[147] ある元受験生の回想録 |
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はじめまして、虹蘭さん。私もその昔受験生でした。
私もこの時期本当に辛かったです。授業の他に早朝補習、放課後の補習、宿題、翌日の予習・・・。さらに、休日は模擬試験。 与えられる課題の量は私の許容範囲を超えていました。そのうち、宿題の提出は遅れ、予習も部分的にしかやれなくなりました。学校では予習をしていないことを必死にごまかしていました。家では勉強しているふりをして、その実パソコンゲームに逃避していました。
あるとき、学校で予習していないことを隠すのも限界にきた私は、無断で学校をサボりました。家を出た後、学校に行かずに図書館で一日を過ごすということを2,3日しました(学校をサボったのはこのときが初めてでした)。罪悪感はありましたが、許容量を超えた課題を押し付けられることに、もう耐えられなかったんですね。それに、こんな状態で努力しても、課題を消化して自分のものにできるとはとても思えませんでした。 図書館では周りの目を気にせず、自分のペースで勉強し、疲れたらコーヒータイムにしました。 このときの私は、合格できるどうかは2の次でした。無理やり多くのものを食べようとしても、消化不良を起こすだけで、少しも身にならない。少しずつでも、きちんと噛み砕いて食べた方が、結果的に多くが身になる。私なりにそう考えての行動だったように思えます。
2,3日後学校に戻った私は、サボって図書館に行ったことを担任の先生に告げました。当然のことながら怒られました。そして一言、「もう知らん!」と言われました。 この見捨てられ発言はショックでしたが、もうこれでまわりの要求には応えなくてもよいと、少し気分が楽になったことも事実です。以前よりも少し落ち着いて勉強できるようになりました。
今考えてみると、私の場合、受験するだけでも大変なのに、まわりの期待や要求に合わせようとして、自分をすり減らしてしまっていたと思います。そして、その結果、勉強そのものも手につかなくなっていたように思えます。
あまり参考にはならなかったかな? とにかく自分を追い詰めないようにしてください。 それと、健康にはくれぐれも気をつけてくださいませ。 それでは。
( 2004年01月09日 (金) 02時08分 )
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