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[2] AA戦記 第一話「全ての始まり」
ギルザラード - 2004年08月04日 (水) 19時59分

2ch暦400年、AAシティ中心部、中央センター…
人口500万人以上を擁するこの大都市のほぼ中心部に、そのビルはたたずんでいた。このビルの正式名称は「2ch中央管理センター」と言うのだが、この街の住人は、このビルの最上階にすえつけられたシンボルの壷のオブジェから、もっぱら「壷ビル」と言う愛称で呼んでいる。それはさておき、翌日に2ch市制400周年セレモニーを控えたこの日の町は、活気にあふれていた。そう、あの瞬間までは…
壷ビル最上階…
「ふう、これでひと段落ですね」
「これでやっとマターリとニラ茶が飲めると言うものだよ。」
壷ビルの最上階、つまり市長室で、二人の若者が公務に励んでいた。片方は背の高い青年だったが、もう片方はとんでもない小男である。この市長室には、「整然とした市長のオフィス」と言うようなイメージは無く、部屋全体をコンピューターに囲まれていたが、本人達が「市長室」と言っているのだから、市長室には変わりないのであろう。
「そういえばひろゆきさん、セレモニーの祝辞の言葉、考えたんですか?」
「…!やばいっ!すっかり忘れてた!今夜も徹夜か〜…」
「しっかりしてくださいよ、ひろゆきさん!あなたはこの街の市長じゃないですか!」
そう、ひろゆきと呼ばれたこの背の高い青年、この町の創設者にして、現市長なのである。ちなみにもう片方の小男の名は夜勤さん。
職業は市長補佐官、平たく言えば副市長なのである。
と、その時
「こんにちわ!ひろゆきさんに夜勤さん!」
勢い良くドアが開いたかと思うと、高らかに声を響かせながら、ピンク色の人(?)影が飛び込んできた。その人影は、ピンク色の体毛を持つ猫を二本足で立たせた様な風貌をしており、なぜか段ボール箱に入っていた。
「やあ、しいちゃんじゃないか!」
ひろゆきが言う。
しいちゃん、と呼ばれたこの少女は、この街の住人であり、街の住人の中では最も古くからいる部類に入る。
しいはおもむろに段ボール箱に手を突っ込むと、
「疲れてお腹空いてると思って、差し入れもって来ました!「もなや」のモナモナカですよ!」
と言って、「もなや」のロゴ入りの紙袋を差し出した。ひろゆきは手を伸ばしながら、
「これはありがとう、では早速…」
ビーッ!ビーッ!ビーッ!ビーッ!
「ひろゆきさん、侵入者です!数は100…200…300以上!」
ひろゆきが立ち上がりざまに振り向きながら言う。
「しいちゃん!夜勤さんを連れて逃げるんだ!ここは僕が食い止めるから、さあ早く!」
「でも…」
「いいから早く!敵はすぐ下の階まで来ている!そこのダストシューターから逃げろ!そこから裏口へ出られる!その後は糞スレヒルズに向かって、そこから下水道を伝って逃げるんだ!」
「…!わかったわ、さあ夜勤さん!」
しいはやや強引に夜勤を段ボール箱の中に押し込むと、ダストシューターに向かって飛び込んだ。
その瞬間、敵が市長室のドアを突き破り、部屋になだれ込んできた。
「そう簡単にやられは…!」
しいは一瞬振り向いたが、ひろゆきがそこまで叫んだところで、闇の中に消えていった。
ゴオオオオオオオオオオ…
落ちる…落ちる…落ちる…!
ドサッ
一分ほど落ちた後、しい達はゴミ袋の山に放り出された。
「ぬるぽぬるぽぬるぽ!」
その時、何十何百というぬるぽがしい達に向かって襲い掛かってきた!とっさにしいが起き上がって、
「そう簡単にやられるもんですか!しいちゃん段ボールスイーング!」
と叫びながら、段ボールを振り回しながら、ぬるぽの群れに向かって突っ込んでいった。刹那、数十体のぬるぽが吹き飛ばされる。
「夜勤さん早く!」
しいが振り向きざまに叫ぶ。しかし夜勤は、
「このままじゃ逃げ切れない!二手にまぎれて敵をまこう!」
と叫んだ。しいは黙ってコクリとうなずきながら、二人は別々の道を行きながら、しかし糞スレヒルズを目指し、ぬるぽの大群に向かって突っ込んでいった。
   ―第二話「急襲!ジサクジエン!」に続く―




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