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[1846] 投稿者:JC - 動物介在教育(後編)


 狂犬病ワクチン接種で動物病院へ行きました。久しぶりに院長先生が聴診をしてくれました。サブには「健康そのものですね」、一方きいタンには「太りすぎで心臓・呼吸器系に負担がかかっています。そうですね、2か月で3キロほどダイエットさせてください」。

 きいタンの体型は、渡辺直美級ほどではありませんが、柳原可奈子級のおデブです。「それなりにかわいいから現状維持にしようか」と思っていた矢先のダイエット勧告です。さらにカミさんがその勧告に従順ですのでダイエット作戦をやらざるを得ません。でも3キロなんて・・人間でも1キロ瘦せるのに四苦八苦しているのに。で、「おやつ禁止、茹で野菜で嵩を増やす」作戦でダイエット開始です。

 きいタンは茹で野菜トッピングに困惑していましたが、初日・二日目はなんとか食べてくれました。ところが三日目夜になってまったく食べません。どうも抗議のハンストのようです。ただ、空腹に耐え切れなかったようで翌朝には完食でした。ところで「きいタンだけおやつ禁止はかわいそうよね。あなた達も付き合いなさい」との至上命令・・サブと私にはとんだとばっちりです。

 さて、動物介在教育の後編です。教室にペットを迎えることは難しいかもしれませんが、ペットを飼うことで家庭でも介在教育が可能です。今日はそんな話題です。

 人間同士は言葉でコミュニケーションをとることができます。一方、ペットとの触れ合いは「非言語コミュニケーション」で成り立ちます。つまり言葉なしで相手の表情・動作などから気持ちを察しなければなりません。そのためには想像力や思いやりなどの感性が必要です。ペットとの暮らしはこの感性を育みます。豊かな感性は生きていく上で大きな武器になります。

 「人間でも言葉によるコミュニケーションは10%未満」との報告があります。不本意ながら大人の世界には“本音と建て前”があり、結局は表情・声のトーン・動作などで相手の気持ちを理解しなければなりません。これにも感性が必要です。ペットとの暮らしで育まれた感性が人との関係に生かされます。それが複雑怪奇な人間社会を上手に泳ぎ切るコツになるのかもしれません。ただ、あるがままに発信でき、あるがままを受け入れることが理想だとは思うのですが・・。

 様々な理由により子育て世代がペットを飼うことに躊躇してしまうのが日本の現状かもしれません。ペット飼育可能なアパート、しつけ教室、ペットホテル、散歩代行などの周辺環境がさらに整い、子育て世代が無理なくペットを飼え、子供が豊かな感性を持ってくれることを願っています。

2017年06月14日 (水) 09時07分



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