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[1477] 投稿者:JC - 気まぐれペーパー講座(第7-3回)


 プー太郎&ヒモ生活が板に付いて来ました。要領も良くなり、時間に余裕ができるようになりました。一般家事以外のノルマを毎週考え、黙々とこなしています。ちなみに今週は@古い犬小屋解体、Aガスレンジ清掃、B和室の片付け(来週畳交換のため)でしたが、すでに完了させました。ノルマを追加するつもりはまったくありません。明日からは遊び呆けます。

 6月1日で老犬レオが15歳になりました。いやはや長生きしたものです。抗てんかん薬のおかげで痙攣発作もなく、体調はすこぶる良好です。ただ昼も夜も寝てばかりです。いや、深夜の散歩だけは毎日実行されます。節電が国民的義務の今夏ですが、扇風機とエアコンを駆使することをお許しいただき、乗り切らせたいと思っています。


7 運動器系

7-3運動失調
 正常な動作・運動ができなくなる状態が「運動失調」です。頭部・首・体・四肢の協調動作がうまくいかなくなります。首を曲げる(斜頸)、目がキョロキョロする(眼震)、歩幅が広くなる、細かく震える、食事・飲水がうまくできないなどの症状が見られます。

 運動失調の原因は、@前庭の異常、A小脳の異常に集約されます。前庭は耳の奥(内耳)にある小室です。平衡感覚を司っています。小脳は身体各部の運動中枢です。平衡感覚が失われたり、運動中枢に障害があったりすると協調動作ができなくなります。感覚異常(例えば視覚異常)では四肢と体に運動失調が見られ、前庭・小脳の異常ではこれらに加え頭部・首の動きもおかしくなります。

 斜頸・眼震は前庭の疾患、歩幅の広がり・震えは小脳の疾患が疑われます。特に頭部が震え、食事・飲水がうまくできないのは小脳疾患の特徴です。なお、円運動を示す場合は脳に障害がある可能性が高くなります。

 前庭・小脳以外の原因もあります。外傷・脊髄や抹消神経の障害・中毒・代謝障害・栄養性疾患です。これらでは症状が徐々に進行することが多いようです。

■ 前庭の異常:ジステンパー感染、炎症、免疫疾患、甲状腺機能低下、腫瘍、外傷、毒物

■ 小脳の異常:先天性奇形、遺伝、変性疾患、ジステンパー感染、ヘルペス感染、腫瘍、免疫疾患、毒物、甲状腺機能低下、ビタミンE不足、毒物

■ その他:貧血、電解質のアンバランス、脊髄の異常(脊髄炎、外傷、腫瘍)

 筋肉・骨の疾患、代謝疾患、心疾患、呼吸器疾患でも運動障害が見られることがありますが、上記の運動失調とは少し異なります。筋肉・骨の疾患では跛行(足を引きずる)が見られ、動くことを嫌がります。代謝・心・呼吸器疾患などの全身疾患による運動障害は、断続的に見られますし、発熱・体重低下・脱毛なども伴います。

 運動失調の程度にもよりますが、一般的には外来での治療になります。脊髄疾患であれば運動制限が必要です。原因が明確になるまで薬剤による治療はなされません。また、効果的な治療法がないことが多いかと思います。

2012年06月13日 (水) 19時15分



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