てなわけで、福岡まで倉橋先生のライブに行ってきました。
今回は色紙にサインを頂くべく、色紙を入れる小ぶりなデイバッグとマジックを用意して気合い入れまくりで行きました。しかし凄い雨。ホテルに着いてさあ行こうと思いきや、ほとんど滝のような雨が降りだした。
なんとかライブ会場に着くと、もう一度デイバッグの中の色紙を確認…あれ?色紙の端っこが?…えー!!何と雨に濡れたデイバッグで色紙の端がボロボロになっている!急いで代わりの色紙を買いにデパートに行くが売ってない…そして時間がない…泣く泣くそのまま会場に入った…
今回のライブは新しく発売されたアルバムの帯を持っていくと特製グッズが貰えることになっていた。バッグの中のCDを取りだし帯を…あれ?帯が?…ジャケットに癒着している!!…濡れて癒着した帯をビリッとはがした…
会場はこないだ行ったWEATHER KINGぐらい小さかった。ワンドリンク付きだったので、なんとなくモスコミュールを頼む。ちょっとだけ飲むとライブが始まった。倉橋先生の歌は狂気と悲しみが入り混じっていて、なんともいえないマイナスパワーが聞く者を圧倒する。あっという間の一時間半が過ぎた。残ったモスコミュールを一気に飲み干すと、ロビーに出た。
ロビーにはグッズが売られていて、先生もそこにいた。普通なら色紙を出そうかどうしようか悩みまくるとこだが、モスコミュールは早く回った。なんの躊躇なくバッグからボロ色紙を出すと、サインをお願いした。雨に濡れてしまったんですけど…と言うと、
「あら〜」
と言い、濡れてないとこにスラスラっとサインしてくれた。が、さらに何か描き始めた。モスコでまどろむ目で見ていると、泣いている女の子の顔が出来上がった。
「?」
「雨でなく、泣いて濡れたということで。」
「…」
次の瞬間、思わず爆笑してしまった。なんと先生は機転を利かせて濡れたとこに女の子の涙を降らせたのだ!わしは先生にお礼を言うと、足早に外に出た。なんか…すげー、すげー感動してしまった!!やったねわし!
などと感慨にふけりまくっていると、ホテルに帰る道をド忘れ。博多の街を一時間さ迷った…とさ。