◎本サイト空の掲示板
No.36142 3月24日愛知西部の観測と衛星画像NASA&高知大学
No.36138 2015/3/24衛星画像
レモンさん、黄昏さんともに、
[鳥島近海を中心に、日向灘-四国沖-紀伊半島はるか沖-鳥島近海の大気重力波]
指摘された。
日曜日のモニタリングでも述べましたが、
日本の南海上で、大気重力波が広がったのは、
2/24 九州南部沖から八丈島遙か南部の太平洋側に広範囲に大気重力波に続き、
3/5:四国沖-紀伊半島はるか沖-鳥島近海-八丈島東方沖の広範囲な大気重力波
3/6:四国沖-八丈島東方沖の断続的な大気重力波に続き、
3/13:紀伊半島南方はるか沖-鳥島近海-八丈島東方沖の大気重力波が発生。
今回で、5回目です。
5回も続きますと、これまでの経験から言いますと、本州の陸域で、地殻変動が観測されるようになります。
探してみますと、
地震に関連する地下水観測データベースwellweb
四国から伊豆半島までの広域で、多数の観測井戸があります。
地下水位の実測値をBAYTAP補正をした、補正地下水位で見ますと、
広域で、3/19または3/20から、地下水位の僅かな上昇がみられます。
BAYTAP補正地下水位の変化がみられる観測点は、
東から順に
長野県王滝村、愛知県豊橋2、和歌山県串本町、和歌山県今出市、和歌山県田辺市、
高知県須崎市、高知県高知市、高知県室戸岬、愛媛県松山市、
近畿圏の内陸部の滋賀県大津市、奈良県五條市、大阪府大阪市、兵庫県宝塚市などでは、
上記の観測点に比べると、地下水位の変化は少なかった。
四国、紀伊半島、長野県で、BAYTAP補正地下水位の変化は、大きなものではありませんが、
このような広範囲に、変動が現れていて、
四国沖-紀伊半島はるか沖-鳥島近海の大気重力波の発生に呼応して、ことが特徴です。
東日本大震災でも、地震発生の3か月前から、宮城県や岩手県で地下水位の変化がみられました。
毎日新聞:2015/3/19
地震:地下水水位や温度で予測 東日本大震災でも兆候か
→こちら
http://mainichi.jp/select/news/20150319k0000e040139000c.html東京学芸大の織原義明専門研究員(地球物理学)の調査報告です。
日本では
南海地震(M8.1、46年)の発生する1週間前から前日までに
紀伊半島と四国地方で水位が低下したり、濁ったりしたとの報告が17件寄せられた。
明治三陸地震(1896年、M8.5)と昭和三陸地震(1933年、M8.1)では
多くの井戸水が濁ったという報告が多数寄せられていた。
織原さんらは、東日本大震災(M9.0、2011年)でも何らかの異変があったのではないかと考え、
東北地方の太平洋沿岸で井戸を所有する寺社や温泉施設などを訪ねた
その結果、
○宮城県仙台市
2011年1月から水位が約60cm低下
○宮城県多賀城市
2010年12月から水位が約1m低下
○五葉温泉 (岩手県大船渡市)
源泉井戸(深さ約2㎞)で2010年12月から発生直前まで水位が最大16m、水温が1~2℃低下
○正源寺 (岩手県大船渡市)
地震発生の約1カ月前から水がくみ上げられなくなった。
今後、四国沖-紀伊半島はるか沖-鳥島近海の広域の大気重力波と
対応する四国、紀伊半島、長野県のBAYTAP補正地下水位のわずかな変化が
今後、どのように変動するか注目されます。
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