◎房総沖巨大地震モニタリング:前回モニタリング:前回は、9/6、9/20、10/11実施
前回のモニタリングで、次のようにまとめた。
「「伊豆小笠原諸島の指標としている観測が、8/29-10/10まで、3年間の観測では初めて、大きな変動が観測され、43日間、継続中。
9/19午後には、さらにウルトラ変動となり、その状態で、現在まで継続中。」」
東日本大震災、数カ月前と同じ状況が発生したので報告します。
まず、図2016101301を見てください。
http://www.tochiginokenkyusha.com/ikase8/daishinsaimae.jpg下段の図は、
東北地方太平洋沖地震の震央;三陸沖に近い、福島市(福島医科大学)の大気中ラドン濃度観測及び
北海道大学森谷武男博士が北海道のえりも観測点で観測した地震エコー観測を示しています。
どちらも、2010年6月~2010年12月初旬まで、凡そ6カ月間、異常値を観測しています。
上段の図は、2010/10/1から観測開始した、愛知県西部のレモン愛知さんの大気中ラドン濃度観測です。
2010年10月中旬から、大きく上昇をはじめ、2010/11/15に91ベクレルの最高値を観測。
2010/12/17までは、50ベクレル以上の高い濃度を継続して観測した。
その後、急落し、その後、僅かにリバウンドして、3か月後に、大震災を迎えます。
急落した時期やその後の静穏化は、上記の
福島市(福島医科大学)の大気中ラドン濃度観測
北海道のえりも観測点の地震エコー観測
凡そ一致しています。
さて、最近の愛知県西部のレモン愛知さんの大気中ラドン濃度観測→こちら
http://bbs3.sekkaku.net/bbs/upfile/ikaseinoti--1476449765-800-435-216.jpg9月下旬から急上昇し、10/14夜には、84ベクレルまで上昇。
84ベクレルは、本観測点の+9σ以上となるウルトラ異常値で、
上記の東日本大震災前の異常値:91ベクレルに近づいてきた。
さらに、濃度上昇時期が、上記の伊豆小笠原諸島の指標のウルトラ異常開始時期と一致しています。
今回のレモン愛知さんの大気中ラドン濃度異変は、予想する巨大地震の前兆をとらえていると推察する。
今後、モニタリングにレモン愛知さんの大気中ラドン濃度変動を加えます。
さて、
最近報告する
「「千葉東方沖から房総沖方面のM6ーM7の地震
千葉:茨城南部方面は、震度5弱程度、都心は震度3-4程度の地震に注意。::
10/26までに発生すると予想する(10/13報告の本サイト千葉県香取市観測点の電磁波ノイズ観測結果と過去事例の分析による)」」
9/22より観測開始した本サイト東京葛飾観測点:大気中ラドン濃度観測。
10/13より大きく濃度が上昇。
本サイト東京新宿観測点も、10/12より大きく濃度上昇。
どちらの観測点も低層階の観測で、マンション高層階の観測ではありません。
都心まで、地震の前兆が及んでいることを考えると、
上記都心の震度予想を、震度3-4から一段階上げて、震度4-5弱とします。
新妻地質学研究所の最新月報
月刊地震予報84)朝鮮半島の地震・房総三重会合点と鳥島沖の地震・2016年10月の月刊地震予報
3.房総三重会合点と鳥島沖の地震
房総沖三重会合点の今回の群発地震
2004/2005年の地震と、
その三か月後:2005/4/11:千葉県北東部地震M6.1:震度5強
その六か月後:2005/7/23:千葉県北西部地震M6.0:震度5強
この過去例に基づけば、
関東で、M6以上の地震が想定され、厳重警戒が必要。
上記の私どもの予想と一致しています。
また、新妻先生は、
房総沖三重会合点の今回の群発地震。
「「房総三重会合点と鳥島沖の地震活動には密接な関係がある(図193)」」
と解析され、
私どもの震源の予想:
候補1:須美寿島から鳥島東方沖の伊豆小笠原海溝一帯:予想規模M8.5
http://www.tochiginokenkyusha.com/ikase8/candidate1.jpg関連するかもしれません。
本日朝は、
さらに、北海道と九州に大きな動きがあるが、報告しきれませんでした。
夕方、臨時、報告します。