桜の季節、新人の季節と思っていたらあっという間に初夏の気候になってきました。マラミュートにとって嫌な暑さがやって来ます。我が家ではGW前から扇風機を出場させ、必要に応じてエアコンも稼働させています。サブは涼しい場所を渡り歩いています。
フィラリア予防とノミ・ダニ対策の季節でもあります。鼻先にダニをくっつけていることも多くなりました。早速、動物病院で薬をもらって来ました。お子様(成長期)のサブは1か月分、お嬢様のきいタンは1年分を出してもらいました。
新しい物好きの我が家では今年1月に発売された新薬を使うことにしました。1錠でフィラリア予防とノミ・ダニ駆除、さらに内部寄生虫(回虫、鉤虫、鞭虫)駆除もやってくれます。「嘔吐があるかもしれませんが、吸収が早いので1時間ほどなければ効果があります」とのことでした。製品情報では嘔吐の発生率は0.7%でした。
食事に混ぜて与えました。二匹ともすんなり食べてくれ、嘔吐もありませんでした。ただ、ブリスターシートが破れにくいことと、1錠のサイズが大きいこと、薬臭いことが気にかかりました。我が家では4等分にして与えました。そうそう、最大サイズ(XL)の錠剤で体重54kgまででした。それ以上になると少なくとも1回に2錠が必要になります。「サブ〜、体重54kgまでにしておけよ」。ちなみにきいタンはLサイズ(9.0kg〜18.0kg)です。「きいタン、コーギーで18kg以上なんて大肥満だからな」。
【付録(SFTSについて)】 昨年1月に人での死亡例があり、マダニ媒介性疾患SFTS(Severe Fever with Thrombocytopenia Syndrome:重症熱性血小板減少症候群)が注目されています。ウイルス性疾患です。2009年頃から中国で発生があり、原因ウイルスが特定されたのは2011年です。ブンヤウイルス科フレボウイルス属に分類される新しいウイルスです。日本国内の分布は今のところ西日本だけですが、拡大する可能性もあります。人への感染は現在まで55例です。20人が亡くなっています。犬での抗体陽性例も報告されています。治療・予防法がきちんと確立されていませんのでダニに咬まれないことが肝要です。本疾患による犬の死亡例は報告されていませんが、ダニ対策をやるべきでしょう、人へのSFTS感染の機会を減らすためにも。
2014年05月13日 (火) 09時31分
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