●巨大地震の発生リスク 満潮時に高まる 過去20年間の大地震を分析 東大 ハザードラボ;2016年09月13日 12時16分 (引用開始) 2011年の東日本大震災をはじめ、インドネシア・スマトラ島沖地震など、過去20年間に起きた巨大地震を調べた結果、 潮の満ち引きが大きくなる大潮の前後に地震の発生リスクが高まることを東京大学の研究グループが発見した。
英科学誌『ネイチャー・ジオサイエンス』に13日に掲載された論文によると、 東大の井出哲教授らのグループは、過去20年間に起きたマグニチュード(M)5.5以上の巨大地震の2週間前の潮の満ち引きの大きさと、地震の振幅(中央値と最大値との差)を分析。
その結果、小さな地震でははっきりした相関関係は見られなかったが、 2004年12月にインドネシア・スマトラ島沖で起きたM9.1の地震は大潮の日に発生していたほか、 2010年2月のチリ・マウレ地震(M8.8)や東日本大震災(M9.0)を含むいくつかの地震は、干潮時と満潮時の差が大きい時期に起きていたことを突き止めた。
太陽や月の重力が、地球上の断層をすべりへと押しやる可能性は従来も指摘されていたが、潮の満ち引きが地震の引き金になることについては、確証が得られていなかった。 井出教授らは、潮位の変化によって海底を押す圧力が大きく変わると、プレートの沈み込み地帯の断層の動きに影響を及ぼす可能性があると指摘している。
巨大地震がどのように始まって、進化するかに関するメカニズムは、現時点では正確に解明されていないが、 今回の研究は、地震が多発する地域で、潮の満ち引きを知ることは、地震が発生するリスクをあらかじめ知るうえで役立つものと期待されている。 (引用終了)
★★ 以前から、言われてきたことですが、『ネイチャー・ジオサイエンス』に論文として、掲載されたことにより、 大潮(満月や新月)の前後に、最後の一押しとして、潮の満ち引きが地震のトリガーになることが、
証明されたことになる。
●房総沖巨大地震モニタリング9/6追記3 読者の方から、「危険度判定を表記して下さい」とのリクエストでした。
地震発生危険度判定は、 赤▲:「巨大地震発生が迫っています」 M8クラスの地震の場合には、 前兆期間が、1-3か月であるため、本年10月から12月の間に、巨大地震は発生すると予想する。
M9クラスのスーパー巨大地震である場合には、さらに前兆期間が長く、 来年1-2月頃と予想する。
赤▲であるので、
赤●:巨大地震がもういつ発生してもおかしくないの判定 まだまだ先のようです。
●観測者仲間の観測、観察:9/14
○青森県八戸市 クリップ2連、水位低め ドアベル磁力回復傾向
○茨城県南部 22時:電磁波計振り切れ
○埼玉県春日部市 13日の越谷震源の地震で磁石が戻らなかったので報告します。 西玄関の磁石、8日お昼、東に5度偏角に気づく、現在も偏角中。
○九州熊本県北部
熊本阿蘇方面の大気中ラドン濃度が 朝75 → 夕方32 42の急落のようです。
★★ 青森八戸の前兆は未だ収束せず。
茨城県南部の電磁波計振り切りは、9/13&9/14:2日連続 埼玉県春日部市 の磁力低下も報告された。
九州阿蘇のラドン急落ですが、 九州福岡市観測の、VLF帯ノイズレベルが、最近非常に高いので、心配しています。
未だ、別府島原地溝帯方面は、地震に注意。
もし、大きい地震であるならば、熊本地震発生時と同じように、 南西諸島~台湾方向で、まず、大きな地震が発生すると思われます。
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