AMCJ会員の皆さん+マラミュート・ファンシャーの皆さん、お久しぶりです。 記録的な猛暑が続く日々ですが、皆さんのご愛犬は大丈夫でしょうか? ニュースで全国の猛暑の様子や熱中症で何百人搬送されたという報道を耳にする度に、人間の陰でいったいどれだけの犬たちが倒れたことだろうと想像しています。 犬の中でも特に暑さにだけは過敏なマラミュート。 省エネルギーだとか温暖化防止策だとか、そんなことが叫ばれている世の中で、冷房消せない、室温何度設定だ、と、そういう意味では時代に反したケアが必要な伴侶犬のようでちょっと心苦しいですが、ここ暫くは少し眼をつぶって、是非是非念入りな暑さ回避策を講じて下さいね。 マラミュートの熱中症は、ほぼストレートに死に繋がります。 ハッハッハッという呼吸のスピードが異様に速い、そんな状態がとどまることが無く声も一緒に出すようなことがあったら倒れるのは目前です。警戒して下さい。 いざという時には、病院へ連れて行く前に、自宅でお風呂の水に全身を浸ける、またはホースで全身に水をかけて体温を下げる(特に体の下側、四肢の付け根の内側を集中的に)などを即刻行なうと命を救えることがあります。 冷房を入れた自宅に犬だけを置いて留守番させる時にも、何らかの理由で停電になっていることがないか、ご近所などで異変時に連絡を取り合える人を見つけておくことも良いですね。
今、高原の森の中にある我が家には、避暑目的で預けられたマラミュートたちが何頭もいます。 ここは涼しいから・・・のはずが、こちら標高1000m近い八ヶ岳・小淵沢の森でも日中の庭の温度がついに30度を超える記録を出しました。ちなみに室内は最高28度と、これまた新記録が。「どんなに暑くなってもこの10年、26度を超えたことは一度も無い!」と自慢していたのに、ここ数日、毎日昼間はそんな状態です。 それでも夜になると外は24度以下には下がるので、皆さんの地方よりはずいぶんマシなのかもしれませんが。 小淵沢でも森から一歩出ると、道路上の気温表示板が35度になっていたりするので、きっと森の木々のおかげで相当緩和されているのでしょうね。 冷房の無い我が家は、この暑さでも何とか扇風機+1日数度の水撒き(外の犬たちにも水をかけてます)で乗り切っています。
お留守番の長い犬たち、事情で庭だけで暮らしているマラミュートたち、あの犬は、この犬は大丈夫だろうかと全国各地の色々な犬たちの顔が思い浮かびます。 この猛暑、あともう暫く続くそうですね。 今回ばかりは、マラミュートに関しては命の危機を身近に感じる気がします。 取り返しのつかない事態をさけるべく、どうぞ少しの油断も無いよう、家族の皆さんのご理解で細やかな配慮をお願いしたいと思います。
2013年08月12日 (月) 01時47分
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