キャラ祭り全開、豪華キャストの舞台を映画館で楽しめるような手軽さ、当たらないわけがない!
「The wowchoten Hotel」 ←「ざ、うぉう!(ちょっと驚き気味で)ちょうてんほてる」と読むらしい。by試写会での三谷談
<公開時コピー>「最悪の大晦日に起こった、最高の奇跡。」
「ラヂオの時間」(’97)「みんなのいえ」(’01)の三谷幸喜監督。
大晦日のホテルを舞台に、従業員と宿泊客それぞれが織りなす多彩なエピソードを、いわゆる<グランド・ホテル形式>で淀みなく綴ってゆく。
形式の原点ともいう「グランド・ホテル」(’32)が「グランド・ホテル 特別版(2006.02.03)」となって格安で発売されるのも影響があるのかな。
フレッド・アステアの「スウィング・タイム(有頂天時代)」(’36)もいいかも。
<あらすじ> 都内の高級ホテル“ホテルアバンティ”。
新年のカウントダウンパーティーまであと2時間あまり。
その成否はホテルの威信に関わり、これを無事終えることが副支配人の新堂平吉に課せられた責務。
ところが、そんな新堂をあざ笑うかのように、思いも掛けないトラブルが次々と発生する。
刻一刻と新年のカウントダウンが迫る中、従業員と“訳あり”宿泊たちを襲う数々のハプニング。
はたして彼らは無事に新年を迎えることができるのか?
役所広司 ・・・・・・・・・副支配人(宿泊部長)・新堂平吉
松たか子 ・・・・・・・・・客室係・竹本ハナ
佐藤浩市 ・・・・・・・・・国会議員・武藤田勝利
香取慎吾 ・・・・・・・・・ベルボーイ・只野憲二
篠原涼子 ・・・・・・・・・コールガール・ヨーコ
戸田恵子 ・・・・・・・・・アシスタントマネージャー・矢部登紀子
生瀬勝久 ・・・・・・・・・副支配人(料飲部長)・瀬尾高志
麻生久美子 ・・・・・・・憲二の幼馴染・小原なおみ
YOU ・・・・・・・・・・・・シンガー・桜チェリー
オダギリジョー ・・・・・筆耕係・右近
角野卓造 ・・・・・・・・・堀田 衛
寺島進 ・・・・・・・・・・・スパニッシュマジシャン・ホセ河内
浅野和之 ・・・・・・・・・武藤田の秘書・神保 保
近藤芳正 ・・・・・・・・・板東の息子・板東直正
川平慈英 ・・・・・・・・・ウェイター・丹下
堀内敬子 ・・・・・・・・・客室係・野間睦子
梶原善 ・・・・・・・・・・・徳川の付き人・尾藤
石井正則 ・・・・・・・・・ホテル探偵・蔵人
榎木兵衛 ・・・・・・・・・腹話術師・坂田万之丞
奈良崎まどか ・・・・・・ホセのアシスタント・ボニータ
原田美枝子 ・・・・・・・堀田由美
唐沢寿明 ・・・・・・・・・芸能プロ社長・赤丸寿一
津川雅彦 ・・・・・・・・・会社社長・板東健治
伊東四朗 ・・・・・・・・・総支配人
西田敏行 ・・・・・・・・・大物演歌歌手・徳川膳武
□HP http://www.uchoten.com/
・日スポ「三谷氏爆笑あいさつ、主役は監督だった。。。」
・サンスポ「「超大ヒットで有頂天!」三谷幸喜監督ら爆笑舞台あいさつ」
・ZAKZAK「肩こらぬ面白さに納得。。。「THE有頂天ホテル」」
(↓ 注:以下ネタばれ)☆☆☆☆★
ちょっとした事件があれよあれよと沸いてきて、登場人物たちやそれぞれのストーリーを自然に結び付けていく上手さ。
(オダギリジョーのおでことか)誰がどうだったとかは言い表せきれないのでネタばれのしようもないか、見た方が早いんだもの。フフフ
三谷オースキャストと思いながらも、西村雅彦さんの姿がないのはちょっと寂しかったです。
YOUさんはわざと下手っぽく歌っているのかな?
ワンシーンワンカットの長回しが三谷映画の特徴でもあって、舞台のように良く魅せられたし少々目が疲れることもあったり。
136分、それでもいっぱいいっぱい凝縮した形がああなので息つく暇もないような感じでした。
大規模なホテルのセットがまたリアルで素晴らしい。
観ているこっちも楽しかったけれど、演じている方はもっと楽しそうというのが伝わってきそうでした。
公開初日に行って劇場中一番大きい500人ちょっと入るホールでしたが、観客のリアクションも良かったです。
笑う角には福来る、新年のカウントダウンまでのストーリーですが、新年にこそ相応しい映画だったのですね。
2006年1月14日(土)MOVIX三郷