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[1855] 投稿者:JC - 犬のイタズラ RES


 1月下旬から寒気団が次々にやって来ます。ニュース映像を観るたびに豪雪地帯の方々を心配しております。ここ関東地方は寒くても晴天が多くなんということはありません。ただ、風が強くてチャリ遊びがなかなかできません。仕方なく炬燵に潜り込んでとても怠惰に過ごしております。

 さて本日は「犬のイタズラ」についての話題です。好奇心の塊のような子犬時代はほとんどの犬がイタズラ好きです。成犬になってもそれが止まらない半グレもいます(「しつけの問題」と言われそうですが)。我が家のサブも1歳までは相当なものでしたし、4歳になった現在でもちょっと油断すると何をやらかすかわかりません。

 犬がやりがちなイタズラは・・@コード、リモコンをかじる、Aテーブルを噛む、壁紙を剥ぐ、Bクッションや縫いぐるみの綿を抜く、Cティッシュをまき散らす、D靴下などを集める・・などです。サブは全てをやってくれました。卒業できたのは@とAくらいで、それまでにリモコン2台を機能不全に陥れ、靴下数足を消失させました。B〜Dはいまだにやっています。奴の名誉のために付け加えますと、「ダメ!」の一言で躊躇するようにはなったところに成長を感じます。

 イタズラは、@好奇心、A不安・寂しさ、B気を引きたい、C飼主が恋しい、D暇、E運動不足などが原因とされています。サブの場合、Bが最大の理由のようです。玄関先の靴を嬉しそうに居間までくわえて来て、あるいはテーブルの新聞・ティッシュをくわえて、「ほらほらほら、取れるものなら取ってみろ」と挑発します。居間で追いかけっこです。最終的には渡してくれるので「これも遊びの一環」とおおらかな気持ちで接しています。

 イタズラをするのは何らかのストレスが発生していると思わなければなりません。そして何がストレスになっているのかを考えなければなりません。多くの場合が運動不足、コミュニケーション不足が要因になっています。散歩に連れ出したり、ボールで遊ばせたり、話しかけたり、撫でてあげたり、ブラッシングをしてあげたり・・それがストレス軽減になりイタズラも少なくなるものです。止めさせたいイタズラは現行犯で取り押さえたいものです。やりそうになる直前に「ダメ!」の一言です。もしイタズラ後に気づいたときは叱っても無駄です。この場合黙々と片付けるしかありません。なお、予防策を講じておくのも必要です。我が家では「興味を引きそうな物品は出しっぱなしにしない」が鉄則になっています。

2018年02月13日 (火) 12時38分

[1854] 投稿者:JC - 食器のヌルヌル RES


 戌年が始まりました。皆様及び愛犬にとって幸せいっぱいの一年になりますように。煩悩が少なくなり、仙人の域に達しつつある私は、ただただ平凡に暮らし、ゆっくりと流れる時間を楽しめれば十分です。大きな幸せは望みません。日常の小さな幸せで十分です。

 オオカミ信仰で有名な秩父の三峯神社分社が我が町にあることをつい最近知りました。カミさんが大晦日深夜に先着30名様限定の貴重なお札を入手してくれました。そのおかげでしょうか、大晦日で4歳になったサブがなんだか大人しくなったような気がします(?)・・ただし、その霊験は遠くまで及ぶことはなく、室内では静かでも外に出るといつも通りに大暴れしています。

 さて、今日は「食器のヌルヌル」という話題です。犬の食器のヌルヌル感が洗っても洗っても消えないことがあります。このヌルヌルは細菌の膜=バイオフィルムの形成です。

 犬の唾液はアルカリ性です。このアルカリ性唾液は虫歯になりにくくする長所があります。一方、細菌が繁殖しやすく、歯垢も溜まりやすいという短所もあります。アルカリ性唾液が付いた食器をそのまま放置すると、食器の表面もアルカリ性となり、細菌が繁殖してバイオフィルムを形成します。バイオフィルムは非常に強く結合して頑固に付着しています。で、いくら洗ってもなかなかヌルヌルを落とすことができなくなります。

 犬の食器のヌルヌルを綺麗に洗うにはバイオフィルムを破壊しなければなりません。その方法として、@洗う前に乾いたタオルで拭く、Aメラミンスポンジ・アクリルたわしなどを使うなどがあります。@もAもバイオフィルムを物理的に破壊する方法です。力もいりますし、食器に傷がつくのか難点です。バイオフィルムがアルカリ性であることに着目すると、酸を使って中和するのが良さそうです。実際、酸を使えば簡単に落とすことができます。お勧めなのがクエン酸です。クエン酸添加の台所洗剤も市販されていますが、もしクエン酸そのものが入手できれば、薄い溶液を作っておけば便利です。酢を薄めて使っても良いようです。

 我が家では霧吹きにクエン酸溶液(濃度は適当。かなり薄目でも効果あり)を入れておき、ヌルヌルが気になったら吹きかけて洗っています。一発で魔法のようにヌルヌルが消えます。ただ、霧吹きを使う場合、息を止めて吹きかけなければなりません、そのまま吸い込むとかなりむせますので。

 我が家で一番ヌルヌルになったのはくうやの食器でした。サブの食器も相当なもので第二位です。レオ、メグの食器のヌルヌル度合いはごく軽いものでした。どうも唾液の粘度に比例しているようにも思えます。冬場はさほどではありませんが、夏場になると菌の繁殖も旺盛になり、瞬く間にバイオフィルムが形成されます。清潔を保つために適度な頻度でバイオフィルム除去しましょう。

2018年01月09日 (火) 08時59分

[1853] 投稿者:JC - わがままな犬の行動 RES


 今年も残りわずかになりました。忘年会や大掃除などでお忙しいことと思います。我が家では年末作業(大掃除・年賀状作り・クリスマスメール)がすべて完了し、あとはお正月を待つだけで余裕綽々です。

 「わがままな犬の行動」に関する記事を読みました。まるでサブのことが書いてあるように思いました。「先代たちと比較するとやんちゃだよな」とは思っていましたが、これだけぴったりと当てはまるとイヤになります。

@ 叱ると反抗的な態度をとる
 「叱ると飼主さんに向かって反抗的な態度をとるという行動は、わがままになってしまっている証拠です」。サブは「ダメ!」と声をかけるとやっている悪さを止めますが、「なんだよ、せっかく楽しんでるのに」と不満顔で唸ったりふてくされたりします。

A 散歩時に飼主について行かない
 「最初のうちに躾ているか否かも関わってきますが、飼主さんと散歩をする際に、飼主さんについてくのではなく、自分がリードしようとしている場合には、わがままになりかけている可能性があります。飼主さんを上位の者と見なしているならば、しっかり飼主さんの後や横をついて歩きます。しかし、わがままになっている犬は『自分がリードをするんだ』と飼主さんがリーダーではなく、自分がリーダーだと思い込んでいることが多いため、散歩中でも飼主さんの言うことを聞こうとしません。」
 これは耳が痛いご指摘です。前回研修会後に「あと」のコマンドに反応するようになりましたが(ただし耳だけ反応)、基本的には引っ張ります。魅惑的な匂いを感じたりすると飼主の都合を無視して強く引っ張ります。引っ張り防止の“ゼントルリード”なるものも使っていますが、「そんなものなんのその」です。ただ、散歩の後半は興奮もおさまり、ウンチもしてすっきりしたのか、のんびりと歩いてくれます。「最初からそうやりなさいよ」と毎日言い聞かせています。
 
B 飼主の物を自分の物のように離さない
 「通常、犬用のおもちゃを用意しているため、それで遊ぶ子は多いのですが、稀に飼主さんの物を盗ってしまい、それを自分の物のように扱う子がいます。飼主さんがそれを見て、取り返した後、素直に引き渡していれば問題はありませんが、唸ったり、前足で押さえつけて「絶対に渡さないぞ」いう意思を見せたりするのであれば注意が必要です。」
 サブは飼主の服類、毛布などに執着を示します。特に「散歩に行くか」と声をかけてリードを取りに行っているときが危険です。戻ると何かしら口にくわえています。サブと追っかけっこになります。取り上げると素直に引き渡してくれますのでまだマシかもしれません。

C ドッグフードを食べない
 「普段からドッグフード以外にもおやつを多く与えてしまっている場合には、『これを食べなくてもおやつがもらえる』と思っており、わがままにもドッグフードを食べないという悪賢い知恵をつけてしまっている可能性があります。これがエスカレートすると、『食べなければおやつがもらえる』という思考になってしまい、まったく食べなくなってしまう恐れもありますので、おやつは適量を意識してあげるようにしましょう。」
 それほど食欲旺盛ではないサブですが、ドッグフードを食べないことはありません。しかし、“呼び水”が必要です。サブの好きなものをトッピングしてあげないとなかなか食べ始めません。なお、間食は与えないことを原則にしています。

 犬がわがままになるのは飼主さんの接し方に尽きます。甘やかしてばかりだと犬が「自分の方が上位」と勘違いします。毅然とした接し方でないと「こいつは頼れない」と犬が思ってしまいます。・・と理屈ではわかっているのですが、なかなか実践できていない飼主です。サブも4歳になりますし、「信頼関係をもう少し構築するかな」が来年の目標です。

2017年12月24日 (日) 09時43分

[1852] 投稿者:JC - 大型犬あるある(後編) RES


 オートバイ(自動二輪車)売却のあぶく銭でロードバイク(チャリンコ)のフレームを交換しました。「チャリンコに乗れるのはあと10年くらいか・・とすればそろそろ買い替え時期」と考えていたところに降ってわいたようなあぶく銭です。これを活用しない手はありません。予算の都合でギア・ホイールなどは現有部品を利用しましたが、あぶく銭をすべて使い切って二代目ロードバイクを手に入れました。ま、“宵越しの金は持たない”という刹那的な信念を貫いたことになります。

 「フレーム交換で何か変わるの?」との皮肉っぽいご質問がカミさんからありました。快適に走行でき、疲れも少なく、老骨ライダーとしてはそれだけで助かっているのです。ただ、フレームがプロ仕様でもスピードアップができていません。カミさんとのラブラブチャリでぶっちぎりの走りを見せつけ、フレーム交換の効用を証明したいところですが・・。

 さて、「大型犬あるある」の後編です。

C 意外と臆病(?)
 「大きな体なのにビビりなんですよ」という話をよく聞きます。小型犬に会ってドギマギして立ち尽くす優しい大型犬もいます。「そうだな、意外と臆病かもな」とも思いますが、実は「大きな犬はおっとりしていて何事にも動じない」という先入観あるいは期待感が飼主にあるのかも知れません。犬らしく驚いたり怖がったりしているだけなのに体が大きいので目立ってしまうような気もします。

 我が家では交通事故に遭ったくうやはトラックが近づくと隠れようとしました。変わった物をみると怖がったものです。BBQをやっているそばを通って突然の笑い声に驚いて逃げ惑ったのはサブです。それがトラウマとなりBBQの匂いを感じると今でも走って逃げようとします。飼主は引っ張られて大変です。さて、これらが「臆病」に起因するものか、ごく正常な回避行動なのかが判別できません。

 ということで「大型犬は意外と臆病」が本当に正しい分析かどうかは私にはわかりません。

D 抱き心地がもう最高、そしてなんだか人間臭い
 大型犬を抱くとほんと気持ちがいいものです。小型犬は赤ちゃんを抱っこしているような感覚ですが、大型犬だと恋人をぐっと抱きしめたような何とも言えない心地良い感覚に陥ります、たとえ同姓の犬でも。「ハグ論争」で書きましたが、飼犬ならともかく他犬をむやみにハグするのは気を付けないといけません。さらにしつこくやってはいけません。サブなんてあまりしつこいと怒ります。

 大型犬はなんだか勝手気ままですが、随所に人間臭さを醸し出してくれます。飼主が体調不良の時はそっと寄り添ってくれます。我が家ではメグ・くうやがそうでした。サブもこのところ寄り添いができるようになり株が上がっています。喧嘩の仲裁もやってくれます。ただし、あまり激しくなるとトコトコと逃げ出し、ほとぼりが冷めた頃に「もう終わった?」と顔を出します。大型犬はその存在感が魅力ですが、やることなすことに人間臭さを感じます。飼主冥利に尽きます。

2017年11月14日 (火) 08時15分

[1851] 投稿者:JC - 大型犬あるある RES


 オートバイを手放し、約50年のバイク人生を閉幕することを決断しました。カミさんが「バイクに乗る日はちょっと心配だったわ。これでやっと安心できる」と言っています。大型バイクを操るのは体力的に厳しくなったし、かと言って小中型バイクに乗る気はしないし・・ま、これもカミさん孝行、そして終活の一環と思っています。

 ここ二三日はエアコンのお世話になっていますが、ずいぶん涼しくなりました。朝夕なんて肌寒く感じるくらいです。暑がりサブにはありがたい季節でそれこそ絶好調で過ごしています。さて、今日は「大型犬あるある」を紹介します。我が家のマラミュート軍団に当てはめながら「そうそう」と思いつつ読んだ記事です。なお、前後編に分けて投稿します。まずは前編です。

@ ヨダレの量がハンパない
 小中型犬でも美味しいものを前にするとヨダレを垂らしますが、大型犬ではその量がハンパではありません。マズルが細長い大型犬種はそうでもないようですが、口元にたるみがある犬種では並ではありません。カミさんの友人が飼っていたピレネーなんてブルブルの度に壁にヨダレがべっとりだったそうです。

 我が家のマラミュート軍団はどうでしょう。おやつを待っているときのヨダレは相当なものですが、まあ許せる程度です。ただ、水を飲んですぐにウロウロするのは止めてほしいと思っています。サブは部屋中を水びだしにします。それを拭いて回るのは私の役目です。そうそうヨダレの粘度も問題ですね。我が家ではくうやのヨダレが最も粘度が高かったように記憶しています。「くうやの舐めたスプーンは使う気がしない」と言いながら自分のスプーンでアイスクリームを舐めさせていました。

A なにかと費用が高い
 日々の生活費(もちろん愛犬の生活費)もそうですが、「高いな〜」と痛感するのがフィラリア・ノミ・ダニ薬を一括購入した時です。サブの体重が60kgを超え、今年から投与量が多くなりました。きいタンも体重増加で用量が増えました。当然代金も高くなります。健康診断・ワクチン・薬代で支払った金額にちょっと驚きました。ワクチンは小型犬でも大型犬でも1用量接種で変わらないのに、薬類は体重に比例して用量が増えます。大型犬を飼うにはそれなりの経済力が必要なようです。年金生活の身ですが、人間の生活費を切り詰めてでも犬たちには健康で文化的(?)な生活をさせたいものです。

B 破壊力がハンパない
 サブで4代目ですのでちょっとやそっとの破壊行動では驚きません。メグとくうやには目立った破壊行動はありませんでした。レオは寂しくなると壁に穴をあけるという悪癖がありました。壁の修理業者が「こんなのは初めてです」と言いながら証拠写真を撮っていました。サブはカウチソファーの脚を壊しました。これは意図的な破壊行動ではなく、単に奴が飛び乗ることにソファーの脚が耐え切れなかっただけです。結局、ソファーは買い替えました。また、その重量のためか、フローリングがあちこち剥げています。これも意図的ではなく仕方のないことです。カミさんが「フローリングの張替えが必要かな」と言っていますが、「いや、カーペットで隠せば大丈夫だよ」と高額リフォームだけはなんとか回避しています。

(来月に続く)

2017年10月09日 (月) 09時27分

[1850] 投稿者:JC - 信頼される飼主の条件 RES


 今夏の高校野球のキャッチフレーズは秀逸でした。「じぶん史上、最高の夏」。20数年前から公募されたキャッチフレーズが使われているそうです。これまでの作品をすべて見ましたが、個人的には今夏の作品が最も好きです。

 さて、我が家には「JC家マラミュート史上、最高のやんちゃ犬」がいます。言わずと知れたサブです。3歳を過ぎて落ち着いてきたとは言え、飼主の言うことをあまり聞きません。言われていることは理解できているようです。しかし、自身の利にならないことは完全に無視します。さらに怒りっぽく、「嫌なことをされたら脅しも辞さず」です。カミさんが「今までこんな犬はいなかった」と言っています。メグ、レオ、くうやに見られた従順さは持ち合わせていません。その上、最重量で力も強く、やんちゃぶりが並ではありません。なお、きいタンのお転婆ぶりもJC家コーギー史上最高です。「一番悪いのは実はきいの方かも」がカミさん評です。

 我がしつけ不足はさておき、「信頼が深まると好転するさ」と楽観視しています。で、「信頼される飼主の条件」という記事を紹介します。愛犬から信頼される立派な飼主になることはそう簡単ではありませんが・・。

【信頼される飼主の条件】
@ 穏やかで物静かでおおらかな人
 細かいことはあまり気にせず、少々のことでは慌てないことが肝要です。例えば散歩中に他犬のウンチを嗅ごうとしている愛犬に「あっ、ダメよ〜、汚いよ〜」より、「あら誰のだろうね、嗅いでみな、何か新しい情報があるかもよ」くらいのおおらかさが犬には心地良いものです。

A 凛とし毅然とした態度の人
 愛犬が悪さをしたとき、「こら〜、なにしてんの、ダメでしょ!」と注意するより「ノー!」と毅然とした一言、褒めるときも「あら〜、お利口さんね〜、きちんとできたのね」と言うより、「よしっ!」の一言です。散歩中も飼主が背筋を伸ばして颯爽と歩くと愛犬もピシッと歩きます。

B ポジティブでブレない一貫性を持つ人
 自身がポジティブで愛犬にも前向きなチャレンジをさせ、「良いものは良い! 悪いものは悪い!」と一貫性を持ってブレない人です。同じ行為に対して、昨日は叱ったけど、今日は何も言わなかったりすると愛犬が困惑します。日常生活の上でしっかりとした恒常的なルール作りが大切です。

2017年09月14日 (木) 09時07分

[1849] 投稿者:JC - 待合室のロウソク RES


 西日本は夏空で暑いようですが、関東地方は8月に入って曇り・雨ばかりです。“もどり梅雨”が続いているとは思えませんし、かと言って“秋雨”には早すぎるし・・う〜ん、なんともはや。7月上中旬はカンカン照りで水不足を心配しましたが、今度は日照不足による農作物への影響が気にかかります。楽しみにしている新米の作柄はどうでしょう? この天気ではチャリ遊びもままなりません。「来週から夏空が戻って来る」との予報を信じるのみです。

 さて、今日は動物病院の待合室に関する話題です。皆さんの愛犬は待合室で静かに待つことができますか? 

 我が家御用達の動物病院の待合室はとても静かです。なんだか上品そうな飼主さんばかりですし、待っている犬・猫達の行儀もとても良いように思います。上品さに欠ける飼主(=私)ですが、きいタンは静かに待てます。しかし、サブはそうはいきません。「あっ、猫ちゃんだ!」「おや、子犬がいるな、かわいいな」と大騒ぎです。サブが介在すると問題が複雑化しますので、順番が来るまで外で待機させています。ただ、玄関から出て来る他犬にちょっかいを出したり、窓から待合室をのぞき込んで他の飼主さんを驚かせたりしています。順番が来ると足早に待合室を横切って診察室に連れ込みます。帰るときも同様で足早に外に連れ出し、カミさんの支払いが終わるまで外で待機です。

 欧米の待合室にはロウソクが置いてあり、そのロウソクに火が灯っていたら「ペットとお別れしている飼主さんがおられますのでお静かに」のサインだそうです。それを見た人は敬意を払って静寂な環境を提供できるように注意します。日本の動物病院にこんなルールはないようですが、とても上手な方法だと感心しています。サブにロウソクルールを仕込み、自宅でも「ロウソクに火を灯すと静かにする」を実践させましょうかね・・まず無理ですね。

2017年08月17日 (木) 09時04分

[1848] 投稿者:JC - 寝顔もかわいいHappy dog RES


 どうも梅雨が明けたようです。今年の梅雨は東西で大きく違い、東日本はカラ梅雨模様、西日本は大雨でした。大雨被害に遭われた方々の復興を祈っています。

 このところ熱帯夜が続きエアコンがフル稼働です。そのおかげでサブは朝寝・昼寝、そして夜も快眠です。ときどき足をバタつかせたり、奇妙な声をあげたりしています。さて、どんな夢を見ているのやら・・。

 ある心理学者が「犬も人間同様に日々の体験などの夢を見ている可能性がある。彼らが飼主の顔や匂い、嬉しかった出来事やそうでなかったことを夢見ているということが推測される」とコメントし、さらに「自分のペットや子どもに良い夢を見させてあげる方法は、日中に楽しく幸せな体験を沢山させ、安心してリラックスできる環境で十分に睡眠をとらせることである!」とアドバイスしています。

 「そうか、日中に楽しい経験をさせてあげることが重要なのね」と思ってみたものの、この暑さでは散歩も短めですし、遊ぶ元気もないようです。それでも寝顔がかわいいHappy dogでいてほしく、寝ているときはなるべく邪魔をしないよう静かにしています。

 私たちの夢にも犬が出てくることがあります。蛇足ですが、その夢占いを少しだけ紹介します。ご興味のある方はネット検索してみてください。なお、例示したのは私が見がちな夢です。

 犬が出てくる夢には5つの意味があるそうです。
@ 身近な人がどういう状況にあるかを教えてくれます。
 大型犬の夢:大型犬は父親をあらわしています。大型犬が何をしたかによって、あなたと父親との関係がみえてきます。
A 犬は男性の象徴です。男性にどう思われているかがわかります。
 犬が舐めてくる夢:あなたに好意をもっている男性がそばにいることを暗示しています。恋愛のチャンスです。ただ、犬に舐められて不快な思いをした場合、あなたは好意を抱いている男性に不快感を持っています。
B あなた自身の成長や期待をあらわしています。
 犬と散歩する夢:好意を持っている異性と仲良くなりたいと願っていますが、あなたが強引にリードを引っ張っているようであれば、あなたは恋人を支配したいと思っています。リードを強く引きすぎると犬は嫌がります。相手の意見も聞きましょう。
C 自分や身近な人に不調があることを教えてくれる場合もあります。
 犬が病気になる夢:身近な人が病気だったり傷ついたりしているのかもしれません。周囲を注意深くみて適切に対応しましょう。
D 飼犬の夢は日常の延長、あまり気にしなくても大丈夫です。
 飼犬が出てくる夢:何かを暗示するというよりその犬自身をあらわしています。日常の風景が夢に出てくるのと同様です。それだけ飼犬は身近な存在と言えます。仲良く遊んでいる夢なら全く心配はいりません。ただ、飼犬に噛まれたり追いかけられたりする夢は要注意です。飼犬もしくは身近な人が不満を持っていることをあらわしています。

 私の夢に出てくるのは新旧の飼犬ばかりです。比較的楽しそうにしていますので心配はないのでしょう。

2017年07月15日 (土) 09時02分

[1846] 投稿者:JC - 動物介在教育(後編) RES


 狂犬病ワクチン接種で動物病院へ行きました。久しぶりに院長先生が聴診をしてくれました。サブには「健康そのものですね」、一方きいタンには「太りすぎで心臓・呼吸器系に負担がかかっています。そうですね、2か月で3キロほどダイエットさせてください」。

 きいタンの体型は、渡辺直美級ほどではありませんが、柳原可奈子級のおデブです。「それなりにかわいいから現状維持にしようか」と思っていた矢先のダイエット勧告です。さらにカミさんがその勧告に従順ですのでダイエット作戦をやらざるを得ません。でも3キロなんて・・人間でも1キロ瘦せるのに四苦八苦しているのに。で、「おやつ禁止、茹で野菜で嵩を増やす」作戦でダイエット開始です。

 きいタンは茹で野菜トッピングに困惑していましたが、初日・二日目はなんとか食べてくれました。ところが三日目夜になってまったく食べません。どうも抗議のハンストのようです。ただ、空腹に耐え切れなかったようで翌朝には完食でした。ところで「きいタンだけおやつ禁止はかわいそうよね。あなた達も付き合いなさい」との至上命令・・サブと私にはとんだとばっちりです。

 さて、動物介在教育の後編です。教室にペットを迎えることは難しいかもしれませんが、ペットを飼うことで家庭でも介在教育が可能です。今日はそんな話題です。

 人間同士は言葉でコミュニケーションをとることができます。一方、ペットとの触れ合いは「非言語コミュニケーション」で成り立ちます。つまり言葉なしで相手の表情・動作などから気持ちを察しなければなりません。そのためには想像力や思いやりなどの感性が必要です。ペットとの暮らしはこの感性を育みます。豊かな感性は生きていく上で大きな武器になります。

 「人間でも言葉によるコミュニケーションは10%未満」との報告があります。不本意ながら大人の世界には“本音と建て前”があり、結局は表情・声のトーン・動作などで相手の気持ちを理解しなければなりません。これにも感性が必要です。ペットとの暮らしで育まれた感性が人との関係に生かされます。それが複雑怪奇な人間社会を上手に泳ぎ切るコツになるのかもしれません。ただ、あるがままに発信でき、あるがままを受け入れることが理想だとは思うのですが・・。

 様々な理由により子育て世代がペットを飼うことに躊躇してしまうのが日本の現状かもしれません。ペット飼育可能なアパート、しつけ教室、ペットホテル、散歩代行などの周辺環境がさらに整い、子育て世代が無理なくペットを飼え、子供が豊かな感性を持ってくれることを願っています。

2017年06月14日 (水) 09時07分

[1847] 投稿者:AMCJ前田 - Black Ribbon RES


6月だというのに昼間も涼しくて、こちら小淵沢の森は半袖ではまだとても過ごせません。農家のかたには申し訳ないけれど、犬たちのことを思うと夏がこの調子で過ぎて行ってくれればいいなぁ、なんて思うこの頃です。

度々のブラックリボンで恐縮ですが、我が家のジンゴーが亡くなったことをお知らせします。
2002年にザベリワンが八ヶ岳に移住して、最初の繁殖で生まれた犬でした。ドッグショーに、山歩きに、そしてあの犬と、この犬と、度々ジンゴーが一緒の思い出がたくさんです。
ジンゴーには生まれた時からおかしなエピソードが幾多もあります。お母さん「テン」が妊娠中の時には超音波診断で「残念ながら今回は妊娠していません」と病院で言われ、私の頭からはすっかり交配したことも消えてしまっていました。やがてだんだん丸くなって来たテンを見ながら「なにやら最近太って来たなー、こりゃダイエットさせねば」とせっせと運動させ、低カロリーの食餌を作って与えていたところ、まさかの野外ハプニング出産となったのでした。慌てて玄関に入れ、タイルの靴の上に生まれ落ちたジンゴー。
この森に住み始めて間もない頃には、まだ幼いジンゴーと最初の夫となるアラディンが2頭連れ立って勝手に遠出したことがありましたっけ。いつか書きましたよね、このエピソード!
あの時は必死で捜したなぁ〜。1時間余りで2頭揃ってルンルンで家に戻って来たのですが、その間どこに行っていたのだろう?と度々話題になりました。ヒントはアラディンが大事そうにくわえて帰って来たおみやげのレモン石鹸。こんなものを一体どこから?近所の別荘にでも侵入したんだろうか?キャンプ場?それとも…
答えがわかったのは、3か月近く経ってからでした。なんと3km近くも離れた子どもが通う学校へ訪問していたのです。そして校庭のプールに置いてあったレモン石鹸を見つけ、喜んでいそいそと持ち帰って来たのでした。校舎の3階の教室の窓から授業中にぼんやり外を見ていた我が家の子どもが、プールの周りを2頭で歩いている犬たちを眺めて「うちの犬みたいな野良犬もいるんだなぁ」なんてノドカに思ったそうです。(なんですぐに言わないんかい!!)
水が嫌いで、一緒に育ったスナジーが水が大好きで川や池にすぐに飛び込むのに比べると、雨が降っても出るのを嫌がり水たまりは上手に避けて歩いていたジンゴー。
日本で最大のドッグショー、アジアインターでは2005年ベストオブブリードもいただきました。(ドッグショー出陳は一体何年ご無沙汰していることでしょう。出せる犬は今も多数いるにも関わらずマラミュートが殆どいない日本のショーに出したい気持ちが湧いて来ません…)

そうそう、肥満細胞腫(悪性です)にも乳癌にも罹って手術しましたっけ。肥満細胞腫の時は「長くてあと半年かも」なんて言われたのに、あの手この手でガンをやっつけてあれから10年ケロリと生きました。
手術と言えば、ブロート(急性胃拡張胃捻転症))の予防手術も元気な内に受けさせました。

年老いても毎日朝晩いそいそと森を歩き、食欲も衰えず、どこまで長生きできるかなと思っていましたが、弱り始めて一週間の安らかな大往生でした。
亡くなりはしたものの、今回はあまり悲しくありません。むしろ長い時を一緒に生きてきた人生の伴侶に、しみじみした情のような想いが湧いてきます。

ジンゴーを知っている皆さんや、全国のジンゴーの子孫と暮らす皆さんと、この気持ちを共有できれば嬉しいです。

2017年06月16日 (金) 03時33分

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