[1145]モネ
八代亜紀「舟唄」、堺正章「街の灯り」、都はるみ「みれん節」…。数々の名曲を生み出してきた作詞・阿久悠(67)、作曲・浜圭介(58)の“黄金コンビ”の曲で本格デビューしたフィリピン人女性歌手が注目されている。「猫のファド〜あしたも生きるあさっても〜」(徳間ジャパン)を歌うリンダ・コラソン(37)。
カラオケ通には聞き覚えのある名前だろう。1989年に来日し、日本人と結婚したが、「98年に日本テレビ系情報番組『ルックルックこんにちは』のコーナー『女ののどじまん』に出演し、番組始まって以来の高得点で全国のカラオケファンに知られた」(カラオケ誌編集者)からだ。
このほか全国歌の甲子園、日本アマチュア歌謡祭でグランプリをとるなど活躍。99年には別のレコード会社からシングルも出したが、「才能を評価されながら、当時売り出し中の若手演歌歌手のデビューと重なり」(関係者)移籍。昨年は全国12カ所でライブを行い、どこも満員だった。
そんなリンダが出演していたカラオケ大会を見た浜氏が「この作品のせつないメロディーを表現できるのは彼女しかいない!」と企画し、昨年11月にCDをリリース。リンダも15歳を頭に3人の子供を住まいのある広島に置き、単身上京。「両先生の曲。命をかけて歌っていきます」と活動を本格化させている。
「八代亜紀のように情念を揺らす歌声で、最近では珍しく、人を泣かすことができる歌手」と浜氏。昨年の韓流に続き、“比流”となるか。 (夕刊フジ)
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2005年01月18日 (火) 01時22分
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