ドッグランデビュー!! なんていうと大袈裟ですが、東京は世田谷の「駒沢公園ドッグラン」にマラミュートたちを引き連れて2日間、押しかけてきました。
いやー、正直に言うと、大都会の、オシャレで美しく華麗な御犬たちの中に「これどこの野良犬が迷い込んだの!?寄らないでっ!!」と顔をしかめられそうな泥んこ色の野生犬を混ぜてしまって、飼い主は本当に恥ずかしかった・・・ (ううん、飼い主もこれまた薄汚れたエプロンにホッカムリで作業ズボンなんていう恥ずかしい格好で、汚&汚のペアルックだった)
実は駒沢公園ドッグランには以前より時々お忍びで参上しているのです。 ピリカ、メロディ、ジンゴー、サイゴン・・・それに今回はブリーやボンド。 この残暑厳しい8月に、飼い主の用事とはいえ良くもまぁ冷房の効かない大きな車での移動や待ち時間、耐えてくれました。 ちょっとした息抜きと気分転換にランで遊ばせた所、これが実に勉強になって良かったのです。 ブリーは元々他の犬にもネコにも、闘志・関心まるで無しなので何も心配せず放り込んでしまったのですが、予想通り、尻尾ふりふりウロウロしただけで何のアクションもありませんでした。 全力で走り回るラブラドールにちょっとふざけかかって2周くらい走っただけで、あとは人間の皆さんから「あらー、ご立派な体格のワンちゃんね〜」と誉められてました。(はい、○十キロのご立派な体格です=恥ずかしくて書けず)
問題はボンド。 まだ1歳にもならない幼若犬で、ドッグランが初めてなのは勿論のこと、こんな大都会、いやいやアスファルトを踏むのさえ多分これが初めてかも。 駒沢公園では勿論、手前側の中・大型犬用ランを使いますが、昨日も今日もやっぱり大型犬用ランに実に様々なサイズの犬種が入ってゴチャゴチャに遊んでました。 2日間で一緒になったのはチワワ、トイマン、JRT、トイプー、ウェスティ、柴、ベアディ、ドーベル、サルーキー、グローネンダール、グレートデン、ボクサー、多種スパニエル、大勢の多種レトリバー類・・・ これらの犬たちにいきなり混ぜてもどうかと思い、最初はリードとマズルをつけてました。 案の定、会う犬会う犬に興奮して、目をギラギラさせながら突進しては前肢で一発上からバン!!と叩きつけてヒンシュクを買ってました。 が、それでは相手にしてもらえないと悟ったのが飼い主もビックリするほど早く、15分ほど後には相手が嫌がる素振りを見せると、まったく眼中になかったかのように他に関心を向け、嫌がる相手は無視し、遊びに応えてくれる相手だけにつきまとうようになりました。 あまりの賢さに飼い主は感心した次第です(笑)。 それにしても、こういう場所に入れると意外と敵意や攻撃的な態度は見せずに、お行儀の良い回りの犬に合わせる術をすぐ心得るので、さすがマラミュートは場を読むのがうまいですねぇ。 テムジンも若い頃にはしょっちゅうドッグランに連れて行っていたのですが、1歳半位でランを引退するまでケンカになりそうになったことは一度もありません。 ただし、未去勢のオスだったのでマズルをし、それを使用することによる心理的効果は良い意味で絶大だと思います。 (あら、口輪なんてはめられて・・・まぁ恐ろしい、凶暴なワンちゃんなのね、なんて言われても無視)
ドッグランにどんどん連れて行きましょう!とは言いません。 でも、マラミュートなら幼い時期をメインに、臨機応変に場を見ながら(どんな犬が入場しているか?近寄ると唸るのではなくいきなり攻撃に転じる犬がいたら不可)上手に利用すれば、とても学習効果をあげられる施設かもしれませんね。
それにランには色々な愛犬家の人々がいます。駒沢公園も一見、近くのセレブな人たちの社交場か?と思える印象もありましたが、輪の中に入ってみると意外と犬の話が面白い。私は完全に、どイナカから出てきた場違いセレブで犬ビギナーだと思われてたので、なりきって彼女らの講義を受けました。 ちなみにマラミュートのことも色々教えてくれましたよ。全部合わせると、こんな風に・・・ 「オオカミより巨大な体格で、顔も性格もいかつくて、オオカミの親戚なのでまたの名をオオカミ犬とも言う。お腹の弱い犬が多くて世話がとても大変で、普通の人はちょっと飼えない」 えぇ〜!?ウソばっか!と思う部分満載だけれど、少し犬を知っている一般人のマラミュートの印象ってこんな感じなんでしょうか?
そうだ、あの場に居合わせた皆さんに謝っておかねば。 うちのボンドが水のみ場の器に顔を耳まで突っ込んで「ザバー、冷てー、気持ちエー」と、そのまま泥水したたらせながら皆さんのバッグに顔を突っこんで漁ったりしてゴメンナサイでした。気付かないふりしてました。 セレブな御犬たちがボールで可愛く遊ぶ中、死んだセミを探して次から次とバリバリ食ったりしました。お下品なシーンをお見せして目の毒でした。思わず「あ、うちの、これ、いつものオヤツなんですよー。虫って意外と栄養あるみたいですよー」 まだ生きてバタバタ羽ばたいてるセミをキャッチし、噛み砕いてる時には皆さん「お、お、お口すすがなくって大丈夫なのかしら、おなかも・・・」 車から引きずり出したままだったので泥んこの足で白いお靴を踏んずけたりして、本当にお気の毒でした。
まぁいいや、うちの犬たちには良い経験になったから。 許してね〜。
2011年08月31日 (水) 01時57分
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[1406] 投稿者:むく&志麻母 -
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いいなぁ。ドッグラン。 うちも1歳半ぐらいまでは何の問題もなくドッグランを楽しめていたんですけどねー。 ある日突然ダメになったんですわー。ご存知の通りw
ブリーのように大人のマラミュートでもランで遊べる子もいるってのがうらやましい限りです。
最近はランどころか、散歩中にも他の犬には極力近づかないように気を遣っています。
テレビで犬が登場したりするだけで、「ガルル・・・」と臨戦態勢になるうちの犬ども。 どうしたらよいんでしょうか。
もう4歳半過ぎになるので少しは落ち着いてもよさそうなのに。
2011年09月12日 (月) 17時27分
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[1407] 投稿者:砧 - ふぅ〜ん
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マラミュートなのだから、他の犬と仲良しにさせましょう、なんて期待はしないで、せいぜい無視できる位になればラクなのにね。 しかし志麻ムクは去勢避妊してあるのだから、マズルとリードでコントロールして馴らせば入れないことはないよね。 かといって、志麻ムクがドッグラン入場を喜んでいるのかと言えば、そういう訳でもないのだから、飼い主の気持ちを満たすためにそこまでして入れなくても、とは思うけれど(笑)。
散歩中やテレビで犬を見ただけで臨戦態勢になるというのは・・・ 飼い主がそれを嫌がっている、というのが伝わってない、またはわかっちゃいるけど自分の感情が最優先で飼い主の気持ちを無視しているのかもね。 (ムクは前者、志麻は後者かな〜) ナゼでしょー(笑)
2011年09月13日 (火) 15時54分
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