戌年が始まりました。皆様及び愛犬にとって幸せいっぱいの一年になりますように。煩悩が少なくなり、仙人の域に達しつつある私は、ただただ平凡に暮らし、ゆっくりと流れる時間を楽しめれば十分です。大きな幸せは望みません。日常の小さな幸せで十分です。
オオカミ信仰で有名な秩父の三峯神社分社が我が町にあることをつい最近知りました。カミさんが大晦日深夜に先着30名様限定の貴重なお札を入手してくれました。そのおかげでしょうか、大晦日で4歳になったサブがなんだか大人しくなったような気がします(?)・・ただし、その霊験は遠くまで及ぶことはなく、室内では静かでも外に出るといつも通りに大暴れしています。
さて、今日は「食器のヌルヌル」という話題です。犬の食器のヌルヌル感が洗っても洗っても消えないことがあります。このヌルヌルは細菌の膜=バイオフィルムの形成です。
犬の唾液はアルカリ性です。このアルカリ性唾液は虫歯になりにくくする長所があります。一方、細菌が繁殖しやすく、歯垢も溜まりやすいという短所もあります。アルカリ性唾液が付いた食器をそのまま放置すると、食器の表面もアルカリ性となり、細菌が繁殖してバイオフィルムを形成します。バイオフィルムは非常に強く結合して頑固に付着しています。で、いくら洗ってもなかなかヌルヌルを落とすことができなくなります。
犬の食器のヌルヌルを綺麗に洗うにはバイオフィルムを破壊しなければなりません。その方法として、@洗う前に乾いたタオルで拭く、Aメラミンスポンジ・アクリルたわしなどを使うなどがあります。@もAもバイオフィルムを物理的に破壊する方法です。力もいりますし、食器に傷がつくのか難点です。バイオフィルムがアルカリ性であることに着目すると、酸を使って中和するのが良さそうです。実際、酸を使えば簡単に落とすことができます。お勧めなのがクエン酸です。クエン酸添加の台所洗剤も市販されていますが、もしクエン酸そのものが入手できれば、薄い溶液を作っておけば便利です。酢を薄めて使っても良いようです。
我が家では霧吹きにクエン酸溶液(濃度は適当。かなり薄目でも効果あり)を入れておき、ヌルヌルが気になったら吹きかけて洗っています。一発で魔法のようにヌルヌルが消えます。ただ、霧吹きを使う場合、息を止めて吹きかけなければなりません、そのまま吸い込むとかなりむせますので。
我が家で一番ヌルヌルになったのはくうやの食器でした。サブの食器も相当なもので第二位です。レオ、メグの食器のヌルヌル度合いはごく軽いものでした。どうも唾液の粘度に比例しているようにも思えます。冬場はさほどではありませんが、夏場になると菌の繁殖も旺盛になり、瞬く間にバイオフィルムが形成されます。清潔を保つために適度な頻度でバイオフィルム除去しましょう。
2018年01月09日 (火) 08時59分
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