を迎えたあかつきに雛人形と吊し飾りを神様に奉納するという習わしがあったため、それ以前の物は残されていない。 …ちなみに神様に奉納する神事とは、毎年1月14日に行われる「どんど焼」の事である。この際一緒に燃やしていたそうだ。
これらの飾りはかわいらしいだけでなく、個々に意味が込められている。例えば… ☆『巾着』……お金と幸せが娘の元に舞い込んできますように ☆『梟(ふくろう)』……梟 と 不苦労と掛け、苦労のないように ☆『唐辛子』……防虫効果を期待して昔は衣装などと共に収納していた。この事と、娘に悪い虫(オトコ)が付かないようにとの思いを掛けた …などなど、吊し飾りの1つ1つには親の想いと期待がいっぱい詰まっているのだ。これを作りながら、娘が日に日に大きくなっていく姿を見るのは、親として幸せな時間なんだろうね。春の日向がよく似合う風習だと、そんな風に思いませんか?
投稿日:2007年03月02日 (金) 18時31分
|