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[1405] 投稿者:JC - 気まぐれペーパー講座(第6-6回)


 残暑がほんの少し戻っていますが、なんとなく秋めいてきたように感じるこの頃です。気温下降に反比例してアンポンタン達の調子は上向きです。ただし、散歩は夏場と同じ短距離コース、歩く速度も超低速を継続中です。そんなグウタラ散歩も悪くありませんが、昔を懐かしんで1歳未満のお転婆マラミュートとの散歩を企画しました。

 お転婆娘はすでにレオより大きくなっています(現在47kg)。当初は“借りて来た猫”のようでした。しかし、最近は好奇心旺盛で、エネルギッシュで、疲れ知らずで、落ち着きがありません。悪戯もハンパではないようです。若いときはこんなものだったかと思いつつも、覚悟して散歩に連れ出さなければなりません。でもとても楽しみにしています。

 15%電力削減が繰り上げ解除されました。企業活動も平常に戻りました。省エネは継続しなければなりませんが、圧迫感から解放されることを素直に喜んでいます。夏前はどうなることかと心配していました。しかし、昨年ほどの酷暑ではなく、職場・家庭の使用電力を目標以上に抑えられ、かつアンポンタン達も優雅に過ごすことができました。穏やかだった今夏の炎帝様に感謝しています。


6 泌尿器系

6-6 尿貯留
 膀胱に尿が貯まり排出されない状態が“尿貯留”です。“尿閉”と表現されることもあります。排尿直後でも下腹部が膨れ、そして痛みがあります。圧力に耐えられなくなると尿失禁となりますし、さらに膀胱破裂に至る場合もあります。雌犬より雄犬に多いとされています。

 尿貯留は膀胱の過度な膨張の結果として起こります。神経障害や尿路障害を既往症に持つ個体に多く、電解質の異常(血中のカリウム・カルシウム濃度の異常など)も起因となります。

 排尿に勢いがなかったり、オシッコがぽたぽた漏れたり、寝ている場所が濡れていたりします。自律神経障害(瞳孔が開くなど)、嘔吐、下痢・便秘などの症状が見られることもあります。

 主な原因を記載します。
 
■ 神経性:神経障害による膀胱麻痺(椎間板ヘルニアの後遺症)・排尿筋の収縮不足

■ 尿道性:神経筋肉障害などによる尿道閉塞

 膀胱に貯まっているオシッコをまず除いてあげる必要があります。腹部を圧迫したり、カテーテルで導尿したりして排尿します。また、除去可能な尿道閉塞であればそれに対処します。同時に電解質異常の改善、尿路感染症への注意も必要です。

 脊髄損傷が関連した尿貯留では尿失禁が改善する可能性は低く、飼主さんの介護が必要となる場合が多いようです。過度に尿が貯まらないように排尿しなければなりません。一方、末梢神経(骨盤神経、陰部神経など)の損傷では回復が期待できます。

2011年09月10日 (土) 05時50分



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