●富山県東部の地震活動
○概要
平成28年8月終わり頃から発生している富山県東部の地震活動について:
地震解説資料第3号:平成 28 年 9 月 23 日 :富山地方気象台→こちら
http://www.jma-net.go.jp/toyama/jishin/kaisetsu-1.pdf(引用開始)
平成28年8月終わり頃から富山県東部(黒部湖の北側付近)で発生している地震活動は、
9月23日現在、これまでと同様、マグニチュード2程度の地震が発生するなど活発な状態が続いています。
震源は浅く、近くでは人が感じる程度の揺れとなっている可能性があります。引き続き地震活動に注意が必要です。
(中略)
なお、活発な地震活動の領域から南西約10kmにある、弥陀ヶ原の火山活動には特段の変化はなく、直接の関係はありません。
(引用終了)
★★
立山周辺の地震活動です。
今回の震源にちかい活火山の弥陀ヶ原(みだがはら)。
広義の火山性地震が活発化したのが、1990年です。
2 月18 日~3 月上旬。南南東約10 ㎞で地震群発、最大M4.9。
10 月29 日~11 月4 日 同じ場所で地震群発、最大M2.6。
東日本大震災後の2011年10-12月。一時的に地震が増加したが、1990年ほどではなかった。
この特異的な1990年
1990/2/20:伊豆大島近海津波:M6.5:横浜、東京震度4:
1990/9/24:東海道はるか沖津波:M6.6:三宅島震度3
羽鳥徳太郎(1991)、伊豆諸島周辺における津波の規模
--1990年2月20日大島近海津波・1990年9月24日東海道はるか沖津波--、地震第2号第44巻(1991)297-303頁
この文献にあるように、伊豆小笠原島弧で、津波を伴った地震は珍しい。
それも、同じ年に、2回発生。発生時期も、弥陀ヶ原火山性地震発生時期と同じです。
今回の2016年、富山県東部(立山周辺)地震。
9月中旬から活発化している房総半島沖三重会合点の群発地震発生時期と時期を同じにしています。
思えば、2011年の東日本大震災。
2011/2/27、岐阜県飛騨地方で、24回の有感地震。
有感地震の群発地震は、散発的にほぼ1年間続いた。
飛騨山脈の飛騨地方や立山黒部方面の火山性地震と津波を伴うような本州周辺の大きな地震。
時期を一緒にしている場合があります。
今回の2016年、富山県東部(立山周辺)地震。
過去、非常に地震活動が活発化した1990年の1例しかないが、
伊豆小笠原海溝&この海溝の北端:三重会合点付近の地震活動と関連性が疑われます。
●観測者仲間の観測、観察:9/25
○青森県八戸市
クリップ2連、水位正常
ドアベル磁力低下
鈴落下装置変化無し
○東京葛飾
磁力は全体的に低下しました。
南側の磁力が一番低下しています。
○愛知県東部
・方位磁石
朝/夜:3度東偏角
・鈴落下装置
南東側 落下なし
南西側 2013/5.27~落下 1216日目
北西側 落下なし
☆南西側の鈴が落下して3年以上経ちます。
毎日鈴を磁石に近づけて様子をみていますが、
今だに磁力は感じられません。
☆窓のレースカーテンを開け閉めして気付いたのですが、
1週間程前から家全体のカーテンのマグネットランナーの磁力が
落ちているように感じます。
○宮崎県中部内陸部
・1鈴落下中、4鈴更に磁力低下(指で糸に軽く触っただけで落下する)
★★
青森八戸、東京葛飾、愛知県東部、九州宮崎
磁力が落ちています。
特に、地震発生が迫ると推察する青森八戸と九州が注目されます。