本日は強い南風が吹いています。春一番です。もう少し辛抱すれば本格的な春の訪れです。それにしても今冬もなんだか変でした。大雪地方と雪が少ない地方がはっきりしていたように思います。我が家近辺では、雪が降ることはほとんどなく、積雪なんて一回だけでした。ただ、寒暖差が大きく、風が強かったように思えます。ここ二三年はスタッドレスタイヤ、ママダンプ(大型雪かきスコップ)の活躍する場面がありません。いずれにしても大雪被害に会われた方々にお見舞い申し上げます。
さて、「愛犬が初対面の人にとる態度・・・実は飼い主さんから学んでいます!」という記事がありました。1歳前後の人間の赤ちゃんはどうすればよいか迷った時には親の表情などから判断すると言われています。犬も同様で「人の振り見て我が振り直せ」ならぬ「飼主の振り見て・・」が犬世界なんだそうです。
「犬は知らない人に対して飼主がその人に取る態度を見て行動を変えるのか?」という実験がフランスの大学で行われました。対象はシェパード種36頭と大型犬36頭です。実験は以下のようになされました。
@ 部屋に飼主と愛犬が入る A 愛犬をノーリードで自由に動くことができる状態にし、飼主は所定の位置で待機する B 飼主も愛犬も知らない人が入室して、飼主に近づいて所定の位置で止まる C 飼主は知らない人に「近づくor動かないor後ろに下がる」のどれかの行動をとる(この間、声を出したり、犬を見たり、ジェスチャーをしたり、表情を変えることはしない)
結果は・・ ■ 76.4%の犬は知らない人と飼主を交互にチラ見し、72.2%は相互にガン見する ■ 特に飼主が後ろに下がった時は、「知らない人に目を向けるまでの時間が短い、知らない人に自分の体の一部をくっつけに行くまで時間がかかる、犬が飼主に自分の体の一部をくっつけている時間が長い」となりました。飼主が後ろに下がる行動を見て、犬たちは「この人は危険かもしれない」と認識し、飼主の行動に合わせるような対応をするのではないかと推測されています。 ■ オスに比べるとメスの方が飼主を見る時間が長い ■ シェパード種よりも大型犬の方が知らない人を見る時間が長い、大型犬の方が知らない人に対して自分の体の一部をくっつける時間が長い
「飼主が少しでも恐怖を感じているような態度を取ると、愛犬も警戒することがわかりました。オスよりメス、大型犬でもシェパード種は警戒心が強いようです。トレーニングをするときに、『飼主が自信のないような態度を取ると犬も言うことを聞かない』とよく言われていますが、初めてのことで戸惑っている愛犬は飼主の態度を見て、自分がどうすべきなのか判断していることがわかります。飼主が人見知りせず誰にでもフレンドリーに接する人であれば、愛犬も人や犬にフレンドリーに接することができるようになるのかもしれません。愛犬を不安にさせないように、飼主も自信を持った行動をとれるようにしたいですね」と結んでありました。
「犬は人間と見つめ合える唯一の動物」「見つめ合いは、飼主・愛犬双方に“喜びホルモン(オキシトシン)”の分泌を促し、共に心が満たされる」とも言います。きいタンは目を見て問合せをよくやりますし、飼主の行動をよく観察しています。一方、サブは気分次第です。こちらの動きを目で追うこともありますが、飼主の行動にはそれほど関心がないように感じます。面倒だと呼んでも耳だけ向けることもあります。これは独立心が強いのか、飼主をそれほど信頼していないのか・・う〜ん、さてどうでしょうね。
2017年02月17日 (金) 10時35分
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