7月中下旬は涼しい毎日でしたが、8月に入って炎帝様が再来され、厳しい暑さが続きました。それも峠を越したように思えます。少しずつ気温が下がっているように感じます。このまま秋に突入してくれればいいなと思っています。
高齢犬達の散歩は涼しい時間帯にしています。それでも気温が高めの日は帰宅後に扇風機の前に陣取って動きません。レオが前肢で勝手に風量を強めたり、リズム運転にしたり、はたまた扇風機を倒したりして怒られています。なお、意図的な操作ではありません。そこまで賢くありません。
気温と湿度は高いのですが、レオの食欲は落ちていません。ただし、「手で食べさせてよ」とか「やわらか軟骨をもう少しふりかけてよ」とかワガママ放題です。ま、食欲がある間は体力が落ちることもないでしょうし、この夏を乗り切ればもう少し長生きできるよ。
6 泌尿器系
6-4 排尿困難・頻尿 排尿時に痛みがあると少しだけしか排尿できません。結果としてオシッコの回数が増え、1回のオシッコの量が少なくなります。これが“頻尿”です。オシッコの総量が増える多尿とは少し異なります。
人の世界では「緊張するとトイレに行きたくなる(神経性頻尿)」があります。犬の世界でも嬉し過ぎての“嬉ション”、恐怖からの“ビビリション”がありますが、尿失禁の部類のように思えます。犬の頻尿はあくまでも病的な現象と理解した方がよさそうです。
頻尿は膀胱・尿道・前立腺になんらかの障害があると起こります。代表的な疾患を臓器毎に記載します。
■ 膀胱:感染症、結石、腫瘍、外傷、薬物 (膀胱にオシッコを貯めておくことができません)
■ 尿道:感染症、結石、異物、腫瘍 (排尿が難しくなります)
■ 前立腺:前立腺炎、腫瘍 (尿道を圧迫することがあります)
細菌感染による頻尿が最も多く、そうでない場合は結石・腫瘍が疑われます。頻尿とともに発熱・元気食欲減退・嘔吐・脱水症状などの全身症状が見られることが多いようです。
感染症には抗生物質が使用されます。結石・腫瘍は外科的措置、あるいは薬物療法が用いられます。
追伸:Hiroさん、ありがとうございます。臨時再開のHPかもしれませんが、講座を開講させていただきました。
2011年08月16日 (火) 20時42分
|