●韓国南部 M5以上の地震2回 「観測史上、最大規模」 1、NHK NewsWeb :9月12日 21時51分 (引用開始) 韓国南部で12日夜、マグチュード5以上の地震が2回相次ぎ、韓国の気象庁は午後9時すぎから記者会見を開き、 1978年に韓国で観測を始めて以来、もっとも大きな規模だったと発表しました。
これまでに2人がけがをしたということで、警察や消防が被害の確認を進めています。
韓国の気象庁によりますと、日本時間の12日午後7時44分ごろ、 韓国南部キョンサン(慶尚)北道のキョンジュ(慶州)付近を震源とする地震がありました。 地震の規模を示すマグニチュードは5.1と推定されています。
また、およそ50分後の午後8時32分ごろ、同じキョンサン北道のキョンジュ付近で、 再び地震がありました。韓国の気象庁によりますと、マグニチュードは5.8と推定されています。
韓国の気象庁は午後9時すぎから記者会見を開き、 2回目の地震について、1978年に観測を始めて以来、 韓国で起きた地震としてはもっとも大きな規模だったと明らかにしました。
また、この地震でこれまでに2人がけがをしたということです。 一方、現地の消防や警察によりますと、住民からの問い合わせが相次いでいるほか、 周辺で携帯電話が通じなくなっているということです。 また、プサンの日本総領事館は現地の消防などに問い合わせて、 日本人に被害が出ていないかどうか確認を急いでいるということです。
震度5強から6弱程度の揺れか
12日夜、朝鮮半島南部を震源とするマグニチュード5クラスの地震が続いたことについて、
東京大学地震研究所の平田直教授は 「午後8時半すぎに起きたマグニチュード5クラスの地震では、 震源の近くでは日本の震度に換算すると5強から6弱程度の揺れとなった可能性があり、被害が出ていてもおかしくない。 日本と比べると韓国では地震は少ないが、歴史をさかのぼれば被害が出た地震が起きている。
朝鮮半島南部では、ことし7月にもマグニチュード4.9の地震が起きていて、 地震活動はやや活発な状態になっていると考えられる」と話しています。 (引用終了)
2、USGSデータベース地震抽出 1955年以降、M5以上、深さ100km未満の条件で、朝鮮半島から西日本の範囲内で、地震を抽出した。
韓国では、極めて、地震は少ないが、今回の震源付近では、近郊の沖合を含めて、 M5以上の地震が、最近61年間に、9回発生しています。 かなり、少ない頻度です。
過去の9回は、近郊の沖合の地震で、今回のような、内陸のM5以上の地震は初めてです。
今回のように、短期間の間に、連続したM5以上の地震が発生した過去例は、2回あります。
○1963/9/6:M5.8:韓国東方沖:日本海 1963/9/7:M5.8:韓国東方沖:日本海
凡そ一か月前後、 1963/8/17:薩摩半島東方沖:M6.4 1963/10/3:宮崎日向灘:M6.2
○1981/4/15:M5.0:韓国東方沖:日本海 1981/4/15:M5.3:韓国東方沖:日本海
凡そ一か月前後、 1981/3/18:薩摩半島東方沖:M5.0 1981/3/19:薩摩半島東方沖:M5.0
韓国で、最近61年間に、9回発生した、M5以上の地震をすべて見てみますと、 その前後に、西日本で、地震活動が活発です。
最後の韓国のM5以上の地震 2004/5/29:M5.3:韓国東方沖:日本海
凡そ三か月前後、 2004/9/5:紀伊半島南東沖双子の地震:M7.1&M7.4:津波を観測
以上、まとめますと、 韓国(東方沖含む)で、M5以上の地震が発生すると、その前後、日本でも、地震活動は活発化している。 今回も、熊本地震で、九州の地震活動は、活発です。
2004年の例もあるように、今後も、西日本の地震活動には注意です。
最近報告しているように、 本サイト宮崎県中部内陸部観測点や島根県東部観測点で、大気中ラドン濃度が異常値です。
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