年末も押し迫りました。 恒例の集会も無事終わったところですが、ここに来てまた一つブラックリボンのお知らせです。 ザベリワンのテムジンが亡くなりました。 多くの皆さんに可愛がっていただき、こんなマラミュートがほしい!と大人気だったテムジン。 高齢になっても変わらずあどけなく、情愛細やかで周りに気を使う、大変優しい犬でした。 死の数時間前まで何も変わらず森を走り、ご飯を食べ、しかし突然に様子が変わり、深夜の病院を何軒か訪ね「胃捻転は取りあえず起きていない」と診断され帰宅し、再び担ぎ込んだ時には既に意識不明でした。 死因は大型犬にしばしばみられる鼓脹です。一昨年にも一度、同じような症状が起きたのですが、1日で回復したその時と異なり、今回は救命できませんでした。 ブロートのほうがまだ治療の方法が明確で、今後を判断しやすく、結果が出しやすいことを痛感しました。
彼に再び触れることが出来なくなった喪失感がどんな言葉にもならないことは、私たちを良く知る皆さんなら想像していただけることと思います。 歳を重ねればいつかは訪れるその日を、常に覚悟はしているつもりですが、どんなに重ねて愛犬の死を経験したとしても、毎回、深い悲しみと後悔と虚しさに苛まれるのは変わることがないものですね。 しかしせめて、彼の子孫が何頭か(それに更に高齢のお母さんジンゴーも)、我が家で今も共に暮らしていることは私にとってはほんのちょっとの気休めになるような気もします。 あんな素晴らしい犬が私のもとに現れてくれて人生の一部を共有できたことは、何と幸せなのでしょう。 そのことを感謝したい気持ちで溢れそうです。
2016年12月14日 (水) 01時00分
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