熊本の地震では大変な思いをされている皆さんにお見舞いを申し上げます。 職場に戻れない、学校に行けない、というかたもまだあるようですね。復興が順調に進むことをお祈りします。
熊本といえば、熊本には今でもマラミュートはいるのでしょうか? 以前、マラミュートがハスキーブームに便乗していた時代には、熊本にもマラミュートの繁殖をしている犬舎が複数あったんですよ。ショーにもたくさん出て来ていました。今は、熊本ばかりでなく九州全体で、繁殖やドッグショーに出てくるマラミュートはほぼ無くなってしまいましたね。 しかし…実は今でも九州にマラミュートはいます! 熊本にはマラミュートを飼っている会員さんもいますし、天草の離島にも若く元気なマラミュートがいるんですよ。 昨年には、遥々離島へ船で渡ってマラミュートに会ってくることができました。
熊本といえば、昔ながらの会員さんでAMCJ会計もお願いして来た福岡県のSさん宅も、実は歩いて5分で熊本県、という県境にあります。地震では棚の上のものが落ちた程度で済んだそうですが、熊本南部に住むご家族のところは大変だったようで、一時は洪水警報が出され当面職場も学校も閉鎖、ご家族は暫く実家に避難していたそうですが道路が破壊されているので移動だけでも大変だったとのことでした。 S家のマラミュート、アビーは1993年生まれでしたが16歳手前で亡くなり、相棒だったパルも、最後まで残っていたターボも亡くなり、今はS家にはモルモットくんだけが静かに一緒に暮らしています。 アビーはChacoの孫でAladdinの兄弟ですが、今はザベリワンではAladdinのひ孫が活躍を始めています。これが・・・あの頃の、かつての名犬たちに面影がソックリなのです。そりゃあ子孫なのだから似ていて当たり前だろうと思われるかもしれませんが、色々な他系統の血液を入れながらの繁殖なので時には離れていったりまた戻ったりを繰り返しながら、昔ながらのマラミュートを繋げていくことに成功しています。 昨今のアメリカのショーに出て来るマラミュートは、かなり小柄でコンパクトな犬が普通になっているようですね。 犬の世界にも流行りすたりは確かにあり、特にアメリカのショードッグ界は変化が大きいと言われています。今どきのアメリカのマラミュートに、80〜90年代の姿を保つ我が家の犬たちを並べたら、相当にサイズと骨量の違いがあることでしょう。しかし、サイズに厳格なハスキーや他犬種と異なり、それでも通用してしまうのがマラミュートです。サイズの重要性より、あくまで体の動く作業犬としての機能性が、より重視されるからです。
今年のGWは雨が続いたり強風が吹き荒れたり、真夏のような暑さになったりでしたが、皆さんはいかがお過ごしでしたか? 我が家は相変わらず犬を連れて遊びに来られるお客様やお預かりの犬たちが続いててんやわんやでした。 そんな中で一日だけお客様も仕事も予定を入れない日を作り、犬の友人らと山に登って来ました。 3月にも山を訪れたのですが、その時は残念ながら犬を連れて行けなかったのでリベンジです。 せっかくこんな登山の基地のような場所に住んでいるのですから、体が元気なうちに行かない手はありません。 今回は壮年組のピリカとスリラーを連れて登って来ました。途中、急傾斜が続く場所があり、人も犬も息絶え絶えではありましたが(苦笑)。 八ヶ岳の南西麓から西岳と編笠山の中間に位置する鼻戸屋、不動清水、盃流しと歩き、帰りは異なるルートで下って来ました。 山に登ったとはいえ、標高的には1560m位でしょうか、頂上に立った訳ではありません。それでもスキー場の一番上を下に見下ろし、南アルプスの甲斐駒や入笠山が眼前に迫って見えたので別世界に立ったような爽快感がありました。 Nさん、Runさん、遠いところお疲れさまでした。 翌日には時間のあいた隙に近くの渓谷に若い犬たちを連れて行き、誰もいない場所で水遊びを楽しんできました。鹿や熊が水を飲みに来るような奥まった場所です。足が痺れそうに冷たく、さすがのマラミュートも喜んだのは最初だけで、余りの水の冷たさにその内体を押しても水に入らなくなりました(笑)。
相変わらず、色々なことを思い付きで楽しんでいる砧家ですがまた近いうちに集まりの企画を考えたいと思います。犬連れで楽しめたらいいですね。
2016年05月13日 (金) 04時03分
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