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[1843] 投稿者:JC - 動物介在教育(前編)


 なんだかあっという間に終わってしまいましたが、GWはいかがお過ごしでしたか。私の方はノルマの草刈りを早々に済まし、カミさんとのラブラブチャリを大いに楽しみました。娘の引っ越しで大腿部を傷め、唯一の趣味であるチャリンコ遊びがしばらくできませんでした。その傷も癒え、チャリに絶好の季節ですし、梅雨まではせいぜい走り回ろうと思っています。

 さて、今日の話題は「動物介在教育」です。実は娘が小学校の教員になり、新任なのに3年生の担任を仰せつかりました。男子児童の喧嘩の仲裁、海外からの女子児童の教育方法などに苦労しながらも総じて楽しめているようです。なお、実家から車で1時間ちょっとですので毎週末に帰って来ます。休日はダラダラと怠惰に過ごし、戻るときには冷凍庫・冷蔵庫からさまざまな食材を盗んで行きます。帰宅時間が遅いようですので、応援団長としては毎日のおかずを余計に作って持っていけるよう準備します(大甘の父親)。

 欧米では教師のペット(主に犬)を教室に連れて行くこともあると聞きます。授業を受けている子どものそばを犬がうろつき、窓辺には猫が日向ぼっこをしているクラスなんて魅力的です。「娘がそんな教育を試みてくれたら」と思っています。ただ、「サブを連れて行くか?」と問うと即答で「結構。大事件を起こして新聞沙汰になってもなんだから」・・「うん、確かに」。

 ペットを学校に迎えると・・・
@授業に集中するようになった
A攻撃的な行動が減った
Bクラスの和が深まった

 ・・などの効用が報告されています。欧米では多くの学校で動物介在教育が導入されていますが、日本ではほとんど聞きません。教師の過剰労働が報道されているくらいで「とてもそんな余裕はない」というのが現状かもしれません。

 米国・ドイツでの調査報告では、「7歳児と10歳児(調査対象の子ども)にとって、ペットは“特別な友達”であり、“ペットと親密な会話”をしている」「5歳児のうち42%が、悲しみ・怒り・恐れ・幸せの感情を感じたとき、ペットに話しかけている」「9〜10歳の子どものうち79%が悲しいときペットと一緒にいることを好み、69%がペットと親密に悲しみを分かち合っている」。子どもがストレスを感じたとき、それを受け止めてくれる存在はまずは両親・友人たちかもしれませんが、それとともにペットも支えてくれる役割を担ってくれているようです。

(6月に続く)

2017年05月10日 (水) 09時56分



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