先月の出来事です。「暖冬だってよ、雪なんて降らないよ」とタイヤ交換をサボっていました。突然の雪予報が出ました。「どうする?」「大丈夫、雪は山間部だけだよ。この辺りは降っても雨だよ、雨」。翌朝は見事に予報どおりの雪でした。積雪量はわずかでしたが、ところどころ凍結していました。
「『雪にはならない』って言ったじゃない!」とカミさんから厳しく糾弾されました。「乗せていってよ」とも言えず、やせ我慢のバイク通勤を挙行しました。ノロノロ運転とスリップ事故で道路は大渋滞でした。こちらも両足を広げてバランスを取りながらのノロノロ運転でした。いつもの倍の時間を要して職場にたどり着きました。
「ところにより雪」との予報が再び出ました。すぐにタイヤ交換に行きました。「春スキーにでも行かれるのですか?」「ええ、まあ・・むにゃむにゃ」。ところが、今度は冷たい雨だけでほとんど雪は降りませんでした。冬タイヤが活躍しないまま春を迎えそうな気がします。次の冬は早めのタイヤ交換を心掛けます・・いつもそう思ってんだけど。
4 消化器系 4-6 嘔吐(慢性)
なかなか治らずに長く続くのが慢性嘔吐です。若い犬では異物を飲み込んでの場合が多いようです。成犬ではその原因は様々です。主な原因は胃腸疾患と代謝病です。吐き戻し、元気食欲低下、喉の渇きが伴えば胃の病気、下痢と体重低下が伴えば腸の病気、弱ってきて、尿が多くなり、黄疸などが見られる場合は代謝病が疑われます。
慢性嘔吐が多い犬種にはそれぞれに原因があるようです。短頭犬種は幽門部狭窄、シェパード・シャーペーはIBD(inflammatory bowel disease:炎症性腸疾患)、ビーグル・コッカースパニエル・ピンシャー・ラブ・スタンダードプードルなどは慢性肝炎が原因の場合が多いとされています。
【慢性嘔吐の原因】 咽頭部の異常:ヘルニア、咽頭炎 感染症:ヘリコバクターによる胃炎、小腸に住む細菌の異常増殖 代謝病:腎、肝、胆管の異常による代謝障害、アシドーシス、電解質のアンバランス 消化器系の機能障害:異物、狭窄、重積 神経系の機能障害:脳水腫、脳炎、脊髄炎 腫瘍:胃ポリープ、リンパ肉腫ほか 薬剤:NSAID(非ステロイド性抗炎症薬:慢性関節痛などに使用)、コーチゾン、抗生物質、抗真菌剤など
原因が特定されればその治療を行います。食事と飲水の制限もよく行われます。脱水症状もあるでしょうから補液・栄養補給が必要になります。薬物療法として抗潰瘍薬、胃酸分泌抑制薬、CMで有名なH2ブロッカー、抗生物質、ステロイド、鉄剤などがあります。ただし、使用薬物は原因によります。
2010年03月06日 (土) 09時35分
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