◎2016/10/21:鳥取県中部:M6.6 震度6弱:その2
昨晩の今後の注意点の補足です。
「「島根県東部と岡山県倉敷市で、大気中ラドン濃度の異常があった。
岡山倉敷のラドン濃度異常は、10/14には、完全に収束している。
ところが、島根県東部のラドン濃度異常は、10/20:81ベクレルでまだ、非常に高い。
このことは、上記のように、山陰の地震は移動して発生しているため、
今後、地震空白域でひずみがたまっている島根県東部又は鳥取県大山付近で、再度震災クラスの地震が予想されます。
どうぞ、これら地域の皆様は、揺れに対する再度防災の点検をお勧めします。」」
上記、島根県東部と岡山県倉敷市の大気中ラドン濃度の変動を図2016102201に示した。
http://www.tochiginokenkyusha.com/ikase8/sanin2016610radon.jpg岡山倉敷では、9/25-10/2まで、187-219ベクレルというウルトラ濃度異常を示しています。
10/9には、17ベクレルに急低下。
その後も、漸減し、10/17には、8ベクレルの最低濃度
10/21の震災は、最低濃度10/17の4日後だった。
一方、島根県東部では、岡山倉敷の最低濃度8ベクレルより、60ベクレル以上高い濃度域で、
まだ、山陰には、別の震源が残っていることを示している。
気象庁提供の2015/10/1-2016/10/20の鳥取島根のM1以上、深さ20km未満の地震活動を
図2016102202の右図に示した。
http://www.tochiginokenkyusha.com/ikase8/saninsmalleq.jpg西田良平(2007)による1943-1997年の山陰の地震活動の移動図:左図と比べてみた。
最近1年間の微小地震の発生が多い順に並べると、
○鳥取県中部
○島根県東部
○鳥取県大山
となる。
鳥取県中部以外にも、島根県東部、鳥取県大山付近が、次の大きな震源となる可能性も示しています。
以上、昨日報告のデータによる補足でした。
●観測者仲間の観測観察:10/21
○熊本県南部球磨地方
鈴落下中。
宮崎の友人から連絡あり。
ここ最近、空が賑やかなようです。昨日は、延岡上空でハッキリとした波状雲が空一面に出ていたらしいです。
○大分県南部沿岸部
もぐりんは着底したまま南南東に3~4mm動いていました。
★★
宮崎や大分の報告から、日向灘方面の大きな地震を懸念します。