今日の話題は「犬は人目を盗む」という話題です。先日“お泊まり保育”にやって来たレックスが、私の目を盗んで庭用サンダルを三枚おろしにしました。「静かにしているときは危険よ!」のウェンディママの忠告を忘れていました。なお、概して良い子で過ごしてくれたことをレックスの名誉のために申し添えます。
多くの飼い主が「うちの犬は監視の目が届かないときは何かをたくらむ」と考えています。「ダメだからね」という言葉を無視し、靴はいつのまにか行方不明になり、ソファには謎の歯形が残され、食べ物が忽然と姿を消します。
ある研究によると犬に食べ物を取らないように命じた場合、部屋が明るい時より暗い時の方が、その命令に従わない可能性が高くなるそうです。こんな実験があります。「人がいる部屋で床に置いた食べ物を食べないよう犬に命じ、犬の行動を観察する。十分に明るい状態から十分に暗い状態まで、さまざまな光の条件で実験が繰り返された。すると、犬が食べ物を盗む確率は部屋が暗いほうが4倍高くなった。また、盗むまでの時間も短かった」。どうも食べ物に近づく自分の姿が人間に見えるかどうかに基づいて犬が判断しているようです。
イギリスの心理学者は「人間の最高の友達である犬が、人間が見ているということを理解できることを示唆している。一つ言えることは、人間のコミュニケーションを読み取る特殊なスキルが犬にはあると言うことだ。これは犬に固有のものだ」と分析しています。
動物認知の研究は、これまでチンパンジーやボノボなど、より人間に近い動物が研究の中心を占めていましたが、犬の認知への関心が高まっています。動物認知研究者は、模倣、問題解決、社会環境への適応などを行う犬の能力に注目しています。人間の友として何千年も品種改良を重ねてきた犬達は、人間の感情と特に波長が合うようです。人間の合図を読み取ることに関しては、最も人間に近い哺乳類たちより長けているとの報告もあります。ただ、「どのくらい賢いのかはまだわかっていない」そうです。
犬の潜在能力にはまだまだ未知の領域があるようです。だからこそ犬との生活は楽しいのかもしれません、人間が望まない行動があったとしても・・。
2013年03月18日 (月) 06時42分
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[1535] 投稿者:桔梗 -
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お久しぶりです^^ 久しぶりに見てとても楽しく読ませてもらいました♪
私も何かをダメといった後、アースが調子に乗ってまたしようとした時、「見てるよ!」と言ったりします。 すると言葉の意味がわかってかはわかりませんが、こちらをチラッと確認してしたい気持ちをまた抑えています。
イギリスの心理学者の言葉は興味深いですね。
2013年03月27日 (水) 11時24分
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[1541] 投稿者:砧 - ネコだって人目を盗む
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少し前、我が家から僅か30メートルほどの森の中で鹿を5頭丸ごと手に入れました。 まだぴくぴくして湯気の上がる鹿を、現場で即座に解体したものの、森の斜面を引きずって持ち来るのが重かったこと重かったこと! (例によって"そうだ、今度こそ奴らの出番!うちのタフな作業犬を働かせるべし。”と思いつき、居間のソファーでお昼寝中だったカザンにハーネスまでつけたにも関わらず、「そんな役立たずは置いて行け!!せいぜい鹿をクンクンするのがオチだぞ!」という家族の猛反対にあって再び断念・・・) その鹿さんですが、骨から内臓、何から何まで余すことなく犬たちと人のお腹の中におさまってます。 で、たくさん取れた筋肉ですが、鹿の肉は脂肪が少なく、保存手段としてジャーキーを作ることにしました。 食卓テーブルにて3時間かかって細切りにした大量のお肉を、パンツや靴下を干す洗濯バサミ付き物干しに一つ一つぶら下げて、洗面所の高いところに吊るし、衣類乾燥機を稼動させました。 うひひ、これで当面の食料確保〜! ところが・・・ ジャーキーはほぼ完璧な出来栄えで、アメリカみやげのビーフジャーキーと見間違うほどの色艶に仕上がったにも関わらず、吊り下げた洗面所から夜な夜な減っていく。 そんなはずないでしょ。犬の顔なんか届かない高さに吊り下げてるんだから。こはいかに。 そして数日が経ち、スダレのようにぶら下げたジャーキーが半減した頃、誰がどうやって減らしているのかが判明しました。 家族の誰もが寝室におさまった明け方、ネコのコトが洗濯機の上の棚に伝い上って、ジャーキーを食べていたのです。しかし棚の上のネコが手を伸ばして、ぶらぶらする洗濯バサミから取ろうとすると、揺れた拍子にジャーキーが落下することもある。 すると下で待機していたカザンの奴が口をあけてキャッチ、いや、あやつには空中キャッチなんて無理だ、落ちたのを這いつくばってムシャムシャやっていたのです。 なんという連携プレー。 犬は人目を盗むものですが、ネコだって負けてはいませんよね。人が階下にいる時にはコトは決して鹿ジャーキーをはたき落としたりはしません。 明け方、日課として私と一緒に一旦寝室へ必ず入り、ものの3分で私が寝込んだのを見計らって自らドアノブにジャンプして回して開け、こっそり洗面所へ直行していたのです。 するとカザンが「おう!待ってたぜ〜」とニヤニヤしながらお付き合いしていたのでしょう。
なにやら最近コトがやたら喉乾かしているし、JCさんは「犬は人目を盗む」とか書いてるし、せっかくの鹿ジャーキー大激減だし、おかしいなーと思っていたらこういうことだったのですね。
2013年04月05日 (金) 02時20分
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