MAKAHIKA
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堕ちるほどなら意を知ること暮れるほどなら地に膝付く蒼きに広げしその胸に歌うは 時を 実りの香りを慈しむのは筋違い堕ちるほどに世界はぼやけるされど暮れし紅き日を眼(まなこ)に焼付け地にふせば影のさやきが時をうつ振るえし波紋が世界をうがつ