いわゆるバブル景気の頃、某消費者金融会社で新型の ATMを導入することになり、ホストマシンとの接続 部分のソフトウェアをうちの会社で担当することに なりました。接続テストの当日、プロトコルアナライザー と呼ばれる機械(通信されるデータを画面で見ながら 分析するものです)を持って先方にお邪魔しました。
営業時間前から各々の開発会社の担当者たちが集合。 従来機は営業と同時に始動しますので、まず数百万円 単位の現金が用意されてATM本体の裏に補充されます。 午前中はそれほど来客数もなくて、「いらっしゃいませ」 の機械音声が聞こえるのも「まばら」といったところ。 その横にある新型機は休止状態です。メーカーの方が テスト用のカードを使用して、「出金」と「入金」の 確認作業をやり、修正などを加えながら上りと下りの データは問題なく通信できるところまでいきました。 午後からは「新規」(ご本人の確認や限度額の設定が 入るやつですね)のテストをやろうということで、 先方の社長さんたちとぞろぞろランチに行きました。
戻ってくると、店舗の前には長蛇の列!! 従来機ではさばき切れないほどのお客様が並んでいたの です。急遽、従来機には現金が補充され、新型機にも 満杯になるくらい補充されて、「新規」以外のお客様を 承ることになりました。「おいおい...(汗)」。 店舗の方もフロアに出てお客様の誘導係。「新規」以外の 方はこちらへ〜と言っているのに、初めての方がやっぱり いらっしゃるんですよね(笑)。新型機も何回かコケ ましたけど、ナントか閉店までたどりつきました。
私は某銀行で振込みを行っている最中にATMがいきなり コケたことがあります。あれはアセりますよね〜! 内線で係の方に来てもらって事無きを得ましたが、 背中に冷たいものが走るのがよく分かりましたっけ。 現金を投入したあとだから、その分不安もつのりますね。
結局、その日の午後に各ATMに補充された現金の合計は ナント数千万円単位だったそうな(驚)。壁の向こうでも 大混乱だったけど、こちら側でも社長さんが現金を抱えて 補充に追われてました。もうスッゴイ状態。同僚と私は それを横目に「すっげぇ〜、また補充だよ!」。出金 ばかりで、ほとんど入金がないんだから当然だけどね。 みんなで何回ぐらい生唾を飲み込んだのかは、不明です。 ご利用は計画的に!幸い私はお借りしたことありません。
2001年10月15日 (月) 15時55分
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[19] 投稿者:MI - まちぼうけ
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MIは、消費者金融じゃないけど、郵便局のATMが一個しかないのにこわれていて、しかも局員さんがひとりしかいなく、その間に質問のながーいお客さんがその局員さんひとりじめしていて、出金したい人たちのながーい列にまざっていたことがあります。別にMIはいそいでいなかったけど、冬の外の寒いなかつながれていてまちぼうけくらったリュウはつらかったかも??ま、いつも外にいるからそんなことないか。
2001年10月19日 (金) 21時32分
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