春一番が吹き荒れ、その後も強風が続きました。一転して関東地方の今日は冷たい雨です。それでも本格的な春の訪れを感じさせます。2月のドカ雪で陸の孤島と化した地域の方々もほっと一安心かもしれません・・いかがでしょうか、砧様。
犬好きの人には「何を今さら…」でしょうが、犬がどんな生き物より人間の悲しい気持ちに寄りそう生き物であるということが、英国での調査の結果から明らかになりました。この“どんな生き物”には人間も含まれているところが面白いところです。
調査対象は18匹の飼犬です。泣いている、鼻歌を歌っている、他の人と会話中という状況を作り、飼主への反応と同時に見知らぬ人への反応が調査されました。大半の犬は、泣いている人に近づいて従順な態度でコンタクトし、心配した様子を示して慰めました。一方、鼻歌を歌っている人に近づいた犬は少なく、興味は示すものの泣いている人に対しての態度とは明らかに異なりました。これは好奇心だけから泣いている人に近づいたものでないことを示唆しています。また会話中の人に近づく犬はいませんでした。
「泣いている人間を見て犬がより強く反応するのは、それが犬にとって感情的な意味を持つからでしょう」と調査を行った先生は語っています。また犬は泣いている人が飼主でないときも近づいて慰めようとしました。「彼らは自分のニーズのためだけで飼主に近づくのではなく、見知らぬ人間でも悲しい感情に寄りそって慰めようとするのだ」とも言っています。犬は長年人間と共に暮らし、仲間・家族として暮らすように改良されてきました。その過程で人間の感情の合図に敏感に反応するようになった可能性が高いとも言えます。
マラミュートを飼っていると上記の調査結果にうなずけます。マラミュートは飼主を横目で観察していますし、事あるごとにそれにふさわしい態度を示してくれます。我が家のマラミュート達も、カミさんが偏頭痛のとき、娘がインフルエンザのときなどにそばにそっと寄り添い、ときどき様子をうかがってくれました。「ボスの座を虎視眈々と狙っており、ボスにとってかわるための様子うかがい」とのご意見もありますが、そうは考えたくありません。マラミュートはやっぱりとても人間臭い犬種のです。
2014年03月20日 (木) 09時15分
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