犬が飼われている家庭で育つ赤ちゃんは、感染症や呼吸器疾患にかかるリスクが減るとの調査結果があります。調査対象は生後1年未満の赤ちゃん約400人でした。犬や猫が飼われている家庭の赤ちゃんは、咳、喘鳴(ぜんめい)、鼻炎などの呼吸器疾患にかかる確率が約30%低く、また耳の感染症にかかる確率も約半分だったそうです。抗生物質の投与回数が少なかったことも報告されています。
散歩が欠かせない、つまり屋外で過ごす時間がある犬が周りにいることで、生後1年内の赤ちゃんの免疫力が高まる可能性を示唆しています。猫でも同様ですが、その効果は犬より弱いようです。屋外で過ごす時間の違いかもしれません。研究チームは、「動物との接触が免疫系の発達を助けることで、より整った免疫反応をもたらし、感染期間を短縮させるのではないか」と推論しています。
ペットから子供へうつる病気もありますが、犬との共同生活が情操教育の一環として心の発達を、そして肉体的にも免疫機能の発達を促す効用があることを信じています。
さて、犬にとって人間と暮らす効用はなんでしょう? 犬の目線でも考えてみたいものです。
2014年01月21日 (火) 08時39分
|