◎2016/10/21:鳥取県中部:M6.6 震度6弱:その18:モニタリング
10/22に報告しましたが、
島根県東部と岡山県倉敷市で、大気中ラドン濃度の異常がありました。
岡山倉敷観測点では、10/21鳥取県中部地震以降の最高濃度は、10/30の28ベクレルでした。
その後、11/7には、9ベクレルまで濃度低下し、静穏です。
一方、島根県東部観測点では、10/24:101ベクレルをピークに、
最近値11/7でも、80ベクレルの高濃度を維持しています。
一方、昨晩報告したように、熊本県北部観測点では、収束しています。
三か所のラドン濃度の最近の変動を考えますと、
その17のモニタリングで報告した、
喫緊の地震は、九州熊本福岡周辺(豊後水道、伊予灘周辺含む)で、
その地震発生後、島根県東部観測点のラドン濃度静穏化後に、
再度、山陰で、大きな地震が発生すると、推察されます。
当面は、九州熊本福岡周辺(豊後水道、伊予灘周辺含む)です。
震源位置ですが、
九州大学地震火山観測研究センターの九州の地震活動→こちら
http://www.sevo.kyushu-u.ac.jp/~hypo/hypomap/index.html最近1週間を見ますと、福岡県で、微小地震が増えています。
どこが震源になるかまだ分かりません。
また、報告します。
◎本サイト観測者仲間の観測観察:11/07
○静岡県浜松市 :大気中ラドン濃度
6時 24
23時 29 (本地点最高値)
○愛知県東部
・方位磁石
朝/夜:1度東偏角
・クリップ落下装置(通常4連)
南東側 (10/30~)-1〈9日目〉
北西側 (10/7~)-1〈22日目〉→(16:50)-2→直ぐに-1
☆2013/10月25日から、クリップ落下装置の観測を始めて以来
初めて、クリップの2個落下を観測しました。
直ぐに1個は付きましたが、、
当地において、一時的にではありますが磁力が弱まったようです。
★★
静岡県浜松市のラドン、11/7過去最高値を更新。
29ベクレルは、本観測点の+4σ以上となり、明らかな異常値です。
本観測点に近い遠州灘は、東南海地震の想定震源域の一つです。
しかし、
1、まだ、本観測点の東隣、静岡市観測点で、ラドン濃度異常はまだ、観測されていないこと。
2、異常濃度期間が、まだ、1日のみで、最低でも、30日異常継続しないと、想定されるような東南海地震前兆とはならない。
それに合わせたように、近隣の愛知県東部観測点で、磁力の低下が観察された。