「今年の夏は昨年よりマシかもしれないな」と思っていましたが、8月に入ってからの暑さはやはり尋常ではありませんでした。寝室エアコンがフル稼働です。寝室のやや高めの設定温度を気に入らないレオは、真夜中に「玄関のエアコン、お願いしま〜す」と玄関先から叫びます。そのうるさいことうるさいこと。仕方なくスイッチオンです。すると今までの大騒ぎがウソのように寝息を立てて熟睡します。犬にも“贅沢は敵”を痛感しています。贅沢を憶えるとそれに慣れて流されます・・と言いながら犬の言いなりになっている大甘飼主です。7月の電気使用量が前年対比で約半分でした。7月はあまりエアコンを使わなかった、冷蔵庫を省エネ型に買い換えた・・いずれかがその理由でしょう。でも、8月の請求書を見るのが恐いのです。
人間様は少々夏バテ気味です(特に私が)。暑気払い夕食会なるものが公私合わせて4回ほど催されましたが、ほとんど焼け石に水です。あまり効果はありません。来週中盤から夏季休暇です。今年はカレンダーの巡り合わせがよく五連休になります。栄養&水分補給をしながらゆっくりと休養しようと思っています。寄る年波には勝てません。
3-7 目
3-7-2 眼球突出・陥没、斜視 外観の変化の二回目です。今日は眼窩の病気についての話です。眼窩とは眼球が入っている骨でできた空間で、眼球を保護する役目があります。眼窩の病気には、骨折、感染症、炎症、腫瘍などがあります。その結果として見られる眼球突出・陥没、斜視をここでは取り上げます。いずれも飼主さんが気づくことができます。
比較的若い個体では、眼窩の膿瘍、蜂巣炎(広範囲にわたる化膿性炎症)、筋炎が多く、眼窩の腫瘍は中年〜老犬で見られます。筋炎はジャーマンシェパード、ゴールデン、ワイマラナーなどに多い傾向があります。
眼球突出は、外傷に伴う出血、腫瘍、膿瘍、蜂巣炎、筋炎などで起こり、発熱、痛み、分泌物排出、まぶたの腫れなどを伴います。急性の眼球突出は眼窩の炎症によることが多いようです。眼球陥没は、骨折、目の痛み、眼炎、脱水症などが原因で、眼瞼が下がる、外眼筋の萎縮、眼瞼内反などの症状を伴います。斜視は眼の位置を調節する筋肉の引っぱる力の不均衡により起こりますが、その原因は外傷、炎症、眼球突出などです。片側の眼の視力が劣る場合も斜視となります。
眼球突出・陥没ではできるだけ早く整復することが必要です。外傷等の範囲、突出・陥没していた期間、炎症の併発の程度などにより、病後の経過は様々です。治療薬は、基本的に抗生物質入り点眼薬と抗生物質+コルチコステロイドの全身投与です。
眼窩の膿瘍・蜂巣炎では、食欲が出るまで補液をまず行い、必要であれば外科的処置を行って抗生物質投与です。ほとんどの場合が2週間以内で軽快します。眼窩の腫瘍は原発性で悪性が多いようです。早期の外科的切除、化学療法・放射線療法が用いられます。
2008年08月09日 (土) 11時01分
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