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[869] 旅人の旅と旅ガラスの旅
LDHT - 2007年01月23日 (火) 11時07分

えー…なんでこんな名前付けたんだろ…
はじめましてLDHTです。
名前の由来は全くないです、はい
あと書き込み時が平日で午前というところも見逃して欲しい。

〜世界観にて〜

現在、人々は共通とした言語を話し(例外もあるが)石の塀に囲まれた「村」と言うべき所に住んでいる。
塀の外は無法地帯であり、盗賊、凶暴な動物などが住んでいる

それぞれ「村」には旅人から名づけられた「名前」があり、
それもまた異なる名前でちゃんと「村」の意味が込められている
太古のような「村」もあり、都市のような「村」もある。

基本的に「村」の住人は外に出られない。
通常、旅人は「旅人書」というものを持っており、旅人の証なのだが…
盗賊に盗られたり、また旅人書を知らない「村」があるため、あまり効果は無い。


いい「村」もあれば悪い「村」、意味不明な「村」もある。

今回の話は

一人の少年と
バイクの物語である



2007/1/25より

色々な「村」&「登場人物」を募集します
なんでもいいです。

【村の名前】
【村名の意味】
↑をコピペしてください(短いですけど)


【村の名前】予言村
【村名の意味】そこの村の予言者がなにもかも当ててしまう村、しかし、予言は人々によって叶えられていた。
そしてライは「死の予言」を受けてしまう。

↑こんな感じで…(予言村を書く予定は無い)

登場人物の場合、

【名前/性別/職業】
【性格/歳/口癖】
【一人称/二人称】
【武器】
【その他の特技や過去】

別に「人」じゃなくてもいいです
【職業】【口癖】【武器】【その他】は書かなくても良いです。
一人称というのは「俺、僕、私」等
二人称というのは「お前、君、あなた、貴様」というのです
【武器】は多くても結構です(全部書けるかどうか…)


【名前/性別/職業】ライ/男/旅人(旅ガラス)
【性格/歳/口癖】冷静でたまに冷酷、たまに天然(意味解らん)/13歳
【一人称/二人称】僕/あなた
【武器】銃(スナイパーライフル&ベーシックガン)仕込みナイフ×10
【その他の特技や過去】なぜか戦闘能力が高い。過去は不明

↑こんな感じで…
人の場合は再登場する可能性が低いです。
あと複数投稿した場合は投稿した数が多いほど扱われない、全く活躍しない可能性が高いです。

では以上を踏まえて、投稿してください。

[870] 神の村
LDHT - 2007年01月23日 (火) 13時08分

〜神の村編〜


どこかの星、どこかの大陸、

どこかの国、どこかの地方、

どこかの「村」、どこうの家、


どこかの人!


どれに会っても僕はいい


盗賊?遠慮しとくよ…


時は……言っても意味が無い

場所も…言っても意味が無い



だって君達は




僕と違う世界にいるんだから









ある森の道を
小さく黒いバイクで駆け抜ける

少年の

独り言だ







「なーにブツブツ言ってんだ?ライ」

バイクが言う

「ごめんエドアルト、気にしなくていいよ」
「気にするわぁ!!だいたいお前はよぉ。11のクセして…」
「'旅に出るだなんて'って?二年前にも言ったよ、それ」
「言ったか?」
「言った」


バイクと少年が話しをしている。

この世界でも不思議な事だが

二人の中ではごく普通の事だ


「で?どこ行くんだライ」
「旅」
「…………じゃあどこ向ってんだ?」
「えーとねぇ……'神の村'ってとこ」
「神ぃ?!」
「信じないよ?世の中に神様がいるなんて」
「言うと思った。そして同感!」
「ハハハハハ!」



門には絵が彫ってあった。
それが神の村の象徴なのだろうか

門の塔にある窓からだらだらしている兵士が顔を覗かせる。


「えーと…」
「なぁんだぁ?」
兵士がだらしなく言った
「旅の者ですけど…入門さしてもらえませんか?」
「旅人書は?」
「ないです」
「……………ボウズ、本当に旅人かぁ?」
「ええ」
「本当にぃ?」
「はい」

兵士が用心深いのもよくわかる。
たたが子供に見えても、一級盗賊かもしれないからだ。
だかこの兵士はあんまり用心深くなかった

「じゃあ…これに名前…出身村と…滞在日数書いて」
と言いながら紙切れを渡される。
「えーと…ライ……出身村不明……滞在日数三日…」
兵士に紙切れを返す
「へいよ…三日いられるかどうか心配だがなぁ」
「どうゆう事ですか?」
「門を開けるよ」

無視かい

門が開く、


ガガガガガガガ…

「ああそうだ、ボウズは……神を信じるかい?」
「信じません、全く」
「同感だ」

門が完全に開く

「いつも言うけど、勝手にしゃべるなよエドアルト!」
「了ー解!」


「村」には数々の人、家、子供。

「どれも普通そうに見えるな…」
男が駆け寄ってくる。
「おや?旅人さんかい?」
「あ、はい えーと…シャワーつきの宿屋はありますか?」
「ああ。向こうの角を曲がって三件目」
「ありがとうございます」
「あと……バイクは押していったほうがいいよ、道が無いからね」
「あ……はい」

宿屋にて

玄関を開けてみる

ガチャ
「すいませーん!………あ!さっきの…」
「呼び込みは宿屋の基本!バイクは部屋に持っていったほうがいいよ、盗まれるからね……なーんて!ハハハハ!」
「なーんて………って?
「この国では悪さをすると天罰が下るのさ!」
「天罰!?」
「ああ。雷とかを想像しちゃいけないよ?悪い事をするとね、それと対等の天罰が下るのさ!たとえば上から花瓶が落ちてくるとかね!」
男は生き生きと言う
「罪……じゃなくて?」
「そうさ!おかげで法律書の刑罰の覧が消えたぐらいさ!」
「はぁ………」
「あ……旅人さん…もしかして…銃を持ってる?」
「いや」
(嘘付け!)
エドアルトが思った
「そうかい。ここでは銃の持ち歩きが禁止されてるから、外に出るときだけでも外しておいたほうがいいよ」

部屋のカギを貰い、ライはエドアルトと、ともに長い廊下を歩く

「おい………天罰が下るぞ!」
誰もいないことをみはらかってエドアルトが言う
「神様は信じなくても天罰は信じるんだね?」
「冗談だよ。しかし……いつも三日だな?なんか理由とかあったのか?この前は聞き流されたけどな」
「ああそれ?ちゃんとあるよ」
「なにさ?」
「旅人は一つのところに餌付けづいちゃいけないのさ」
ドアを開ける
と、同時に花瓶が目の前に落ちる

ガチャーーーン!!
「ヒュー……アブねぇ…」
「部屋……汚い…」
「あ、本当だ。蜘蛛の巣があるぜ?」
「訴えに行く」
「天罰さ、文句言ってもあの人は'もう天罰を受けているので'とか言いそうだぜ?」
「なるほど……」




夜になる

「はぁ〜食べた食べた!」
と言いながら少年はベットに倒れこむ

バタッ!

「天罰はこれだけ?つまんねぇなぁ〜」
「何言ってるんだよ。このくらいマシマシ!他にあるんだったら食中毒になるとか?」
「あることを願うよ」
「おいおい!願うなよ!」



夜明け前

少年はガラス戸の前に立つ

そして、銃を抜いては入れ、抜いては入れを繰り返す

その時エドアルトは寝ている

機械も眠るそうだ

そして夜が明けたら

もう一度寝る



「ふぁ〜〜〜あ!」
「おはよう!今日も良い一日だという事を願う!」
「また言った」
「そうか?」
「じゃう朝食食べに行ったら行くよ」
「了ー解!」


ライは朝食をとる前、女に言われた
「ねぇ旅人さん?神様が呼んでいたわよ?」
「神様?」
「ええ。あそこの高台の城から電話で」
と言いながら窓から見える城を指す
「旅人さんは羨ましいわ!なんせ城のパーティーに呼ばれるんだもの!」



高台まで距離があるため、バイクで向うライ

「なぁよ。本当に行くのかライ?」
「パーティーは昔から大好きさ」
「ふーん…」

普通より小さめの城だ
大きな門から兵士が出てくる

「なんだ?何用だ!」
「えーと…神様から呼ばれた旅人のライです」
重い声が耳から聞こえた
「入ってよろしい」
「!?」

そこには兵士一人しかいない、そして明らかに兵士の声では無かった。

「入れ。おっと!バイクはお断りだぜ?」
(まじかよ…)
そうエドアルトが思った
「ごめんよエドアルト」

バタン!
案内されて入ったのは大広間
人は…三十人いるかどうか…
そして奥には堂々と王座に座っている
一人の中年者がいた
たぶん神様であろう

「よく来た三人の旅人よ!今日は旅の疲れを癒すために盛大なパーティーとごちそうを神直々に開いた!喜べ!そしてよく噛んで食べよ!!」

あの重い声である
ちなみに三十人以上はいる
他の人々は貴族だろうか
そして「オオー!」という歓声のもと、みなごちそうを食べる
試しに野菜類を食べてみた。

「………おいしい!」
当たり前だけど

だけどその瞬間
神の口元が
にやついた様な気がした
だけど……おいしい
「全部食べよっと!」


一段落し、
いつのまにか……きがついたような気がした
これは………薬が混ぜてある……
だけど…もう…遅い……
そして…倒れた


また神の口元が
にやついた



気がついた
僕は土下座をしていた
周りの三十人以上の人々も
「われ神に絶対に従わんとす!!」
ハハー!

周りの人々が頭を下げる
一人だけ下げていないのはまずいので仕方なく下げる

「そして天罰を喰らいたくないとせん!」
ハハー!

また下げる

「そして皆が!天罰を下さんとす!」
ハハー!神様!
「な、なんだって!?」
思わず声を上げてしまう
「む!貴様…牢屋にぶちこめ!!頭を下げない天罰だ!」
ハハー!
「え!?ちょとまって…」

銃を抜く

が、銃が無い

ガツン!!!

さきに銃を奪った洗脳された旅人が
銃でライの腹を殴る

「エド………アル…ト……」
倒れる

バタッ!




夜になる


(虫の声しか聞こえねー…やけに静かだ 昼は騒いでいたくせによ…)

木に隠れたバイクが思う

ホーホー

(フクロウまで言いやがった!………仕方ない。泊まるとは言ってねぇし………)




その時




バイクは




'人'となった



「む!誰だ貴様!」
ガツン!!
エドアルトが兵士を殴る
「ゲンコで充分!剣を使うまでもないな……」
ちなみにエドアルトには'剣'が三本と'刀'が二本差してある

「ちょくらごめんくだせーなっと!」
と言いながら

門を叩き切った


スバァァン!!!!

「あーもろい、木はもろい」
兵士が言う
「だ、誰だ貴様は!」
兵士達が何人も出てくる

「あー……手を上げろ。斬るぞ」
「ええーーーい!!!!!」

無謀な兵士達が槍で襲いかかる。



槍はことごとく斬られる

「さすがにゲンコでこの人数は無理か!」
と言いながら剣を抜いていたエドアルト


悲鳴が聞こえた

「うわあああああぁぁあああぁあぁぁぁぁ!!!!!!」




牢屋にて

ライは手錠をかけられて
牢屋にぶち込まれていた

「!…エドアルトか…」

そう言うと向い側の老人のいる牢屋から声がした

「なんだボウズ………助けかい?」
「いえ……………」
老人が言う
「お前さんには相棒はいるかい…?」
「はい。バイクですけど…」
「わしが昔の時には幼すぎる相棒を持ったことがある。かれこれ三十年前かの……五歳の相棒を連れてこの'村'に来て捕まり、奴はまだ宿屋の中……心配でな…」
「情がうつっても助けませんよ?」
「………そうかい………まぁそれもボウズらしい…それじゃうアンタのバイクの話しを……」

向こうから壁が壊れる音がした

ドガアァァァアアアン!!!!!

エドアルトが出てきた

「えーと…ライの銃はと……これか」
「また会ったねおっさん」
「お兄さんって呼べ!何度か助けてやってんだからよ!」
「呼んでないよ」
「ホラ!外してやっから!」
と言いながら手錠を外す、
「じいさんのも外せば?」
「じいさん?」
「あ……………」

そのじいさんは

死んでいた

「ライ、そろそろ兵士どもも来るぜ」
「了ー解!」
そういいながら
銃を構える
「ルートは右、右、左、左、右だ」
「はいはい」
壊した壁から行く

兵士が言う!
「まだいたか!やっつけ…」

銃声が鳴る
バァンバァン!

剣の金属音も鳴る
カァン!キイン! ガァン!


これが

少年と

バイクの

戦いだ


「左……右!」
「おーし!早いとこ逃げるぜ!」
そういいながら兵士を打ち払い、

エドアルトは


バイクとなった

「GO!」

バイクのエンジン音がする

ブロロロ……ブォーーーーーーーン…

「ああそうだ。ライ、もう0時回ってるぜ?」
「本当だ。じゃあもう村を出ていいね」
「まぁ…天罰喰らいたくないからな!」
「ハハハハハ!」

一気に坂を降り、門に着く

「早いね、出るのが」

だらしのない門番は起きていた

「門を開けるよ」

ガガガガガガガガ……

「あの神様は…」
「自称つけとけ」
「やっぱり…」
「この世に神なんざいねぇのさ。奴はちょとエスパーが使えるだけ」
「どうして…洗脳から解けたんだろ…?」
「あのパーティーに行ったのか?奴の薬は野菜類にはあんまし効果がない。あと神を信じない奴にもな」
「そう言う事は早く………というかなんで…」
「俺は変装が得意だから兵士になってみただけさ」

門番が門を閉めはじめる

ガガガガガガガ…

「俺が五歳の時に仕込まれた」
兵士が言った
「仕込んだ人は?」
「知らん。三十年も前の話だ」
「そうですか…」
「これで798人中、111番目。キリ番だ、ホレ」
兵士は袋を渡す
「なんですかこれ?」
「ヘブンキャンディー、手作りだ」
「あなたの名前?」
「さあな。名前なんかとうの昔捨てた、といか忘れた!」
「じゃあヘブンというのは?」
「仕込んだ奴の名前さ。あーあ!俺も旅に出てみてたいもんだ!」
「**(確認後掲載)で行くのはやめておいたほうがいいですよ」
「ハハ!今から行くわけじゃねーよ。そうだ!旅の先輩として聞いて言いかボウズ?旅で一番大切なものってなんだ?」
「普通の生活といっしょですよ」
「?」
「どんな命でも大切にすることです。たとえ蜘蛛でも」
「ありがとよ」


再び、バイクのエンジン音がする

ブロロロ……ブォーーーーーーーン…






道の途中

「いるもんだな、ライ」
「なにが?」
「八百人中、百人も神を信じないで強い奴がよ」
「そうだね」
「あのおっさんは何で数を数えていたんだ?」
「さぁ?暇だったんじゃない?」
「そうくるか………」
「あー眠くなってきた…」
「おいおい…居眠り運転はやめてくれよ?」
「じゃあテントでも張りに行きますか」
「了ー解!」
「あ!」


キキキーッ!

「急ブレーキするなよ!痛いから!」
「広い場所発見〜」
「へいへい」



夜明け前

少年は闇に向って

銃を抜いて入れ、抜いては入れを繰り返す

そして夜が明けたら

もう一度寝る







〜神の村編終〜



[872] ややこしい村
LDHT - 2007年01月25日 (木) 14時15分

〜ややこしい村編〜



平原を駆け抜ける

少年とバイクが

エンジンの音を立てて


「おーいライ…燃料が切れそうだぁ〜……」
「何分持つ?」
「二十分…前後…」
「ならだいじょうぶ。次の'村'まであと10分だよ」




やはり、門と門番がいた

「ん?ずいぶん小さな旅ガラスだな?」
「旅ガラス?」
「旅人のことを言うのさ、で…何秒泊まるんだい?」
「………三日…」
「三日ね。はいはい…と…」

と言いながら門番は紙切れになにかを書き込む

「あの………旅人を嫌ってます?」
「うんにゃあ違う。ただ、出て行く旅カラスは全員、イライラするって言うんだ…あと秒は日を指すのさ」

門が開く
ガガガガガガガガガガガ…

「あと、この旅ガラス用の村地図を持ってきな。お前さんじゃあそこらの地図を見てもわかんねぇだろうよ」
「はぁ…でもなんで旅人専用の地図なんか…」
「ややこしいからだそうだ」

女が駆け寄ってくる
「おやまぁ旅ガラスさん!迎観しますわよ!」
「迎観?」
「歓迎の事です!どうです?私が勤める『宿屋&ホテル』に行きません?」
「ホテルなんですか?それほどのお金は…」
「『宿』ですよ!あ!そっちの『ホテル&宿屋』には行かないように!そっちがホテルなんですから間違えないようにお願いしますわ!」
「ややこしいですね…」
「そうかしら?」
女は平然と言った



夕食を食べ終わり、

「どうだライ?味のほうは?」
「ハンバーグがコロッケでコロッケがハンバーグだった」
「は?ややこしいなそれ」
「うん…………ややこしい…」



夜明け前

少年はガラス戸の前に立つ

そして、銃を抜いては入れ、抜いては入れを繰り返す

そして夜が明けたら

もう一度寝る





「朝食は?」
エドアルトが言った
「ジャムがパン、パンがジャム…」
「…………ああそうだ!燃料を買いに行くのを忘れんなよ!」

たまたま通りがかった男に聞く、
「バイクの燃料?それなら自転車屋にあるよ?この地図で言うと…ちょうど「バイク屋」って書いてあるところ」
「はぁ…ありがとうございます…」
「あとバイクは押して行ってくれよ?なんせ大人が多いんだからな」

村には子供が多かった

「なに言ってんだあの人は?」
エドアルトが思わず言った
「シーッ!しゃべるなよ!」
「はいはい…」
が、また小声で言う
「ここが…自転車屋か…」
「きっとバイク屋が自転車屋なのさ」
「ややこしい…」

店員に聞いてみた

「ドマオイル?ああ、あるよ。こっにきな」
ドマオイルとは大体のバイク燃料である

ガソリンスタンドには程遠いがホースが何本か上から吊り下がっていた

「えーと…これだな。うん、じゃあちょと待ってろ。今から全部の元栓を開けに行くから」
スタスタスタスタスタ…

「おい………本当にドマオイルが出てくるんだろうな?」
「………すこし試す…」

と言いながら蛇口をすこしだけ捻る

チョロチョロ…………

「…………アマオイルだ、ダンプカー用の奴。きっとアマオイルがドマオイルだぜ?」
「ややこしい…」



朝となり門を出る

門番が言う
「どうだい?イライラしただろ?」
「いえ、全く」
「旅ガラスさんも変わりもんだなぁ」
「じゃあさようなら」
「ああ、また会えたらな」

バイクのエンジン音が鳴る

ブロロロ……ブォーーーーーーーン…

「あー…こっがイライラした…」



「ねぇエドアルト」
「なんだぁ?」
「旅ガラスって………いい響きだと思わない?」
「俺には芸術がわからん」
「聞いてる?」
「あ?」
「『旅ガラスのライ』!いいじゃん!ねぇエドアルト!」
「・・・・・・・・」


エドアルトはふと、思い出した






……………誰?

――――のエドアルト

……?




旅バカのエドアルトだ!!





「ねぇ……エドアルト、聞いてる?」
「旅ガラスねぇ…もうちっと改造してみろ!」
「例えば?」
「旅ヒョウ、旅ライオン、旅チーター………旅ペンギン…」
「カラスが調度良いよ」
「キリギリス、トカゲ、ヘビ、キリン、クジラ、トド……………カラスだな」
「ほら!」
(確かにカラスみてぇな奴だしな…)「好きにしとけ!どうせ旅人さんって呼ばれるのがオチだ!」
「そうかなぁ?」
「そうだ!……………おい、本物のお出ましだ」
「え?」

急ブレーキをかける


キキーー!!

木の上に居たカラスがしゃべる

「よぉエドアルト!姿が変わっても匂いでわかるぜ?」

この世界ではカラスがしゃべるのは不思議である

「これが本当の旅ガラスってな」
「カラスが…………しゃべった…」
「で、そのみんちくりんのボウズは誰だ?」
「ライだよ」
「あ………ライね…」(あの子供か…)
「で、お前は何しに来た?」
「んにゃあ忠告よぉ!こっから先は不毛だってことさ!」
「なんだ?それだけか?」
「不毛か…おもしろそう」
カラスが思う
(やっぱあの目は変わらなねぇ!絶対変わらなねぇ!)
「じゅあな旅ガラス、飢え死になるなよ?」
「へっ!こちらとは川を上りながら行ってんだ!魚ぐれぇは取れるんだよ!」

バイクのエンジン音が鳴る

ブロロロ……ブォーーーーーーーン…

「カラスがしゃべった…」
「ああ、しゃべったな」




〜ややこしい村編終〜

[874] 〜竜神村〜
LDHT - 2007年01月27日 (土) 15時37分

〜竜神村編〜



序章









村が見える

が、門は壊れていた


中は廃墟化し、


そこらに人骨が散らばる



「ああ、こりゃ不毛だったなライ」
「亡びた村か……いままで何度も同じようなのは見たけれど人骨は無かったなぁ」

と、言いながら頭骨を蹴る
「さっさと他の…」
「入っちゃたから三日ね」
「あー………へいへい…」







三日経つ、

「骨以外、木家の残骸しかねぇな」
「……………おかしい…」
「?」
「墓が無い」
「墓ぁ!?…………確かに無かったな、作らない習慣でもあったんじゃねぇか?」
「うーん……」
「ん?………あそこはまだ見てねぇんじゃねぇか?」
「どこ?」
「門塔の中」




門塔のドアを開ける
と、同時に中からものすごい勢いで何かが流れ出てくる

ガタガタガタガタ…………
「うわわわ!………銃!?こんな大量に?!」
「……おい、ドアになんか書いてあるぞ」
「…西部劇の村…」
「なるほど……墓を作る暇が無いってわけだ」
「でもここに銃があるって事は誰かがここに銃を回収して隠したんでしょ?その後だったら…」
「この有様だ。墓を作る気が失せちまうよ!と言っても…」
「言っても?」
「もう立派な墓があるんじゃねぇか?」
「………………なるほど…」

バイクのエンジン音がする

ブロロロ……ブォーーーーーーーン…




〜本章〜



森の道の中で


「おい…………まだあのじいさんの地図使ってんのか?」
「そうだけど?」
「どうりでさっきの村が乗ってねぇわけか」
「でも近くにもう一つあるよ?」
「…………何村だ?」
「『竜神村』」
「…………神は信じねぇ」
「竜の神様ねぇ…」




門に着く

鉄の門には色鮮やかな竜の絵が描いてある



「えー…………三日か…」
「はい」
「まっ竜の池には一度行ってみな!ここの観光名所らしいからよ」
「ありがとうございます」



宿屋にて


「えーと………」

一階には誰もいない様子だ

「………おい…上からすこし物音がする」
「上?」
「なんかの討論かな?怒ってるぜ?」
「行ってみるよ」

階段を昇るにつれて物音が聞こえやすくなる

ためしに音が聞こえる部屋に入る


ガチャ
「だから調べればいいじゃないか!竜がいるかどうか!」
右側と左側の席の人々で討論をしていた
エドアルトの言うと通りである
「そんな事したら竜神様の怒りが落ちるわよ!!」
「竜なんかいるもんか!昔からの生け贄も必要ないんだよ!」
「いいえ!これは竜神様が村を護って下さるから感謝の心を…」
「命に感謝もクソも………あ………」
両側はやっとライの存在に気付く
「宿……泊めてもらえませんか?」
「ああ、うん…リーダ……案内してやれ」
「ちょと父さん!まだ討論が…」
「お客さんだ、迷惑をかけちゃいかん」
「はーい…」

バタン
ドアを閉めると同時に中が騒ぎ出す
「ねぇ?旅人さんは竜神様を信じる?」
ライは正直に言う
「いいえ、全く」



「へぇ〜…で、その後どうなったんだライ?」
「明後日居るか居ないか潜水艦を用いて調べるんだって、科学は進んでいるみたい」
「なんで明日じゃねぇんだ?」
「明日はそのための色々な準備をするんだって」
「じゃあ明後日は早めに出ようぜ?」
「ダーメ」
「なんで?」
「面白くなくなるから」





夜明け前

少年はガラス戸の前に立つ

そして、銃を抜いては入れ、抜いては入れを繰り返す

そして夜が明けたら

もう一度寝る


「ふぁ〜あ…」
「おはよう。今日も良い一日だという事を願う」
「まただ…」
「ん?」
「朝から討論の声がするよ…」
「ああ、一時間前からそうだ」
「夜明け前からだよ…」
「?」
「なんでもない」


「ここが竜の池か……」
直径100メートル、池にしては少々でかい
周りでは明日に備えて祈る人々や潜水艦を点検する人達がいた
「そうよ!深さは100キロメートルあるって噂!」
「あ…リーダさん…」
「覚えてくれてありがと!ねぇ、なんでこの池が『竜の池』って呼ばれるか知ってる?」
「え?」
「百年も昔ね、この池から竜が出てきてこの村を燃やしたのよ!それで頻繁に現れて…怒りを止める為に一年に一度生け贄を捧げるのよ。そのおかげで百年も平和だって言うのにあのバカ共は…」
「……………」




「俺らはバカに分類するのか?」
「さぁね、でも前にも何度か出くわしたよね?生け贄がある村」
「まぁな…」


朝食後

「さて……そろそろ出ますか…」
「あれ?面白くなくなるんじゃないのか?」
「気分が変わった」
「ふーん…」

エンジンを掛けようとしたその時

「おーい!旅人さーん!」
「止められちゃた…」
「ざまみろ」
「これから『竜神様』が怒って出てくるからさ!見に行こう!」
「う〜ん…」




「これより!!潜水艦『ドボン』で竜神がいるかいないか調査す!」

歓声が湧く

「おや?…旅人さんも乗るのかい?」
「ええ」
「別にいいけど帰ってこれる保障はないよ?」
「わかりました」
エドアルトが思った
(マジ乗りやがったアイツ…)



ゴボッ………ゴボッ……

「深い…」
「空気漏れ、水圧も考えているのでご安心を」
と、同時になにかの音がする

ゴゴゴゴゴォォォン…………

「?何か聞こえ…」

潜水艦が大破する

ドガァァァアーーーーーン!!!!
「うわああああああ!!!」
「……!」

ライの目には
巨大な竜神の姿が映っていた

水中では銃が使えない為か、ナイフを取り出し、竜神の所へ向う

竜神はライの様子を伺う
ライとの距離が1メートルになる

でかい。口を開ければ家一軒は飲み込む位はできるであろう

ライはその相手に対し、ナイフを刺す





はずだった

急激に人間の力ではないスピードでライは上へ上昇し、
ライの気は遠くなった


ライは勢いよく池の中心から飛び出し、空中で光に包まれながら言った

もちろん、本心ではない

『村人よ、もう生け贄はよい、自分の道を誓い、進め』

皆、目をまるくする

そしてゆっくり地上に立った
なぜか濡れていない

「………………ふぅ………」
村人達が騒ぎし、ライの所へ駆け寄って行く

「面倒事はごめんだ!!さっさと逃げるぞ!」
「了ー解!」

バイクのエンジン音がする

ブロロロ……ブォーーーーーーーン…


村人達は声をかける前に逃げられてしまった




村から出て、エドアルトが尋ねる

「竜神の感想は?」
「地上戦なら絶対勝てた…」
「大きさは?」
「でかい」
「目の色は?」
「緑色」
「牙は?」
「あった」

その少ないヒントからエドアルトが答える
「大海蛇の一種だな…」
「不思議な力だったなぁ…」
「大海蛇は魔法を使えるんだよ!」
「ふーん…」



〜竜神村編終〜

[876] 〜ただの村@〜
LDHT - 2007年01月29日 (月) 18時42分

〜ただの村@〜






夜明け前

少年は闇に向って

銃を抜いて入れ、抜いては入れを繰り返す


が、今回は後方から物音がする



少年は続ける


再度、物音がする

が、無視する

二度あることは三度、

しかし、結果もそうである


ようやく、物音をだした本人が前方から現れる

「なんで引っかからなかったんだい?」
魔法使いのような服を着た18の青年が言う
「前から極小さな足音が聞こえた事、後方から生物の気配がせずに音が立ったこと」
「なるほど……修行が足りなかったなぁ…食料を盗むのは無理か…」
と、言いながら青年の腹から音がなる
「旅人に手を出すなんて十年早いよ」
「年下に言われたくないね」
「あっそ」
青年はすこしイラッとする
「魔法で凍らしてやろうか?あ?」
「それより僕の銃のほうが早い」
「なんだとぉ!?」
杖を構える
「’アイザ…’」
バァン!!
銃弾が青年の顔よりわずか横に行く
髪の毛が何本か持っていかれる
瞬時にライが青年の後方に行く
「百年早いかな」
それを聴いた後、頭を強く叩かれ気絶した





夜が明け、

「おい、このガキは誰だ?」
エドアルトが尋ねる
「知らない」
「ああ、そうかいそうかい…」





村に着く

「はいはい、三日ね」
門番が門を開ける
「ここにはなにか特徴は?」
「ないね。ただすこし大きな博打場があるだけ」
「他には?」
「ないね。ただの『村』さ」


門を出て、すぐ右に博打場はあった
「金も少々足りなくなったし…」
「お前なら余裕だろ?」
エドアルトが小声で言う
「まぁね」



「いらっしゃ……旅人……さん?」
「お金が無いからさ」
あたりは黒いムードで包まれ、照明も暗い
ポーカー場に行く
(おい、カモが来たぜ)
金髪の男達は同時に思う
「よぉボウズ。ここは青少年禁止だぜ?」
「じゃあ僕は青少年じゃないんだね」
「ハハ!おもしろい。こっちに来いよ、金を巻き上げ取ってやる」
男につられ、席に座りカードを何枚か配られる
ちなみにポーカーはトランプの中で一番イカサマしやすいゲームだ

(へっへっへ!今日も仕掛けるとするか!!)
金髪の男達はみなそう思い、実行










「ストレートフラッシュ」
ライの声によるものだ
ちなみに28連続
男達の財布の中は札一枚になっていた

(どういうことだ?!奴にはその手のカードは回ってねぇはずなのに!)
(俺らがカモられてる!?)
(カギだと思って油断したぜ…コイツ…)
(((手練だ!!!)))

気付くのが遅すぎである

「どうです?またやりますか?」
「い、いや………遠慮しとく…」
あたり前である
「ん…チェスもあるのか…」
と、言いながらチェス賭けのところに行く
「!そうだ!チェスで奴に賭ければいいのか!!」
まぁそれはそうだ
金髪の男達も急いでチェス賭けの所に行く

ちょうどトーナメントがあった
全体規模で行うため、百人以上参加する
もちろん優勝賞金も高い

「やってみようかな…」
参加エントリーを行う
「よっしゃ!百人以上いる中で奴は絶対に甘く見られる!」
「へへっ!倍率は高くなるだろうよ!」

ちなみにチェスをやる参加者も一試合ごとに儲けられる方式だ
両者が金額を提示し、敗者はその合計金額×2を払わなければならない
通常、千〜二万である

「ボウズ、いくら賭ける?」
「八万」
少々周りがざわつく
「じゃあ俺は九万と行こうじゃねぇか!」
「………ねぇ」
「ん?」
「本気でいい?」
「そりゃそれが勝負だろうよ」
「じゃあ…」


「チェクメイト」
ライの声によるものである
ちなみに相手はキング以外無し
ライの方はポールはいくつか消えているがクイーン等は全て健在
負けるほうが難しい
「………………てめぇ…化けもん…」
「34万」
ライが強く言う
「う゛!!」



次の相手はやけにでかい大男
「けっ!ガキがよ……3万だ」
「34万」
またライが強く言う
「……………ガキ、正気か?」
「早めに終わらそう」
「けっ!」

八分後
「ま、参ったぁぁ!!!!」
キング以外なし
「74万」
「あ゛あ゛あ゛!!!」



サングラスを掛けた緑髪の男
「ん〜…五万っていったところかね…」
皆、自信過剰である
が、ライもそうであろう
「74万」
回りが凍る
「……………もう少し負けてくれ、それじゃ俺の財産が…」
冷静な判断である
「じゃあ五万」
全く少しではない
「それなら…」

キング以外なし
「20万」
「ダークホース…だな…」


少々ひ弱そうな男
「じゃ、じゃあ……………五千…」
「94万」
「ひぃ!…………か、勝てばいいんだな…」



勝てるわけ無い


「チェクメイト」
この男は以外に強かったが
「189万」
「ぎゃゃやああああああああああああ!!!!!!!!!」



四角いメガネの怪しい女
「ふ〜ん…ボウヤだね?さっきから大金賭けているのは………」
「ひゃくはt「ちょと待ちな!!!」」
「いくらなんでも卑怯だよ!!10万以下!」
「じゃあ10万」


まともな勝負

「ふーん…やるねおばさん」
「姉さんって呼びな!!ほれ40万!!!」
ドサッ
この女、賭け金額は高かった


決勝、チェスが強そうに見えないどこにでもいそうな黒ヒゲオヤジ

「229万」
もう凍るとかの問題ではない
「…………二万以下だ!」
「じゃあ二万」
「じゃあ俺は百万だ!!!!」
「!」


この男




バカである







まともな勝負
「204万」
「ちっ!ホラよ!」
驚く事にその男は204万を払った
「おめでとうございます!!賞金の200万円です!!!」
とうの昔にその額以上儲かっているが…
回りから元気が無い拍手が送られた
後、皆が散らばり、
ライはさっきのひ弱そうな男に肩を叩く
「ひっ!…な、なんでございましょう?」
「これ…200万」
と言いながら札束を渡す
「い゛!?!?」
「じゃ」
「あ!ちょ…まっ……」
「どうしたんだ?」
さっきのサングラスの男が問う
「あ!ウイさんと…そこの姉さんは…」
「クゥって呼びな!その金はどうしたんだい?さっきあの金額を払えたのも不思議だったけどまだそんなに…」
「その子供から貰ったんですよ!ちょうど…そう!同じくらい…」
「なんなんだあのダークホース君?結局400万かい」
正確には443万である
「ふん、キザな奴だけど弱者には優しいってか…気にイラねぇ」



宿屋にて
「…なぁライ」
「なに?」
「明日は…一人で行かせてくんねぇか?」
「…別にいいよ」
「了ー解!」


夜明け前

少年はガラス戸の前に立つ

そして、銃を抜いては入れ、抜いては入れを繰り返す

そして夜が明けたら

もう一度寝る




博打場の入口

「よぉウイ」
「あ?あ??あ!!エ、エドアルト!?」
「なんだよ。俺は生きてんぞ」
どうもウイとエドアルトは昔の知り合いらしい
「まぁ…アンタが死ぬわけ無いか…」
「チェスでもやろうぜ」


「二年前……か、アンタに命を救われたのは」
「大げさだな。俺は牢から出してやっただけだぜ?」
「あそこは実験所だったんだよ」
「実験所?なんのだ?」
「人をしゃべる物に変えるんだと。絶対にいやだぜそんな事!」
「…で、成功でもしたのか?」
「どうもあの後、警察が乗り込んだら人骨しかなかったんだとよ」
「ふーん…」
「あとカラスが一匹」
「で、そのカラスはしゃべったのか?」
「『カァー!』ってな!」
「ハハハハ!!だな。で、お前さんは今ここで何してんだ?」
「昼はただの男、夜はただのマスターさ」
「お前の酒は美味かったからな!いいじゃねぇか」
「で…エドアルトはまだ旅を続けてるのか?」
「妙なガキ連れてな!」
「妙なガキ?」
「説明できないくらい妙のな!!チェクメイト」
「お……参った…」
「よし、じゃあなんか貰おうか?」
「おいおいよしてくれよ。給料日まで近いからさ!」
「それはできねぇな。明日出発だからな」
「んー………じゃあこれだ」
ウイはサングラスをさし出す
「もう一つあるからな」
「へっ!俺には一生似合わないもんだな!」
「「ハハハハハハ!!」」


〜次の日〜
「ボウズ…勝ったならなんかくれょお〜」
「だめです」
「はいはい…」

バイクのエンジン音がする

ブロロロ……ブォーーーーーーーン…






「で、サングラスはどうしたんだいエドアルト?」
「アイツの家窓に返した。似合わん」
「ふーん…」
「………おい…まだアイツが寝込んでるぜ?」
一昨日殴った魔法使いがまだ倒れていた
「だって三日眠るように殴ったんだから」
「…………………あ?」
「よっと!」

ライは札束を投げつける

「10万あれば生きれるでしょ」
「へぇ〜…ふ〜ん…」
「なんだいエドアルト?」
「なんでもねぇ」




〜ただの村@終〜








解説

今回の村は旅人から名を名づけられていない『村』であり、
世界には数多くの「ただの『村』」がある
というわけで題名が「ただの村@」となっている

さて…なんのためにこの村を書いたんだか…

[880] メデューサ
LDHT - 2007年02月02日 (金) 18時45分

〜メデューサ編〜






序章









ある地図師のじじい話



旅人さん、ギリシャ神話…知ってるかい?

キリシャ?

異世界にある異世界の話しですよ

僕が知るわけないじゃないか

それもそうだね…誰かしっとるもんはおらんかの…

なんで僕に聞いたんですか?

旅人さんから…何かしらのギリシャの念波を感じるんだよ…

………








本章




門番が言う
「三日ね……ホイ!これ証明書!大きい『村』だから迷わないようにな!」
大きい…確かに「大阪府」並である
と言ってもレンガ家が多くあるだけだが…
「証明書?」
「今までの過去経歴とかを書いてあるものさ。あ、旅人さんのは書いてないから安心しな!」
と言っても門番に過去の話など一言も言っていない
「犯罪者なら犯罪者の経歴が書いてあるし、大学を卒業したら卒業経歴とかも書かれるのさ。ちゃんと持っていないと捕まるからね!」



〜宿屋〜


「ほほぉ〜……趣味でチェスをやり35年…旅人さん、強いな。賭けで鍛えたのか?」
「ええ、まあ…」
ナイトを動かす
「ああ…ポールの手も借りたいっていうのはこれか…」
「チェクメイト」
「はっはっは!」
宿長が高笑いする
「……くやしいな…さすがに…ところで旅人さん。ギリシャ神話って聞いたことねぇか?」
「いいえ」
「ここの村に古くからある神話よ!色々あって他の村にも出回っているはずなんだけどなぁ…」
「はぁ…」
「ああそうだ!うちの息子にあってみるかい?」
転々と話しを変える宿長である
「引きこもりでね。旅人さんに会えば良い刺激にもなるんじゃないかなぁって…」

無理やり連れてこられる


「おーい!ルーク!」
宿長が戸を叩く、
が返事はない
「入るぞぉ〜」
戸を開ける
中は電灯が点いておらず、暗い
「また電気をつけてないのか?」
電灯をつけると回りには数多くの本棚と机が一つ
そしてベットの毛布を包みながらうずくまっている少年がいた
ライと同い年くらいだろうか
「まぁ…話しでもしてやんな!…ほら…旅の話とか…」
そういいながら宿長は戸を閉める

バタン!



強制かい






いきなり電灯が消える
「!?」
スイッチには誰も触れていないはずである
もう一回つける

しばらくするとまた消える
「…………すこし明かりかが有ってもいいじゃないか」
そういうと机上のキャンプ用ランプが点く
魔法であろうか
机の椅子に座る

「………」

「………」

しゃべる言葉がない

「…………ねぇ…本読んでいい?」
そういうと一番下の段から本が一冊落ちる
「………………『虚空の銀河』…」
ためしに読んでみる





内容は宇宙の運命を変えようとする飛行士のSF小説
ところどころに「アニメ、マンガ、小説の決まり文句」が書いてある







『お前は私を倒せぬ運命なのだ!』
『運命は変えられるんだ!』
『自分の運命は自分で切り開く!!』






パタン!

ポトッ!

本を閉じた瞬間、紙くずが落ちてくる
一瞬、ライは銃を抜きそうになったが紙くずに対し、銃を撃っても意味がない

『感想は?』
紙くずに書かれている文章だ
「個人的には興味を持てるものじゃないね」
また落ちてくる
『運命を信じる?』
「全く信じない」
以下省略
『どうして?』
「僕なりの運命なんか存在しない理論があるからさ」
『………教えて』
「長くなるよ?」
『それでもいい』
「そう…じゃあ言うよ」



「…まず『運命』を辞書で引くと『決められている事』てあるんだ。世の中の人々は『運命は変えられる』と思っていると思えけど実際は『運命は変えられない』のさ。変えられたら『運命』じゃなくなる。この世が運命によって決まっていたら僕はすぐにでも変えるね」
『どうやって?』
「まず、人生に決まりごとなんてないのさ。僕がこの運命の話しをするのは決められた事かい?違う、僕は別にこの理論を話さなくてもいいのさ。これからドアを開けて部屋を出るのは自由、君をいきなり銃で殺すのも自由」
殺すと言った瞬間、ルークは少し震えたが
『じゃあ………これからキミをナイフで刺すのも自由?』
本当は教育的に自由とは言っていけないのだが
「自由だね。だけどその前に反撃するよ?」
プッ!という小さな笑いがかすかに聞こえてきた
『他の本………読んでいいよ…もう寝るから…』
まだ五時半だが…
ライは良い本がないか見ているとかすかに眠り声が聞こえてきた
本当に寝たのだろう
(『チュウモンノオオイリョウリテン』…………なんだこれ?読んでみるか…)




何時間かして



ガチャ
宿長が入ってきた
「おーい旅人さん!そろそろ夕食ですぞ!」
「あ、はい」
まだ読み途中の本を机に置き、食堂に向うが
「あれ?息子さんのは?」
「置いても食べないんだよ」



「へぇ〜………本ねぇ…」
「中々おもしろかったよエドアルト?」
「ふーん…」
あまり興味がなさそうだ
「誰が書いたんだ?」
「『ミヤザワ ケンジ』」
「……………変わった名前だな」
「作家には多いよ?変わった名前の人」









夜明け前

少年はガラス戸の前に立つ

そして、銃を抜いては入れ、抜いては入れを繰り返す

そして夜が明けたら

もう一度寝る









「ふぁ〜あ…」
「今日は嫌な予感がするぜ………」
「めずらしいね。そんな事言うエドアルトは」
「朝からなんかざわついてるしよ…」
「?」
窓のほうを見るとそこには警官と野次馬、




石となった宿長がいた



「宿長!?」
ライが叫ぶ
「やっぱなんかあったか!」
「行くよエドアルト!」
「俺は一人じゃいけねぇよ!」

バタン!



「……………あー…はいはい、そういうことね…」






「どうしたんですか?」
ライが野次馬に聞く
「メデューサよ!メデューサの目を見たからあの人は石になったんだわ!」
が、ライには伝わらない
というか「メデューサって何?」という顔だ
その間にエドアルトが野次馬を飛び越し、バリケードの中に入る
もちろんバイクではない

スタッ!
「む!誰だ貴様!」
「人」
「なめてんのか!!」
「石になっちまってんのこれ?」
「ああ、民衆はギリシャ神話の『メデューサ』と言っているが我々警察は強力な魔法使いだと考えている」
「メデューサ?」
「神話ではその身体は球体で髪の毛が緑色のヘビで奴の目を見ると石になってしまうという化け物だ。その中ではペルセウルスが鏡の盾で倒したとなっているが…」
「ふーん…」



高時計の上に登り、望遠鏡を取り出すライ
「…ってのがメデューサらしい」
「ん…………アレ」
「あちこちに石になっている人々がいるな」
ちなみにエドアルトの視力は6.8らしく、望遠鏡は手である
「うん………どっかにいるんだよ」
「犯人か?」
「まぁね……それだけでも掴んでおかないと…夜は眠れなくなる」
「恐くてか?」
「気になってだよ」
「………ああ、そうかい……………っ!?今一瞬…」
「見た」
「………人が石になったな…あそこらへんのとどこかに…」
「…目をつぶれ!」
「あん!?」
とっさに二人とも目をつぶる
「まさかよ……目を見たら死ぬメデューサでも見たのか?」
「感じるよ………兄弟の叫びが…」
「は!?なに言って…」
目を開けるとライはいない
「あの野郎!!!!!」









いる
確かにそこにいた

髪の毛がヘビ化し、全身緑色の球体
『メデューサ』である

しかし、奴は



泣いていた





「誰か……誰か…誰かぁぁぁぁああああ!!!!!」
メデューサの叫びが周囲に響く
「!」
メデューサが後のライに気付く
ライは目をつぶり、メデューサに銃を向けて立っている
「!?…………ラドール!?」
メデューサが言う
「ラドールだよな?!」
ライの方はピクリとも動かない
「俺だよ!スデュー!よく缶を投げつけた…お前の兄だよ!」
動かない、それは石になっているからではなく、
ライの意志で動かそうとしないからだ
「なぁ………返事しろよ!!」








ライが



笑ったように見えた











バァン!

銃声が鳴る
弾がメデューサの目に直撃する
「がぁ!!!…き、貴様ぁぁあああ!!!」
蛇達ががライに襲いかかる













今度は本当に笑っていた






ズシャ!!
「!!???!!??」
包丁がメデューサに刺さる
そこにはルークが涙を流しながら包丁をもう一本持っていた
また刺される
「ぐ、ぐぁぁ!!!……」
「さようなら」
ライが言った
「ミスター、スデュー」






バキュン!







エドアルトはと言うと
「証明書をだせ!」
「……………ないですよ!」
ピュン!
「ま、待てーーー!!!!」
警察にかまられていたりする




石になった宿長は元には戻らなかった
「くっ………うっ……」
ルークからは涙が止まらない
「・・・・・・」
「おーいライ」
「遅い」
「てめぇが早すぎんだよ!」
「…………そう……」
「…………ちっとはなぐs「無理」」
「……ああ、そうかいそうかい…………晩飯どうすっかなぁ…」



部屋に戻ると

「………驚いた」
夕食がある しかも二人分
「…………食べていいのか?」
「…いいんじゃない?」



〜朝〜

「………朝食が置いてある…」
しかも一人分
「…あいつ俺がバイクになれる事知ってんじゃねぇか?」
「………たぶん…」


ルークの部屋に行く

ガチャ

「………………いる?………」
布団の中でうずくまっていたがライが来たとたん起き上がる
「……朝食、おいしかったよ」
「………………ライは…………兄弟を…殺したよね……」
肉声でルークが言う
「何の事だい?」
「……あの怪物…兄だったよね……」
「いや、人違いだよ」
「……違う……」
「………………」
「…ライは……なんのために旅をしているの?」
「…………旅が楽しいからさ」

バタン




「…………」
「話せよライ」
「……なにを?」
「てめぇの過去だ」
「なんで?」
「死ぬぞ」
「…………」






〜メデューサ終〜


[883] 過去@
LDHT - 2007年02月06日 (火) 12時27分

〜過去@〜


十三年前のことである




ある国の女王から三男が生まれる
名前は「ラドール・イセオ」と名づけられる




おとなしい子であったが時々、城の外を抜け出して町をうろつくのが兵士達の手をやいた


次男のスデューはわんぱくで、よく空き缶を投げてくる
命中率85.7%、これも兵士達の手をやいた


長男のカラーは礼儀正しくて良い性格だったが
チェスがありえないほど強く、敵がいないためにある意味兵士達の手をやいている


とりあえず、初めて兵士になって警備を担当された人は必ず言われる文句がある


「いいか、あまりにも不自然な穴があったらすく埋めろ!ラドール様の抜け穴だ!曲がり角には注意しろ!スデュー様が空きを狙って空き缶を投げてくる!そこらにうろついているカラー様を見たら避けろ!夜まで警備をやらされずにすむが■ぬほどチェスをやらされるぞ!!!」




なんか嫌われガキ三兄弟である
カラーはガキと呼べるほどの年齢ではないが…


そんなある日


「おーい!またラドール様が城を抜け出した!」
「またかよ…」
「今すぐ探せ!!また国王様にしかられる!!」
カポーーン!!
空き缶が頭部に直撃する
「へっへ〜!命中!」
「あ!…スデュー様!そんな事はしてはi「カポーーーン!」」
「なにおなさるスデューs「カポーーン!!」」


避けろよ





〜城下町〜
(脱走なんてチョロイさ)
ラドール11歳時の心境である
(さーて今日はなにと出会うかな…)

ラドールが脱走する理由

それは「城下町に旅に出たい」からである
しかし、彼はまだ知らない


たとえ町でも旅がどんなに危険かを




「そこのボウヤ……」
道端の老婆が言う
国民はイセオ家の顔を知らないため、ラドールがどんな子供かを知らない
「なんだいおばあさん?」
「この人差し指をよーく見てごらん…」
と言いながら右手の指をだす
「?」
好奇心でその指を見る
その瞬間、意識が遠くに追いやられて眠りにつかされる


洗脳だ


「あ!ラドール様!」
兵士達がラドールを見つける
「!やばっ!」
「まてー!」

兵士達は誰一人気がつかない

それが偽りのラドールだと言うことを






ラドールは突如起き、隠されていた銃を持つ

部屋を出て

隣部屋のカラーの所に入る









撃つ    殺す





次に近い国王、父親の部屋に行く
しかし兵士が二人、見張りをしていた
「ラドール様?夜こんな遅くになにを?」










撃つ    殺す

撃つ    殺す








部屋に入る
中には大きないびきをかいている国王
銃声を聞いてはいないのだろうか









撃つ    殺す









女王、母親の所に行く
見張りはいない
部屋に入り









撃つ    殺す









最後にスデューの部屋に行く
ドアを開け、入ろうとするが
後から視線を感じる
カラスだ
「カァー!人殺しのラドール!兄弟殺しのラドール!親殺しのラドール!カァー!」
刹那、なにかを思い出す


人を―――――殺した――――――――

銃を投げ捨てて逃げる、逃げる、逃げる

『ジブンガ、カゾクヲコロシタ…』

何を思いか、自分がよく使う脱走ルートを使い、城を出る
町を駆け抜け、門のところまで走る
途中、人は一人しか会わなかった
そいつはよく覚えていないらしいが………
五本の長い棒のようなものを背負っていた記憶があった


門には当然門番がいる
「?!ラドール様?!夜遅くに一体…」
「うわああああああああ!!!!!!」
門番を突き飛ばし、自力で門を開け、逃げる
「ちょ!?ラドール様!?」
門番も追いかけようとしたが、すぐに闇の中に消えたため、城の仲間を呼ぶ事にした



後、王殺しとしてスデューが'魔物呪い'を掛けられる
あの老婆は外国からの侵入者で
国を混乱させるように命じられていたらしい
そしてその国は滅んだ



夜、雨が降り出す
だか少年は走る、我を忘れ、どこまでも


雨は降り続け、昼夜を忘れさせるほどの豪雨
何日走ったのであろうか
すでに、体力、気力など存在しない中でも走っている

長い森の道を抜けて
小屋の前にずぶ濡れになりながら座っている黒髪の男が居た
ちょうどその男の前につまづいて倒れる
男に泥が付着する
しかし、ピクリとも動かない

「誰だい?………キミ」
黒髪が言う
「………ラ……ドー…………ル…」
「ふーん…」
ラドールがもう一度黒髪の男を見たが


奴は血だらけだった





「!」
小屋の中、暖炉近くのソファーの上で気がつく
周りの机の上や棚の中はナイフでいっぱいだ
ナイフ美術館だろうか
しかし、さっきの黒髪の男が見当たらない
外はまだすさまじい雷の音とともに窓を壊すような豪雨の音が聞こえる
いるわけないと思ったが
窓から覗きこむと…

いた
さっきと同じ場所、同じ姿勢で
こっちに気がついたのか、ゆっくりと小屋の中入る
なぜか、濡れていない

「もう一度聞く、名前はなんだい?」
「ラドール・イセオ……アナタは?」
「よく覚えていない。………進藤…………フパークク……だったかな?」
「シンドウ?」
「変わった名前だろ?」
「いえ……」

『進藤・フパークク』んな名前があってたまるか

「で、ラドールは走ってどこに向っていたんだい?」
良い嘘が見当たらない
「わからない……無我夢中で…」
「……人を…殺したんだね?」
「!?」
「図星だね?11の青少年が無理もない」
ラドールは自分の年までは言っていない
「なんで……わかったんですか?」
「ちょと心を読んだだけさ」
心を読むなど…と
これでは自分が告発されて、■刑になる


'殺せ’


机の上においてあるサバイバルナイフを取り出し、進藤の心臓付近を刺す

そして倒れて■ぬ







普通は



しかし、この男は普通に普通ではない
口から血を吐くとともにこんな状況では普通言えない言葉を言う
「サバイルバルナイフは殺人用じゃなくてそのまま自然に使うほうがいいんだよ。殺すんだったら…これだな」
普通に語り、普通に机の上にあるナイフを取り出す
「これは釣り糸用だけど、中々切れ味が良いんだ」(※この世界だとそうらしいが現実と比べてはだめである。てか人殺しするな)

気が狂っているのか、そのナイフを自ら自分に突き刺す
ラドールはサバイルバルナイフを手から離し、二、三歩、後に行く
確かに二本のナイフは進藤に刺さっておりその進藤は血こそ流れているが、普通に立っている

「やれやれ、不老不■という事を忘れていたよ」

何がなんだかわかなくなったラドールは恐る恐る聞く
「………不老………不■?………」
「ああそうだよ、おかげで■にたいのに■ないのさ」
そういいながらやっと二本のナイフを抜く
「さすがに気味が悪かっただろう?」

当たり前だコノヤロウ

「で…ラドールは王の息子だったよね?」
「………はい」
もうやけくそである。今まで起こった事を話す
進藤のほうからは生返事しかなかったが
話が一段らくすると
「…で…ラドールは何か好きな事はあるかい?」
「城下町を……旅すること…」
「悪いけど…スケール小さいね…」
「……………うん………」
返す言葉がない
「そんだったら世界を旅すればいいじゃないのか?一つの町を歩くよりもよっぽどおもしろいけど、危険がともなうよ?」
「…………じゅできない…僕は弱い人間だから……」
「…なんでこの家にはナイフや小刀が多いかわかるかい?」
「……いや…」
「自分がナイフの達人だからさ」



後、ラドール・イセオは過去を振り返らぬため、'ライ’と改名する
別に改名しても意味はかったが…
そしてライは進藤の事を'師匠’と呼ぶようになる



三ヶ月後


「とうとう行くのかいライ?」
「はい」
「心残りはないね?」
「あるわけないですよ師匠」
「ハハ!じゃあがんばって生きな!」
「師匠も元気で」
「不老不■だから一生元気さ!」
「ハハ!そうですよね」
「じゃあな」
「はい」



ライは城と反対方向に歩いていく
「………はぁ…弟子をとるのもいいかもしれないけど……これじゃまたつまんなくなるな……もう一回■ぬか…」
またナイフを刺す
が、当然のように生きている
「…………そろそろ■よ…自分…」





〜過去@終〜


少々、青少年向けではない文を書いたことをお詫びいたします





エ「おい……なんでここに俺のセリフがあるんだ?」
ラ「なんかこの小説による疑問を解いて欲しいんだって」
エ「なぞ解きか?」
ラ「疑問ていうか…質問に近いらしい」
エ「ああ、断固拒否しとけ」
ラ「了ー解!」




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