[1216] 愛を知った時・・僕は 第1章{瑛多目線} |
- TAKEUCI - 2008年04月12日 (土) 23時07分
「瑛ちゃ〜ん オハ」
「オハョ」
こいつは親友の隼 「しゅん」
隼は、スポーツ出来て女子にはかなりモテル・・
女何人泣かしてんだか・・
「ねみぃ〜1限から体育とかだる〜〜あっ!つかさぁ瑛ちゃんもそこそこモテんのになんで彼女つくんねぇの?」」
「ハァァ!?アホかお前! つか喧嘩売ってんのか(笑)誰が好きでもない女と付き合ったりヤったり出来んだよ・・ぁっお前か ハハ(冷)」 「ひでぇよ(汗)ちゃんと体の愛は育んでます!」
アホらしなぁと思いながら廊下の曲がり角を曲がったその時、
{バフッ}
なんかにぶつかった。
「「ぃってぇ」」
見ると女の子が俺の鞄を下から抱えこむようにうずくまっていた。
ゃばっ!
「ごめん!大丈夫??」
と聞いたら潤んだ目をして
「あたしも急いでたんで・・すいません」
と鞄を俺へ付き返すとスタスタ行ってしまった。
俺はその場を動けなかった。
なんかキュンとした。
茶色い瞳をした大きな目
指を通したらなんの抵抗もなさそうなオレンジブラウンの髪
顔全体的には童顔だ・・幼い顔付きとは対照的な喋り方・・・
なぜか全部が可愛いと思った。
「っおいっ!」
隼の声にびっくりしていると
「なぁ〜あの子可愛くね??」
ニヤニヤしながら隼が聞いてきた。
「あぁ〜まぁまぁかなぁ〜 でもお前の趣味じゃねぇよ」
俺は曖昧な返事をすると共に、隼の気をそらそうとした。
「そっかなぁ? まぁ、確かにちょっと俺みたいな奴には幼過ぎるかなぁ(*^。^*)」
だよな!セーフと心の中で安心した。
隼は男の俺から見てもカッコイイから勝ち目はねぇし・・
俺お人好しだから絶対諦めちゃうし・・・
その時は、そんな事を思っていた。 まだ、恋とか愛とかを知らない俺は・・・・・・
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