10本撮ったら監督としては終わり、とその10本目はデビュー映画「最後の戦い」と偶然にも同じモノクロ。
モノクロのパリも美しかった。
余計なものを剥ぎ落としたようなシンプルなストーリーが象徴するように、映像も色を出さずに狙ったのでしょうか。
予告のエンヤの歌声がとても印象的で「観ておくか」という気にさせられました。
とはいえリュック・ベッソン作品は当たり外れあれども大好き。
監督作品としては「グラン・ブルー/グレート・ブルー」「二キータ」「レオン」が個人的にはベスト映画。
<原題>「ANGEL−A」
<公開時コピー>「泣き虫で凶暴 出逢うはずはなかった 君は天使」
主演は「アメリ」(食料品店の心の優しい店員役リュシアン)のジャメル・ドゥブーズさん。
コメディアン役者で、彼がいつも右手をポケットに入れているのは、8歳の時鉄道事故で右手を失ったのが原因のよう(HPより)。
左手のみで川からあがるのが大変そうに見えたっけ。
そしてヒロインの、モデルであり女優でもある「ファム・ファタール」のリー・ラスムッセンさん。
また短編映画監督でもあり、リュック・ベッソン監督との出会いもそれが最初だったようです。
この凸凹コンビが本当の自分の姿に気付き、それまでの自分から自由になる姿が描かれてゆきます。
・エンヤ 「アマランタイン」 から1曲目“Less than a pearl”
・5月17日(水)発売 山崎まさよし 「アンジェラ(初回限定盤・紙ジャケット仕様)」
<あらすじ> パリに暮らすアンドレはギャング絡みの借金が原因で48時間後には殺されてしまう運命に陥ってしまう。
絶望してアレクサンドル三世橋からセーヌ河を見下ろすアンドレ。
何も思い残すことはないと覚悟を決めた矢先、隣に現われた美女が「あなたと同じことをする」と告げると、突然川に飛び込んでしまう。
死なせたくない。とっさにそう思ったアンドレは、彼女を追って川に飛び込むのだが。。。
ジャメル・ドゥブーズ Jamel Debbouze ・・・アンドレ
リー・ラスムッセン Rie Rasmussen ・・・・・アンジェラ
ジルベール・メルキ Gilbert Melki
セルジュ・リアブキン Serge Riaboukine
□HP http://angel-a.jp/
(↓注 以下ネタバレあり)☆☆☆★★
予備知識がなかったので、アンジェラはヒロインの名前だというのはさすがにわかりましたが、
タイトルが「ANGEL−A」バーンと出て、天使か〜!と。
アンドレのもう一つの自分なのかと予想していました(苦笑)
ベッドの上でセクシーにせまるアンジェラに「セックスはしたくない。愛し合いたいんだ。」と言うアンドレ。
いいシーンでした。 アンジェラ、左○首半分見えてて気になって仕方なかったけどw
鏡越しのシーンも良かった。
ジャメル・ドゥブーズさんのつぶらな瞳が、一見ブ男に感じてしまうのを愛嬌ある男性に見せていると思います。
オドオドした感を見て彼は「邦画にしたら伊藤(淳史)くんがいいよ〜」と言っていました。アンジェラは伊藤美咲で?フフフ
2006年5月14日(日)MOVIX三郷