たった今マリーベルを読み終わりました。今夜は感動で眠れません(笑)
私は「ロミオとジュリエット」を喜劇でやってた当時の人々と一緒でハッピーエンドが好きなのですが、
レアンドルを見て「やっぱりあの話は悲劇のほうがいいんだな」と思いました。
マリーベルを読んで「ハッピーエンドでもバッドエンドでもないのかな・・・」なんて初めて思いました。
いろんな命の上で成り立ってるものの結末を、決まりきった簡単な言葉では表せないような気がしました。なんだか現実的です。
私がきみ子先生の作品で好きなところは、主人公の適でさえ素敵なところです。大嫌いだったフィリップまで、今ではかっこいい気がします(笑)
ダイナミックなダイイングメッセージ!!っく〜やるなあフィリップ!
ただやっぱり死んでしまうのは残念で・・・・沢山の死に涙が出ました。
一番悲しかったのはフランソワ・・・。熱中して読んでるうちにフッと死んでしまって、へっ!?ってなりました。
あ〜大好きなフワフワヘアーが・・・・って。おのれフィリップ!!
ジュリアンとマリーベルが魅かれたり離れたりしていた時は
「ああっマリーベルは贅沢だ〜!!こんなに愛されて!」
なんて思いました。(それだけ彼女が素敵なんですけどね)
ジュリアンの死に心苦しさを覚える私は、まだまだお子ちゃまなのでしょうか・・・。
彼の死は、彼の本望だったとしても、やっぱり苦しいです。
沢山のギロチンに叫びだしそうになりましたが、この作品に出会った私の中で、皆さんちゃんと生きてます。
一度出会ったら、絶対消えません。
マリーベルを読むことができて幸せに感じます!!
嬉しい感情も悲しい感情も・・・いろんな気持ちが残る、すばらしい作品でした。
私は今高校生ですが「精一杯生きる大切さ」に今頃気づかされたようです。
・・・う。まだなんだか切ないので・・・今からロリィの青春を読もうかな。漫画読んでばっかりだな(笑)