雪が舞ったり春のような日差しに衣類を薄くしたり、不安定なお天気続きですね。 ここ暫くの間に、残念ながら何頭かの犬たちが立て続けに亡くなったこと、ご報告がありました。 それぞれにご家族に愛され、共に楽しみ、充実した生涯だったに違いありません。 一緒にいられる時間は、遅かれ早かれ、いつかは終わりの時を迎えます。 永い間患ってご家族の介護を必要とするもの、交通事故や熱中症であっけなく亡くなってしまうもの、原因もわからず気づいたら亡くなっていた、なんていうケース。 お別れには色々なパターンがあれど、大切なのはどう生かしてもらったか、ご家族と共にどんな風にどんな時間を生きてきたか、ですね。 これまで多くの犬たちの死に臨んできました。 胸がはりさけるような別れもあったし、良くこれまで頑張ってくれたね、ようやく苦しみから解放されるよ、という安堵さえ覚えるケース、あの時ああしていれば良かったのに!と自分や他の誰かについ責任転嫁したくなってしまった恥ずかしい自分も過去にはありました。 犬は、一緒に生きてきたご家族に染まり、毎日出されたものだけを食べ、ご家族の在り方や方針を無言で受け入れ生涯を全うします。 そんな犬たちを考えると、今一緒にいられる時間がどれほど貴重で輝いているか痛感し、できることを精一杯してあげたいと改めて感じます。
関西のアースが亡くなりました。今年の誕生日が来れば15歳になる年でした。ずいぶん長い間、飼い主さんを見守り、慰め、大きな存在だったと思います。老いてから、もう一頭と一緒に関西の深山を一緒に散策したのが印象に残ってます。まだ若いもう一頭のマラミュートが大きな救いとなっているそうで、それを聞いて私も少し安堵感を覚えました。 同じく関西のクローバが亡くなりました。60kg位ある大きな犬でしたが10歳になり元気がなくなり、内分泌系の異常ではないかと診断されそのまま静かに亡くなったそうです。子どもさんの多い賑やかな(多分?)ご家庭でどんなにか楽しい日々を過ごして来たことでしょう。ごく普通の家庭犬としての生涯でしたが、昔ながらのごついマラミュートの風貌を見事に体現した熊の子のような犬でした。 更に、北関東のレイチャーが亡くなりました。中年のお年頃になってから我が家からお引っ越しした犬でした。若い頃はショーでも優秀な成績を残し、12歳半と年老いても愛くるしい顔をしていました。彼女の娘との同居でしたが、飼い主さんご家族は死に際し、まだまだ元気だという娘にお気持ちをシフトされているようでちょっと安心しました。
亡くなった犬たちの冥福を祈り、力を尽くして最期まで看取って下さった飼い主の皆さんにお疲れさまの言葉を送ります。
2017年02月25日 (土) 18時56分
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