[2554]明けない心 - 投稿者：侑子

あと何回時計の針が
廻れば僕は　眠れるのだろう
届かぬ思い抱え、白昼夢の先へ
一人・・・

追ってくる悪夢
何時でも　何処でも
「逃げられない」　分かってる。
でも・・・今は・・・

一人だけで走るしかない
瞳閉じて　夢に手を伸ばす
僕に眠りが訪れるわけないのに
寂しさ隠すように
頭振って　涙振り切った


あと何回夜明けを見れば
心の中の夜は明けるのか
重く圧し掛かる、自分の過去を
捨てて・・・さあ・・・

夢に焦がれ続けている
この夜が　明けないから
でも君がそんな僕を　「好き」
と言うのなら　笑える

( 2011年12月09日 (金) 00時53分 )

[2553]思いやりのうた - 投稿者：悠

自分だけが知っている
どんな性格
どんな何々

相手だけが知っている
どんな性格
どんな何々

何が得意で　何が不得意
何が嫌いで　何が好き

自分だけではわからない
ひみつを相手はしっている
相手だけではわからない
ひみつにきづける自分でいたい

( 2011年11月12日 (土) 11時02分 )

[2552] - 投稿者：Ken

始めてみるよ、これから。

感じてみるよ、何かを。

終わらせてやるよ、全てを。


回虫が軋みながら謳う、此処に在るべきは本当は違う電子から生まれるはずだと。
しかし、知ってしまった罪はいつか絶たねばならない。
それが報われることはないが、せめて今を変えるには此処から前へ・・・

前へ・・・前へと・・・

( 2011年07月21日 (木) 02時11分 )

[2551]ある一日 - 投稿者：悠

初夏の夕暮れは
どこかしみじみと心に触れて
そっと　きもちを
なだめてくれます

くもり空も相手にせず
宙(そら)からの風は
じっとりとした空気を
追いやってくれます

そうして夜の
田んぼのほとりに
かえるが鳴くのです

そうして今日の
長い今日の
おわりを迎えるのです

( 2011年06月19日 (日) 18時14分 )

[2550]社会 - 投稿者：k.k

大人になって

鈍くなってしまった感覚（きもち）

毎日をただなんとなく過ごしてる

辛いのに辛いとわからない

我慢して耐えている

それが正解だと

暗黙の了解の上に成り立つルール

いっぱい張り巡らされている

そんな世の中で

私たちは生きている

息苦しくもあり

ありがたいとも思うのだろう

( 2011年06月01日 (水) 23時48分 )

[2549]言葉 - 投稿者：悠

風の中に人

なすすべもなく取り残され

雨に降りこめられて

後に残る欠片をあつめ

ただ　空を見る

これからの記憶に　

もう　あの人は残らない

悲しみの中に生きるものに

かける言葉　なんでしょう

幸せの中に生きるものが…

( 2011年05月30日 (月) 19時35分 )

[2548]if… - 投稿者：悠

庭の中　動けない　ししおどし

辺りの静けさとともに

時間を止めている…


時を止めることができたなら

きっと誰でもしてる

時間に追われず　考えたいから

あのときのことを

これからのことを…


あのとき、もし――――…

( 2011年05月15日 (日) 22時36分 )

[2547]流れ星 - 投稿者：k.k

　
君と一緒に過ごす時間

特別なプレゼント

一人より二人がいい

お互いがそう思い合えたらいいな

流れ星ひとつ捕まえて

こころに深く願うのは

これからも

君がわたしの隣で笑ってくれること

( 2011年05月06日 (金) 22時28分 )

[2546]受難の日に　受難の人をー - 投稿者：くちびるに歌を。

★日本人の心に、唇に　ふたたび…
　さきの東日本大震災は、大東亜戦争後の荒廃にも勝るとも劣らない大規模な災禍をもたらした。坂本久ちゃんの「上を向いて歩こう」が切なさと希望を込めて人々の口に戻ってきた。最近、NHKが松任谷由美さんを起用して、デビュー曲の「春よ　来い」の新バージョンを中心とした企画を立て、＜歌の千羽鶴＞に祈りを込めようとしている。
　しかし、それではまだ終われない。もう、ご年配の人には、察しがついているでしょう。
　終戦時の廃墟の街角やこわれそうなラジオなどに、こつぜんと登場して歌われだした並木路子さんのあの「りんごの歌」の透明な声に他ならない。殺伐な、あるいはしおれきった人々のこころにぱっと希望の光をともし、戦後復興の励みとなったのは忘れられない。
　東北地方の象徴的な果実の歌でもある、「りんごの歌」の新バージョンを復活させよう。
　そして、ふたたび復活のシンボルとしよう。ただ、今度試みるこの曲の新バージョン企画はNHKなどではなく、民間ベースでみんなが寄って推進したいもの。
　民間の音楽機関、音楽関係の会社、幅広いNGO、関係地方自治体、被災地に駆けつけているボランティアたち、東北地方出身の歌手連合…などなど。
　企画の意図を考えると歌手セレクトが難しいが、お連れ合いが自然食と千枚田の保存に尽くした東大出身のあの方か、沖縄出身でちっともパフォ−マンスも飾らない自然体の若手ナンバーワンと目されるあの子か…うーん、迷うところである。選抜は企画参加者で考えようではないか。
　　♪赤いーりんごに　くちびーる寄せて〜　だまあって見ている　あおいそらぁ〜♪　　避難所に希望がわきたち、お年寄りの腰がしゃんと立ってきた姿が見えるようである。

　　◇　　◇　　◇
★受難の日に　受難の人をー。
　現代の「後藤新平」は、岩手に雌伏する大器・小沢一郎をおいてない。ほかに誰が居るというのか。大震災を復活させる復興庁長官かいまの宰相に小沢を選出することが王道であるのを、賢い日本人はまもなく気づくであろう。
　白羽の矢を現代日本最大の実力者、東洋の大人の頭上に。この不幸な時代に、サイコロの目はこの方の両肩の上に重なっているのを知るべし。

( 2011年04月28日 (木) 11時01分 )

[2545]逆 - 投稿者：悠

強い風　思い出流るる　今日明日
桜花　儚く散りゆく　何時のこと

蝋燭の明かりに照らされて
祝いの灯　消えしとき
一人の命が増えていき
一人の命が消えていく
この差を埋めてはいけない
この世の定めなのだから

嬉しさの　裏ににじむ　不幸かな
時の経つ　速さ　限りなし

遅く早く　春雷響く　朝空に
　見えるはずなき　陽を望む

( 2011年04月26日 (火) 22時45分 )