KDDI光プラスを利用しています。ネットと電話込みで4777円ですが、NTTの基本料金が不要になるため(NTT回線は休止扱いのため無料)、他社の光サービスやADSLよりも安く利用できるメリットがあります。また、IP電話は専用の050番号を使用しなくても従来の電話番号で多くのプロバイダと無料通話できるという点も気に入っています。マンションまでは1GB通信なのでとても快適にインターネットも利用できます。結果的に電話の通話料を含めても遙かに安上がりになることが実感できると思います。 安さの秘密はKDDIが元々通信回線を独自に持っているというのが強みで、障害時の対応も非常にスムーズです。 インターネット競争が始まって以来、NTTはどうしても値下げに関して遅れをとる傾向にあります。戸建て住宅などやむを得ずBフレッツを利用する方などいらっしゃいますが、最近のマンションの場合、割高になることもしばしばあります。NTTの分社化によって設備関連や料金形態が複雑になっているのが原因のようです。 ですからこのマンションの場合、USENやKDDIなどの光サービスを利用する方が経済的にお値打ちだと感じます。 ただ、USENはまだIP電話サービスが始まっていないため、電話をあまり利用しないのであれば、インターネットのサービス内容を比較してどちらかに決められれば良いと思います。電話も重視するのであれば、通信事業に強いプロバイダ(例えばKDDI)を選択するのがベターだと考えています。 余談になりますが、日本テレコム(プロバイダはODN)がKDDIをしのいでいたことがあります。しかし、KDDIの経営統合や経営戦略の方向転換によってNTTに次ぐ大手通信事業者にのし上がりました。逆に日本テレコムは経営不振に陥り外資系企業に買収され、ついにはボーダフォンがその親会社になってしまい、ODNとしての経営はあくまでボーダフォンの付録事業になってしまいました。またそのボーダフォンまでも現在では業績赤字で事業展開に苦労しているようです。 どちらも、もともと全国にNTTとは別の通信網をもっているとはいえ、経営力の差でライバルでなくなってしまったのは実にもったいない話です。 脱線してしまいましたが、プロバイダ選びで一番気を付けたいのは、個々の生活形態に合わせて強力なプロバイダに加入することだと思います。 長々となりましたが、参考になればと思います。
2004年09月19日 (日) 00時07分
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