桜島の警戒レベルが引き上げられました。鹿児島は青春時代を過ごした第二の故郷です。「被害が出るような大噴火にならなければよいが」と心配しています。それにしてもあちこちで火山活動が活発化していますし、地震も頻発しています。小松左京氏の“日本沈没”を彷彿とさせます。
突然の災害への備えが肝要です。家族とともに愛犬を安全に避難させ、一緒に暮らせるようにしたいものです。今月と来月は「愛犬の災害対策」を考えてみようと思います。なお、環境省発行の「いつもいっしょにいたいから」を参照しました。
■ 家族で話し合い 災害が起こったとき、もちろん人命が第一ですが、愛犬をどう守り、どう避難させるかも家族で話し合っておく必要があります。家族が留守中に災害が起こったときのことも考えておかなければなりません。
■ 危険防止 いつも犬がいる場所を再点検し、家具転倒などの危険がないよう配慮します。固定が必要な場合は市販されている様々な転倒防止器具を活用しましょう。
■ 避難生活の下準備 避難場所での愛犬の反応や行動を考え、日頃から無駄吠えをしない、ケージ内では静かにする、人・他犬へ攻撃的にならないなどの訓練をしておきます。犬の苦手な人への配慮も必要です。決まった場所での排泄、抜け毛・臭い対策なども日常管理の中できちんとやっておきたいものです。 非常時には家族と愛犬が離れ離れになることもあります。首輪を準備し、これに鑑札・狂犬病予防注射済票・迷子札を装着しておきます。迷子札とともにマイクロチップ装着も考えておきましょう。緊急時に愛犬を預かってくれる人・場所などの確保も必要かもしれません。
■ その他準備しておくこと ・かかりつけ、あるいは地域の動物病院、ペットをケアする団体のリスト ・自宅のドア・窓に愛犬がいることを伝える張り紙(家族や動物病院の連絡先も) ・はぐれた時のために愛犬の写真(携帯の画像) ・移動・避難生活のためのケージ
■ 非常持ち出し袋 愛犬用の非常持ち出し袋も必要になります。その中身については次回にします。
2015年08月18日 (火) 08時05分
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