花の都・パリに出張しました。到着直前に「現地の天候は曇り、気温は-1℃」の機内アナウンスがありました。「えっ、氷点下じゃないの!」・・予報通りとはいえ、日本との温度差が約20℃ほどありました。厚手のコート、手袋、ヒートテック下着、モコモコ靴下などは準備していましたが、夜のそぞろ歩きは寒さが身に染みました。防寒ニット帽も持参すべきでした。
追伸:二課題について @AMCJ活動 定年後(2012.4から)はもう少し能動的に動くようにします。そうですね、会報・通信などの編集係が私には向いているかもしれません。
Aマラミュート普及活動 イギリスでのマラミュート人気の書き込みが青星さんからありました。私も12月初めの業界速報で知りました。素人が飼育するにはなかなか難しい犬種ですし、「人気が出る=質が低下する」も嫌ですし、かといってブリーダーさんが少なすぎると質を保つことが難しくなりますし・・そこそこの人気が最もよいように思えます。
一飼主がやれることには限界があります。せいぜいご近所さん、公園で声をかけてくれる人に紹介する程度です。よい印象を与え、興味を持っていただくことを心掛けています。さらに「あの犬、とっても魅力的だったわね、今度飼うならマラミュートにしようかしら」・・な〜んてことになるには、飼主のマナーが大切だと思っています(犬のマナーには限界があります)。
なお、勤め先ではマラミュートが超有名犬です。HPのマスコットになっていますし、会社説明会などでも写真・絵で大いに活躍しています。これも普及活動の一つと思っています。ただし、社員から「飼いたい、どこで購入できるの?」などのご質問は今のところありません。そう簡単には思惑通りの成就は叶わないようです。
5 呼吸器系 5-1 咳 咳は急激に空気を吐き出す動作です。気道から異物を排出・除去する働きをします。咽頭部・呼吸器系の防御システムの一つですし、早期警報役も担っています。早期警報を見逃すと重症へと進むこともあります。咳を甘く見てはいけません。咳は呼吸器系の異常で起こることが多いのですが、循環器系異常の場合もあります。犬種・年齢を問わず見られ、重症化すると命取りになる赤ん坊犬と年寄り犬では要注意の警報と言えます。
咳の原因を上部気道(鼻咽頭・喉頭・気管)、下部気道(気管支・肺)に分けて記載します。上部消化器系の障害、副腎機能亢進、ステロイド剤の長期投与、劣悪な飼育環境などもリスク因子になります。
【上部気道】 鼻咽頭:鼻炎、副鼻腔炎、扁桃腺炎、異物、腫瘍 喉頭:炎症、異物、外傷、腫瘍 気管:炎症、感染症、異物、腫瘍
【下部気道】 気管支:炎症、感染症、アレルギー、異物、腫瘍 肺:炎症、感染症、嚥下性肺炎、肺水腫、腫瘍 肺/血管:フィラリア症、うっ血性心障害、腫瘍
咳が出るパターン、咳の性質で原因を推定できることもあります。「せきが続いている期間」「1日のうち、咳が出るのはいつか」「何かをきっかけにせきが出るか(運動、興奮など)」「咳をすると、痰も出るか」「痰の色は」などの情報を先生に伝えましょう。
夜間に咳:うっ血性心障害(フィラリア症など)、気管虚脱(気管がつぶれた状態)、肺水腫の疑い 運動したり興奮したりすると咳:喉頭・気管・気管支に炎症の疑い 重度で長く続く咳:気道に何らかの併発症がある可能性 軽度でときどき見られる咳:肺胞に何らかの異変、うっ血性心障害の疑い 湿った咳:感染症、気管支炎、肺炎など重症で進行性(悪化)の可能性 乾いた咳:フィラリア症、心疾患など循環器系に障害がある可能性 出血を伴う咳:気管支炎、腫瘍の可能性
うっ血性心障害、重度の肺機能障害(肺炎など)があれば入院が必要になりますが、一般的には通院になります。しばらくは運動を制限します。治療は抗生物質と気管拡張薬が使用されます。ステロイド剤・咳止めなどはあまり使用されません、特に原因不明あるいは感染症・重度の心疾患の場合は。
2010年12月18日 (土) 08時49分
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